腕時計ブランドTUDORの価値は?ロレックスとの違いや魅力を解説

腕時計 TUDOR チューダー

近年腕時計ブランドとして頭角を表しつつあるTUDOR(チューダー・チュードル)は、投資先としても人気を集めているブランドです。

元々はロレックスのディフュージョンブランドであり、ロレックスと似たモデルを数多く販売してきましたが、近年は独立した一つのブランドという見方をされることも増えてきました。

この記事ではTUDORの投資先としての魅力やロレックスとの違い、おすすめのモデルなどを解説します。

目次

腕時計TUDORの魅力

チューダーはロレックスのディフュージョンブランドとして一般庶民に向けて発足したブランドです。そのためロレックスとデザイン性やパーツなどを共有しつつも手頃な価格で入手できるという特徴があります。

以下ではTUDORの魅力について解説します。

ロレックスのディフュージョンブランドとして誕生

「ディフュージョンブランド」とは元々のブランドの価値や特徴、クオリティなどを保ちつつ価格を抑えた上で流通させるブランドのことを指します。低価格で広く流通させることで元となるブランドの認知度を高める役目をになっています。

所得が低い傾向にある若者がターゲットになることも珍しくない一方で、チュードルも30〜40代をターゲットとするメンズファッション誌で取り扱われることが多いです。

「いつかはロレックスを」

という人から人気を集めています。

価格を抑えつつも元々のブランドのイメージを維持しているTUDORは、「ロレックスが買えない人向けのロレックスに似たブランド」というよりも所有者に段階的にロレックスに移行してもらうという役割を担っているブランドです。

現在のロレックスの高級ブランドとしての地位は一般庶民の間でTUDORが普及したことによって築かれたと言っても過言ではありません。

「イカ針」などブランド独自の遊び心がある

ロレックスと似たモデルが多いチュードルですが、近年はブランド独自のデザイン性を誇るものも少なくありません。

その中でも最大のチュードルならではの特徴は針のデザインにあります。

正式名称は「スノーフレーク」ですがその形が魚介類のイカに見えることから日本では「イカ針」と呼ばれることもあり、親しまれているデザインです。

カラーリングに特徴のあるものも多く、ストラップのバリエーションも豊富であるため、段階的にロレックスに移行することを目指している人だけでなく手頃な価格で腕時計を楽しみたい人からも注目されているブランドです。

今後もディフュージョンブランドの地位にとどまることなく一つのブランドとしての道を開拓していくのではないかと考えられます。

それに伴い将来価値をあげる可能性を秘めているブランドとして現在注目されています。

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TUDORのロゴの由来

イギリスの一般庶民に親しまれるブランドになることを目指して生み出されたTUDORは、誰もが知っている名前であるイギリス王家の一つ「チューダー家」をブランド名に採用しました。

ブランド発足当初はチューダー家の家紋をアレンジしてデザインされたバラのロゴがダイヤルに描かれており、このバラのロゴは「チューダー・ローズ」として長く親しまれました。

さらに「チューダー・ローズ」には大きいものと小さいものの2種類があり、日本では「デカバラ」「チビバラ」などと呼ばれることもあります。内輪部などに多少のデザインの違いがありながらも、どちらも5枚の花びらを持つバラです。

しかしこのバラのロゴは繊細な仕上げを要するものであり、コストがかかるものだったことから、1970年代以降はより低コストで製造できる現在の盾のロゴへと移行しました。

従って現在はバラのロゴが描かれたTUDORのモデルは製造されていません。「チューダー・ローズ」が描かれたTUDORはアンティーク時計として非常に高い任意を誇っています。

一方盾のロゴに移行したころからTUDORはさらにロレックスのディフュージョンブランドとしての存在感を強めていきます。見た目がそっくりなモデルも数多く製造される一方で、TUDORらしさを構築しながら現代にいたります。

ロレックスとの違い

チューダーはディフュージョンブランドらしくロレックスと似たモデルも数多く存在する一方で独自のデザイン性を誇るブランドでもあります。

以下ではチューダーとロレックスとの違いについて解説します。

ロレックスについて詳しくはこちらをチェック

TUDORの価格がリーズナブルな理由

大半のパーツをロレックスと共有し、デザインが似ているものも多いにもかかわらず低価格で流通できるのは、TUDORを構成する素材やムーブメントが異なるためです。

比較的低価格で流通している素材を使用し、さらにムーブメントもさまざまなブランドで使用されている汎用性のものを搭載することでロレックスのブランドアイデンティティーを意識した低価格な腕時計の製造・販売を実現しています。

素材

チュードルは医療器具やアクセサリーなどに使用されることの多い316L系のステンレススチールが素材として使用されています。

316L系のステンレススチールは金属アレルギーが少なく、熱や腐食に強い上に変色しにくく錆びにくいという特徴がある金属です。こうした特徴から「サージカル(医療用)ステンレス」と呼ばれることもあります。

ジュエリー業界でもハイグレードステンレスとして使用されることは多いものの、人工的に作られた合金であり、貴金属には分類されません。

一方でロレックスにはオイスタースチールと呼ばれる素材が使用されています。オイスタースチールはロレックス独自の素材であり、904L系のステンレススチールに分類されます。

904L系のステンレススチールは非常に高い耐久性・耐蝕性を誇っている金属です。その耐久性・耐蝕性から「スーパーステンレススティール」と呼ばれることもあり、航空宇宙などハイテク産業で使用される素材と同等と言われています。

ムーブメント

2015年に「MT5601」のムーブメントを独自開発するまでのチュードルの腕時計には、独自のムーブメントではなくすでにさまざまなブランドで使用されているものが搭載されていました。こうすることでコストを削減していたのです。

しかしこの汎用性ムーブメントはオメガなどの高級ブランドでも使用されているものでもあるため、非常に高い性能をもっています。従ってチュードルはコスト削減を理由に性能性の低いものを使用することなく、あえて高い評価を受けたものを使用してきたブランドとも言えます。

また、2015年に独自開発された「MT5601」もまた高い精度を誇るムーブメントです。低価格でありながら精度の高いムーブメントが搭載されているため、チュードルは単なる安い時計ではないと断言できます。

一方ロレックスはチュードルよりもさらに高い精度を誇るムーブメントが搭載されています。ほとんどのパーツにロジウムメッキが施されているためサビや腐食による精度の低下も心配ありません。

時計の精度に大きな影響を与えるヒゲゼンマイの素材もチュードルと異なります。チュードルはヒゲゼンマイにシリコンを使用していますが、ロレックスのヒゲゼンマイはパラクロム製です。

シリコン製のヒゲゼンマイでも高い精度を実現することは可能ですが、やはりパラクロム製のものには劣ります。

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おすすめのTUDOR3選

元々はロレックスのディフュージョンブランドであったTUDORですが、現在は独自の道を開拓しているブランドでもあります。

今後知名度やステータス感を上昇させる可能性があるため、TUDORは投資先としての注目度も高いです。

以下では投資先としても注目度の高いTUDORを3つ紹介します。

チューダー ブラックベイ GMT 79830RB

ロレックスのGMTマスターII 126710BLROをイメージさせる腕時計として、ブラックベイ GMT 79830RBはTUDORの中でも特に高い人気を誇るモデルです。

ロレックスのGMTマスターII 126710BLROのカラーリングを保ちつつもTUDORならではの針であるイカ針がTUDORらしさを演出しています。

ブレスレットはステンレスブレスレット、革ベルト、ファブリックベルトの3種類から選べるモデルであり、特にステンレスブレスレットの人気が高いです。

ヘリテージブラックベイ ブロンズ M79250BA-0001

ヘリテージブラックベイ ブロンズ M79250BA-0001は、素材にブロンズ(銅)を使用しているのが特徴のモデルです。

ブロンズは時間の経過と共に色味を変え、独特な風合いを持つ素材である反面、腐食に弱いという性質があるため、腕時計の素材として使われることはこれまでほとんどありませんでした。

TUDORのヘリテージブラックベイ ブロンズは素材にブロンズが使われた珍しい腕時計ということになります。ブランド独自の製法によって腐食に強いブロンズが使用されているため、時間の流れによる色の変化を楽しみながら長く使える一本です。

ぺラゴス M25600TN-0001

ぺラゴス M25600TN-0001は黒の文字盤と白い逆回転防止ベゼル・文字盤のインデックスや針などのコントラストが特徴的なモデルです。デザイン性だけでなく暗い海中で正確に潜水時間を測る必要があるダイバーにとっては実用性の高い腕時計であるため、ダイバーからも愛用されています。

多くのダイバーズウォッチの逆回転防止ベゼルはゼロの部分だけが光る仕様になっている中で、このぺラゴス M25600TN-0001は逆回転防止ベゼルが触れた全ての数字やインデックスが光るようにできています。

さらに秒針も光るなど、暗い海中での見やすさを重視した腕時計です。

腕時計投資でTUDORがおすすめな理由

現在注目を集めつつある時計ブランドである

ブランド発足当初はロレックスのディフュージョンブランドであり、

「ロレックスが買えない人のための腕時計」

「ロレックスのそっくりさん」

などのイメージもあったチュードルですが、現在は単なる廉価版ブランドではなく一つの独立したブランドとして成長しつつあるブランドです。

近年は日本に正規店が出展されるなど、現在日本国内だけでなく世界中から注目を集めています。

知名度・人気度の急激な上昇に伴いステータス感も高めつつあるブランドであることから、今後チュードルは価値を高めるのではないかと期待している投資家は少なくありません。

お手頃価格で入手できる

人気度を高めつつあるとは言っても、チュードルは少なくとも現在はお手頃価格で購入できるブランドです。お手頃価格で腕時計投資を始めたいという人に向いているブランドと言えます。

また、ロレックスのディフュージョンブランドであることからチュードルの価格はロレックスの価格の影響を受ける傾向もあります。他のブランドに比べて分かりやすい価格の指標があるブランドであるため、腕時計投資初心者にもおすすめです。

過去のロレックスの価格についてはこちらをチェック

最新モデルを購入する際の注意点

チュードルは最新モデルの購入が比較的簡単なブランドです。非常に高い人気を誇るモデルであれば入荷を待つ必要がある場合もありますが、だいたいのモデルは買えなくなるということはありません。

最新モデルの発売直後は中古市場での価格が一時的に高騰することもありますが、時間の経過と共に次第に落ち着きます。

発売からある程度時間が経ったとしても品薄になることもなければ中古市場で定価以上の価格がつくこともすくないため、腕時計投資先としてチュードルの最新モデルを選ぶ場合は発売からある程度時間が経ってから購入するようにしましょう。

TUDORを着用した芸能人

現在チューダーはさまざまな分野で活躍している著名人たちからも愛用されているブランドです。

例えば嵐の櫻井翔や、おしゃれな芸人として有名なケンドーコバヤシなどもチューダーを着用しているのを目撃されています。

また、サッカー選手として有名なデビット・ベッカムは元々はロレックスを好んでいることで知られていましたが、2017年にチューダーのアンバサダーに就任して以来チューダーを愛用しています。

まとめ:TUDORは腕時計投資でも活躍するブランド

お手頃価格でありながらもロレックスの高級感とブランド独自の色を楽しめるTUDORは、今後知名度を上昇させると共にステータス感も上がる可能性のあるブランドです。

投資先としても注目度の高い腕時計ブランドと言えます。これから腕時計投資を始めたい、お手頃価格で腕時計投資を楽しみたいという人はぜひ一度TUDORもチェックしてみてください。

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