「ロレックスの王道モデル」とうたわれるデイトジャストは、安定的に価値を上昇させる可能性が高いモデルとして投資家の間で人気があります。
価格が乱高下する銘柄ではないものの、一定期間所有することでキャピタルゲインを狙いやすい腕時計です。
この記事ではロレックスの中でも安定的な価格上昇が期待できるモデルとして注目を集めているデイトジャストの特徴や、おすすめの理由などを解説します。
ロレックス王道モデル「デイトジャスト」
ロレックスのデイトジャストはブランドを象徴するデザインのモデルです。こうしたデザイン的な特徴からデイトジャストは「ロレックスの王道モデル」とも言われています。
時代を経ても人気が衰えにくいデザインであるため、将来の価格上昇が期待できる腕時計とされています。
以下ではロレックスのデイトジャストの特徴について具体的に解説していきます。
時計の機能「デイトジャスト」とは
デイトジャストとは腕時計の機能の1つであり、文字盤の小窓に日付を表示させるためのものです。「時間だけでなく日付も正確に把握できる文字盤」とも言えます。
0時きっかりに日付が瞬時に変わるという正確性は時計技術の中でも非常に高度なものであることから、デイトジャストはロレックスの三大発明の1つとしても認知されています。
1945年に誕生したモデル
「デイトジャスト」以外にもロレックス三大発明の残り2つである「オイスター」、「パーペチュアル」機能も搭載されているのがロレックスのデイトジャストの最大の特徴です。
オイスターとは防水機能であり、パーペチュアルは自動巻き機構のことを指します。
こうした特徴からロレックスのデイトジャストは1945年の誕生当初から複数の高度な技術を搭載したモデルとして世界中から注目を浴び、現在もロレックスを代表するモデルとして高い人気を誇っています。
普遍的なデザインと高い実用性
汗や雨などによって劣化しやすい革製のバンドはどうしても実用性に劣ってしまいます。
こうした問題を取り除き実用性を重視しつつも高級感を演出するためにロレックスは金属ブレスレットを導入しました。
金属ブレスレットに始まる「王道の腕時計デザイン」を作り上げたロレックスのデイトジャストは、いつの時代でも愛される、実用性と高級感の両方を兼ね備えている腕時計です。
モデルの軸を維持しつつ幅広いバリエーションを展開している
普遍的なデザインを誇る一方で、ロレックスのデイトジャストは展開されているデザインが幅広いことで知られているモデルでもあります。
時代の流れに合わせて派生バリエーションを展開しながらも、常にロレックスとしてのアイデンティティを保っているデザイン性は、ブランドの王道モデルとしての軸が成立しているからこそ実現できることです。
バリエーションに富んだ王道デザインであることから、ロレックスのデイトジャストは幅広い世代から愛される腕時計とも言えます。
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時計投資でロレックスのデイトジャストがおすすめの理由5つ
以下では時計投資においてロレックスのデイトジャストがなぜおすすめなのかを解説します。
1.他のロレックス時計に比べて相場が安定している
近年ロレックスの腕時計は価格が高騰し、一時はバブルの様相を見せることもありました。こうした価格の変動期は価値の上昇が期待できる一方で暴落のリスクも潜んでいます。
また、価格の急変動は社会情勢の影響を受けた一時的なものでもあるため、変動率が安定してしまうと望んだ結果が得られない恐れもあります。
ロレックスの場合、こうした変動期に注目を浴びるのはデイトナやサブマリーナといったスポーツモデルです。激しい価格の変動期で注目を浴びるということは、相応のリスクをはらんでいる銘柄とも言えます。
一方ロレックスのデイトジャストはこうした価格の変動期にあっても目立った高騰は見せないものの、じわじわと価値をあげ続けてきたモデルです。
銘柄として脚光を浴びることはないということは安定的な価値の上昇が期待できるということでもあります。
だからこそ、デイトジャストはロレックスの中でも時計投資におすすめのモデルなのです。
2.時代を超えて愛されるデザイン性
先述した通りロレックスのデイトジャストは「ロレックスの王道モデル」とうたわれるほど普遍的なデザインが特徴です。
尖ったデザインのモデルは一時的な人気を集めることはあっても長く愛されることが難しい傾向があります。
時計投資において時代が変わっても愛されるデザインであることは非常に重要です。
実用性とエレガントさを兼ね備えたデイトジャストは、誕生から時間が経っても高い人気を誇る可能性が高く、将来の価値が期待できます。
3.手頃な価格帯
デイトナやサブマリーナなどのスポーツウォッチモデルは人気が高く、中古のものでも100万円は必要になるものが多いですが、デイトジャストはロレックスの中でも比較的手頃な価格で購入できます。
デイトジャストは中古のものであれば100万円以下で購入できるものも数多く流通しています。
流通量が多くバリエーションも豊富なため人気が分散しやすいため、デイトジャストは価格の高騰は期待できないモデルである反面、安定的に価格が上昇していることからキャピタルゲインが狙いやすいとも言えます。
4.素材に金を使用している
時計投資では時計としての価値だけでなく、使用されている貴金属素材の価値も非常に重要です。素材に貴金属を使用している腕時計であれば、貴金属の価格の上昇と比例して腕時計の価格も上昇します。
特に近年金の価値が上昇していることから、素材に金を使用した腕時計も価格が上昇傾向にあります。
ロレックスのデイトジャストの中には金を使用したものも少なくありません。そうした腕時計は金としての価値を併せ持つため、将来の価値が期待できる銘柄と言えます。
5.機械式時計の需要の高まり
1970年代、日本のセイコーがクォーツ時計の特許を公開したことにより、ロレックスを含む世界的な有名腕時計ブランドは大打撃を受けました。
この通称・クォーツ危機によって倒産に追い込まれたブランドも少なくなく、特にアメリカの時計産業は壊滅したとも言われています。
現在クォーツ時計は精度が非常に高いにもかかわらず100円ショップで売られるキッチンタイマーや目覚まし時計などにも使用されるなど、「安く広く使われる技術」というイメージが定着しています。
一方でこうした大量生産・大量消費の風潮に対抗するかのように、1990年代ごろから機械式時計の魅力が見直され、ロレックスなど機械式時計ブランドも人気を取り戻しました。
時代の価値観の変化の流れを受け、現在ロレックスの腕時計は資産価値が上昇しています。
人気のロレックスデイトジャストモデル5つ
以下ではロレックスのデイトジャストの中でも特に人気のものを5つ紹介します。
1.【メンズ】デイトジャスト36 オリーブグリーンパームモチーフ Ref.126234
2021年に誕生したこのデザインは、深緑色の文字盤に描かれたヤシの葉がトロピカルなイメージを演出しているモデルです。
トロピカルなデザインは上品さやクラシカルなイメージと対局にあることから、一般的に両立させることが難しいとされています。
このロレックスのデイトジャストはそうした本来であれば相対するトロピカルさとエレガントさを両立させたデザインであることから、高い人気を誇っている腕時計です。
2.【メンズ】デイトジャスト41 ブルー文字盤 Ref.126300
2018年に誕生したモデル・Ref.126300の中でも特に文字盤がブルー・ダークロジウム・ブラックのものは高い人気を誇っています。
価格も年々上昇しており、今後も腕時計投資市場において注目を集める可能性のあるモデルです。
3.【メンズ】デイトジャスト41 スレート文字盤 コンビ オイスタースチール×ホワイトゴールド Ref.126334
パッと見た瞬間はオイスタースチールのみを使用したモデルのような印象を受けますが、このモデルはオイスタースチール×ホワイトゴールドのコンビモデルです。
落ち着いた雰囲気を演出してくれることから、ビジネスシーンでも活躍する一本として男性から高い人気を誇っています。
4.【レディース】デイトジャスト28 コンビ オイスタースチール×エバーローズゴールド Ref.279171
レディース腕時計として人気を集めているのが、オイスタースチール×エバーローズゴールドでデザインされたこのモデルです。幅広いファッションにあわせられる華やかさと可愛らしさを兼ね備えていることから普段使いとして人気を集めています。
フェミニンな印象でありながら耐久性・機能性も優れているという点も多くの女性を魅了する理由の1つです。
5.【レディース】デイトジャスト28 10p ダイヤインデックス オイスタースチール×ホワイトゴールド Ref.279174G
Ref.279174Gはデイトジャストの中でも特に華やかな腕時計として有名です。
オイスタースチールとホワイトゴールドが演出する上品さ、文字盤のピンクが演出する女性らしい可愛らしさ、そしてインデックスに使用されたダイヤモンドが演出する華やかさが多くの女性から人気を集めているポイントです。
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ロレックス以外で投資家から人気のある腕時計ブランド3つ
以下ではロレックス以外で時計投資に向いているおすすめのブランドを3つ紹介します。
1.パテックフィリップ
世界三大時計ブランドの1つであるパテックフィリップは、その高いブランド力から将来の資産価値が期待できるブランドとして愛好家だけでなく投資家の間でも人気があります。
現代においてもスイスのジュネーブで世界最高峰の職人による完全マニファクチュールを徹底しているブランドです。こうした体制のために量産は難しく、結果として全てのモデルが常に高い希少性を誇っています。
腕時計投資で対象となる腕時計は「常に正確に時間を刻めるかどうか」も重視されます。故障などがある腕時計ではどんなに知名度の高いブランドでも高い価格がつけられません。
パテックフィリップは全てのモデルに永久保証が付けられており、古くなった腕時計でも故障した場合対応してもらえます。万が一のことがあっても時計としての機能を維持できる体制が整っているため、パテックフィリップは将来性がある腕時計なのです。
2.オメガ
オメガは「オリンピックなどの世界的なスポーツ競技会でも使用される時計ブランド」として認識している人も多いブランドです。
スポーツ以外の場面でも有名な時計ブランドであり、シーマスターは映画「007」の主人公ジェームズ・ボンドが使用していることから映画好きからも注目を集めているモデルです。
他にも1969年のアポロ11号による人類初の月面着陸成功の際にもオメガのスピードマスターが使用されたというエピソードも存在します。
腕時計は通常時間の経過と共にムーブメント内部のパーツが摩耗してしまいます。パーツの摩耗が進むと故障の原因になるため、定期的にオーバーホールをしなければなりません。
オメガの腕時計にはパーツの摩耗を防ぐためにオメガ独自の技術であるコーアクシャル機構が採用されています。これによってオメガの腕時計は一般的な腕時計よりもオーバーホールの間隔が2倍ほど開くとされています。
こうした独自の技術がほどこされているため、オメガは精度が高いだけでなく耐久性があり、オーバーホールなどのメンテナンスコストも低い腕時計として若い世代を中心に人気を集めています。
3.ウブロ
1979年誕生という、腕時計ブランドの中でも比較的新しいブランドであるウブロは、異素材を融合させた独創的なデザインが特徴の腕時計です。
先端素材の使用と異素材の融合というテーマはウブロが創業当初から守ってきたものです。
1970年代、クォーツ危機に見舞われ世界各国の機械式時計を扱っていた腕時計ブランドは生息吐息の様相をていしていましたが、そうした中で誕生したウブロは「イタリア発の中堅ブランド」としてその危機を乗り越えます。
ウブロを世界的なブランドに引き上げたのが、2004年に誕生したモデル・ビックバンです。
ステンレススチールとラバーストラップという異質な素材の組み合わせだけでなく、それまで高級腕時計の間ではほとんど注目されていなかったセラミックやカーボンといった素材も使用しました。
さらに多層的に組み立てられたデザインは「伝統」と「時代の最先端」という相対する要素が融合していることから、多くの人から注目を集めました。
ただ先端素材を使用する、異素材を組み合わせるだけではちぐはぐなデザインになるか没個性的になるかのどちらかに陥ります。
本来対立する要素を融合させることを追求するウブロは、単なる腕時計としての機能ではなく、ステータス感を演出する腕時計です。
100円ショップでも腕時計が購入できる時代でこうしたブランドとしての方針を貫いているからこそ、ウブロは将来性のある腕時計として投資家から人気を集めています。
まとめ：時代を超えて愛されるロレックスのデイトジャストは投資資産としておすすめ
ロレックスの価格が急上昇している時期でも比較的目立たないモデルですが、デイトジャストは将来の資産価値が期待できる腕時計として投資家の間で人気があります。
腕時計投資に興味がある人はぜひロレックスのデイトジャストについてもチェックしてみてください。
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