資産防衛手段として優秀な国債投資とは?メリット・デメリットや種類を解説

国債

国債投資は元本が国によって保証されている極めてリスクの低い投資方法です。

利子を受け取りつつ、満期まで保有すれば額面全額が払い戻されるので、資産の一時的な預け先としても優秀と言えるでしょう。

この記事では国債投資の概要、および国債に投資することで発生するメリットとデメリットを紹介します。

資産運用を行うにあたって欠かせない存在である国債について一つずつ認識を深めていきましょう。

目次

国債投資とは国への投資

個人向け国債公式サイト

国債とは国が発行する債券のことで、個人法人を問わず国にお金を貸すことで得られる有価証券です。

財政の三分の一以上を占める「公債金」は、国が国債を発行して国民から借りているお金で、政策や事業を実施するためにも国債の存在は欠かせません。

国債投資を行うことはいわば国への投資であり、国民一人ひとりの生活を支える重要な役割を果たしているのです。

国債投資は投資のなかでも低リスク

国債は満期を迎えると元本がすべて国から払い戻されます。

すべての国債には元本が償還される「償還日」が定められており、この期日まで保有していれば基本的に損失を抱えることはありません。

しかし、国債も市場で取引される金融商品なので値動きは起こります。

例えば保有している国債を購入時よりも低い金額で償還日前に売却すれば、一般的な投資商品のように売却損が発生するのです。

とはいえ、元本が保証されている金融商品は国債や地方債などわずかな数しかありません。

したがって、投資したお金がほとんどの確率で全額戻ってくる国債投資は、投資方法のなかでも極めてリスクが低い安全な方法と言えます。

国債はさまざまな場所で買える

国が発行している債券を果たして気軽に購入できるのか疑問に思う方は多いのではないでしょうか。

実は国債は誰でも簡単に購入できる金融商品で、金融機関や郵便局、証券会社などが毎月行っている募集に応募して購入申し込みが行えます。

専用口座を開設すれば年齢関係なく購入できるうえに、一定金額以上であれば譲渡・相続もできる柔軟な金融商品であるのが国債の特徴です。

意外にも身近で低リスクな国債は、投資初心者にもおすすめできる金融商品の一つです。

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国債投資は主に利子が投資収入となる

国債投資では、基本的に利子が投資収入となります。

個人で購入できる「個人向け国債」では半年に一度利子が支払われ、指定の銀行口座などでも受け取れます。

個人向け国債には「固定金利型」と「変動金利型」の2種類が存在しますが、どちらも「0.05%」の最低金利保証により、実勢金利がマイナスになっても利子を受け取れないということはありません。

逆に金利の上限は定められていないため、変動金利型であれば実勢金利の上昇によって受け取る利子も多くなります。

ちなみに固定金利型は償還日まで金利が変わらないため、国債を購入した時点で運用結果を把握できます。

最初から結果がわかる投資方法は国債以外にはないので、投資ポートフォリオを組む際なども有効的と言えるでしょう。

国債のタイプは多数ある

国債にもさまざまなタイプがあり、投資家の属性によって選べる銘柄が違います。

大切な資金を運用するためのものですから、各特徴を理解して正しく投資できるようにしてください。

今回は個人でも購入できる代表的な国債を2種類紹介します。

  • 個人向け国債
  • 利付国債

個人向け国債

1つ目に紹介するのが、個人向け国債です。

その名の通り個人投資家が購入できる国債で、金額は1万円から1万円単位と気軽に投資しやすい価格に設定されています。

償還日までの満期が「3年」と「5年」の商品は実勢金利が変動しても利率は変わらず、半年に一度同じ額の利子を受け取れます。

満期が「10年」の商品は実勢金利の変動に沿って利率も変動し、受け取れる利子も増減するのが特徴です。

なお、換金を目的に手放すこともできますが、最低1年間は保有する必要があるので注意しましょう。

個人向け国債は毎月発行されているので、自由なタイミングで投資しやすいのもポイントです。

利付国債

2つ目に紹介するのが、利付(りつき)国債です。

利付国債は個人のみならず、法人も購入できる金融商品です。

満期は個人向け国債よりも1年早い「2年」・「5年」・「10年」の3タイプに分かれています。

すべて固定利付型なので、保有中の利子の変動は発生しません。

個人向け国債と同じく半年に一度利子を受け取れますが、購入額が5万円から5万円単位と少し高めに設定されているのが特徴です。

基本的に毎月発行されていますが、場合によっては募集を行わない月もあります。

発行スケジュールは財務省ホームページに掲載されているので、都度確認してみてください。

個人向け国債と違っていつでも市場で売却でき、2年満期の商品も存在することから、短期運用に向いている国債とも言えるでしょう。

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国債投資のメリット

数ある投資商品のなかでも極めてリスクが小さい国債。

安全な資産運用を行うためのメリットが多数あるので、一つひとつ確認していきましょう。

国債投資のメリット
  • 元本割れのリスクが非常に低い
  • 一般的な銀行預金より利子が高い
  • 銀行のペイオフ対策になる
  • 売却のタイミングが簡単

元本割れのリスクが非常に低い

国債投資の1つ目のメリットは、元本割れのリスクが非常に低いことです。

国債は国が発行している債券で、満期まで保有していれば額面全額が国から償還されます。

投資商品は山ほど存在しますが、元本が保証されているものはほぼありません。

社債や地方債なども満期保有することで元本が償還されますが、国と比較すると破綻するリスクは大きく、損失リスクが懸念材料になります。

利子収入や元本保証、キャピタルゲインまで得られる可能性のある国債は、低リスクで安全な資産運用ができる金融商品として随一と呼べるでしょう。

一般的な銀行預金より利子が高い

国債投資の2つ目のメリットは、一般的な銀行預金より利子が高いことです。

統一こそされていないものの、日本の主要銀行の銀行預金年利は「0.001%」から「0.002%」程度です。

仮に100万円を1年間預けたとしても、10円程度しか増えません。

しかし、個人向け国債であれば「0.05%」の最低金利保証が定められており、同じく100万円を預けた場合、半年に一度の利子支払いで最低でも250円は増えます。

そこから「20.315%」の税金が引かれますが、銀行預金と比べれば大きな差があります。

国債投資は元本割れのリスクをほぼ抱えずにお金を増やせるため、資産運用の方法として銀行預金より効果的です。

銀行のペイオフ対策になる

国債投資の3つ目のメリットは、銀行のペイオフ対策になることです。

ペイオフとはお金の預け先である金融機関が破綻した場合、元本1,000万円までと利息分を預金保険機構が保証してくれる制度です。

同制度の特性上、1,000万円を超えてからの額が大きければ大きいほど、銀行の破綻によって失う額も膨らむため、一つの金融機関に資産を集中させることは推奨されません。

資産の保管先は、分散させることでリスクを抑えられますが、その一つとして国債は大変おすすめです。

たとえお金を大きく増やすことができないとしても、国が元本を保証していることから失うリスクは最小限に抑えられます。

1回あたりの購入上限額は個人向け国債が上限なし、利付国債は3億円に設定されているので、大きな額を投資するのにも向いています。

今すぐ使う予定のない資産は、国債も含めてさまざまな場所へ投資して、運用と安全な保管の両方を実践すると良いでしょう。

売却のタイミングが簡単

国債投資の4つ目のメリットは、売却のタイミングが簡単であることです。

投資商品の多くは値動きを確認しつつ、収益が出るタイミングで売却する必要があります。

株式投資や外国為替取引などは経済状況を特に注視しながら売却を行う必要もあることから、経験や豊富な知識が不可欠です。

しかし、国債は満期まで保有していれば元本の償還が保証されているうえに、利率に応じた利子も受け取れます。

投資経験が浅かったり、毎日チャートを見る時間を作れないような方でも運用を続けやすいので、投資初心者の方には特におすすめです。

国債投資のデメリット

最も安全な資産運用方法の一つである国債投資ですが、デメリットがないわけではありません。

どんな金融商品も少なからずリスクを抱えているので、常に最悪のケースに直面したときの対策を考えておくことが重要です。

国債投資のデメリット
  • リターンが小さい
  • 債務不履行の可能性が0ではない
  • 金利上昇によって債券価格が下がる可能性がある

リターンが小さい

国債投資の1つ目のデメリットは、リターンが小さいことです。

利率は募集期間によって変動するとはいえ、今の日本の経済状況からして大きく上昇することは考えにくいでしょう。

銀行預金より多くの利子を受け取りやすいですが、資産を増やす目的で持つ金融商品としては心もとないのが現状です。

比較的大きな金額をマイペースに運用したい方や資産防衛目的の方にはおすすめできますが、数年後に経済的自由を手に入れたいというような方には向いていないかもしれません。

債務不履行の可能性が0ではない

国債投資の2つ目のデメリットは、債務不履行の可能性が0ではないことです。

債務不履行(別名:デフォルト)とは、元本の償還や利子の支払いができなくなることを指します。

国債投資にて債務不履行の発生が考えられるのは、日本政府が破綻して投資家に元本が償還されなくなるケースです。

日本が財政破綻する確率は誰にもわかりませんが、今のところ現実的ではなく、債務不履行になる可能性も低いと言えます。

しかし、投資を実践するなら常に最悪のケースについても考えておくことが大切です。

国債は元本が保証されない可能性を秘めている金融商品であることは忘れずに投資していきましょう。

金利上昇によって保有している債券の価格が下がる可能性がある

国債投資の3つ目のデメリットは、金利上昇によって保有している債券の価格が下がる可能性があることです。

国債も他の金融商品と同じように市場で売買でき、債券価格の変動も発生します。

一般的に保有している債券は金利が上昇すると価格が下がり、逆に低下すると価格が上がる特徴を持っています。

金利が高い時に発行された債券のほうが利子も高いため、そちらに需要が集まることで保有債券の価格が下落するのです。

満期まで保有していれば元本は保証されますが、中途換金も視野に入れている場合は売却タイミングに注意しましょう。

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「国債は買わない方がいい」と言われる理由とは

インターネットで国債について検索すると「国債は買わない方がいい」という意見を見かけます。

これらは多くの場合、以下の理由が根拠となっています。

  • 利子が低いから儲からない
  • 国が信用できない
  • 国の破綻リスクがある

確かに国債投資の期待値は低く、国の破綻リスクもまったくないわけではありません。

しかし、お金を投資する以上元本を失ったり、損失を被るリスクを抱えることは避けて通れません。

また、国債投資は儲けるための投資方法とするより、資産防衛のための投資方法とする方が懸命です。

投資ポートフォリオの一部として考えるのが一般的ですので、資産を大きく増やすことを重視するのであれば、他の投資方法にも目を向けるようにしましょう。

投資を行う場合はどんな意見も鵜呑みにせず、自己判断で行うことが大切です。

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ファクタリング事業投資で企業の資金調達をサポート

ファクタリング事業投資とは

債券に関連する投資方法として昨今人気なのが「ファクタリング事業投資」です。

何らかの理由で早急に資金調達を行いたい企業が、将来取引先から金銭を受け取れる権利である「売掛債権」を売却して現金化が図れる「ファクタリング」の需要が高まっています。

ファクタリング事業投資では、売掛債権を現金で買い取る側の「ファクタリング企業」へ投資して収益を得ます。

国債投資より高い利回りを望めるため、積極的な資産運用方法としてもおすすめです。

ファクタリング事業投資のメリットとデメリット

ここでは、ファクタリング事業投資の主なメリットとデメリットを紹介します。

投資方法としてどのような特徴を持っているかを理解したうえで、取り組むことを検討してください。

メリット:国債や社債よりも利回りが高い

ファクタリング事業投資のメリットは、国債や社債よりも利回りが高いことです。

当記事でも紹介したように、国債投資の利率は最低金利保証の「0.05%」がベースとなっており、変動があるとはいえお金を大きく増やすことには適していません。

対してファクタリング事業投資は、利回りが高い投資の一つであり、「12%〜18%」といった高い利率で運用できる可能性があります。

企業の経営状況によって左右される部分ではありますが、期待値が高い投資方法と言えるのがファクタリング事業投資の強みです。

デメリット:売掛先の倒産で損失が発生する可能性

ファクタリング事業投資のデメリットは、売掛先の倒産で損失が発生する可能性があることです。

ファクタリング事業では、A社から売掛債権を買い取った後、A社の取引先であるB社に金銭の請求を行います。

しかし、B社が倒産するなどして金銭を回収できなければ、ファクタリング企業に収益が発生しないだけでなく、売掛債権の買取分も回収ができません。

収益が発生しなければリターンどころか、原資も回収できず損失を抱えることになります。

当社のファクタリング事業投資について

当社では、ファクタリング事業を行っている企業への投資サービスを提供しています。

上記で紹介した損失リスクを最小限に抑えるための施策を導入しているので、ぜひ一読ください。

当社のファクタリング事業投資の特徴
  • 徹底した信用調査によってリスク軽減
  • ポートフォリオの分散によって損失リスク減少

徹底した信用調査によってリスク軽減

当社では、売掛先企業(先述したB社にあたる)の信用調査を徹底しています。

売掛先の支払い能力を事前に調査することで、利益確保を目指しています。

利益確保は投資家への継続的なリターン確保にもつながり、ファクタリング事業投資の収益性・安全性を向上させることが可能です。

ポートフォリオの分散によって損失リスク減少

複数社の売掛債権でポートフォリオを組むことにより、一箇所の損失をその他の利益でカバーできる体制を整えています。

回収先を複数持つことでリスクを分散し、企業収入と投資家へのリターンを確実なものとします。

まとめ:安全な資産防衛である国債投資は選択肢の一つとしておすすめ

「元本の損失リスク」を国がカバーしてくれる極めて安全性の高い国債投資は、投資ポートフォリオの一部として多くの投資家が導入しています。

ポートフォリオの大部分を国債に任せ、残りの資産を期待値の高い金融商品に投資していくのは、資産運用のベーシックな方法とも言えるでしょう。

また、国債投資で資産を防衛しつつ、終盤に紹介したファクタリング事業投資にて高い収益を狙うのも効果的です。

ファクタリング事業投資については以下の記事で詳細を解説しているので、ぜひご覧ください。

高利回りが狙えるファクタリング事業投資とは?メリットとデメリット解説

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