昨今は老後の資金問題の対策などで投資を行う人が増えています。
しかし、「投資とは何?」「なにをすればいいの?」「債券に投資するとは?」などと混乱して投資ができないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、投資方法の一つである「債券投資」について詳しく解説していきます。
債券投資は安定して利益を得られ投資リスクも小さい投資方法のため、投資初心者におすすめですが、きちんと理解せずに投資を行うのは危険です。
ぜひこの記事を読み、債券投資を理解して効率よく投資してみましょう。
債券投資は債券に投資する方法
債券投資とは、投資家が債券と呼ばれる金融商品に投資することを指します。
債券とはどういった商品かわからないと投資しにくいですよね。
ここからは債券について詳しく説明していきます。
そもそも債券とは
債券は、投資家から国や企業が資金を調達するために発行する有価証券であり、一定期間後に元本と利息を返済する約束がされています。
そのため、債券投資は満期まで保有することで、投資家が利益を得られる仕組みとなっています。
債券の代表的なものとして、国が発行している国債や企業が発行する社債などがあります。
債券投資の仕組み
債券投資は、債券を購入することで発行元にお金を貸し出し、一定の利息を受け取ります。
簡単に言うと、お金を期限付きで貸し出し、期限が終わったら利息をつけて返してもらうのが債券投資の仕組みです。
購入する債券の価格は金利と密接な関係があり、金利が上昇すると債券価格は下降します。
たとえば、金利が2%の債券を100円分購入したケースで解説します。
金利が2%の商品を100円分購入したため、利息は1年間で2円です。
この金利が5%に上がったらどうなるでしょうか。
金利が5%の商品で100円分の購入ですので、利息は1年間で5円です。
金利が「2%の商品」と「5%の商品」では「5%の商品」を購入しますよね。
そうなると「2%の商品」の魅力がなくなり、価格が下落します。
このように債券投資は金利と密接にかかわり、お金を貸して利息を得る仕組みです。
債券の種類
一言で債券といってもさまざまな種類があるため、購入時にどれを購入していいか迷ってしまいます。
この章では、それぞれの債券の特徴を解説していきます。
自分が投資をする商品の特徴を理解しないと損をしてしまう可能性があるため、しっかりと理解させることをおすすめします。
①公共債券
公共債券には、主に国、政府関係機関、地方自治体が発行する3種類の債券があります。
1)国債
国債は、国が発行する債券であり、国債利回りが日本の長期金利の指標としても使われます。
代表的な例として、個人向け国債を紹介します。
個人向け国債は、法人ではなく個人が購入できる国債です。
投資期間は、「固定金利3年」「固定金利5年」「変動金利10年」の3種類から選択できます。
主な特徴として、市場の金利が下がったとしても最低金利が決められているため、一定期間以上債券を保有していれば、利益は確保されています。
2)政府関係機関債
政府関係機関債は、政府が出資する機関が発行する債券であり、特別債と呼ばれることもあります。
代表的な例としては、日本政策金融公庫が発行する日本政策金融公庫債があります。
政府が元金や利益を保証する債券のため、信用度が高く、国債よりも利率が若干高くなる場合もあります。
種類としては、主に以下の3種類です。
- 政府保証債:政府が保証する債券
- 非政府保証債(特殊債):政府は保証せず、金融機関が非公募して発行される債券
- 財投機関債:政府は保証せず、特殊法人(公団や公庫)が公募する債券
3)地方債
地方債は、都道府県や市町村が発行する債券であり、公共事業などの資金調達に使われます。
主に地域に住む住民が一定の行政サービスを利用しやすいための財源として地方債は発行されています。
地方債を発行する特徴は以下の2点です。
- 毎年発生する財源負担を平準化する
- 住民の税負担を公平にする
これらの特徴により、一部の住民だけの税負担が高くならないように地方債は発行されています。
②民間債券
民間債券は一般企業が発行できる債券です。
主な種類として金融債と社債の2種類があり、それぞれを解説していきます。
1)金融債
金融債は、銀行や証券会社などの金融機関が資金調達のために発行する債券。
どの金融機関でも発行できるものではなく、発行を認められた金融機関のみが発行できる特徴があるため、信用度の高い債券です。
代表的な商品として、定期預金の利率に連動するものや、短期のものなどがあります。
2)社債
社債は、企業が発行する資金調達のための債券。
株式と社債は何が違うのと思われる人もいるかもしれません。
どちらも、企業が資金調達のために発行する金融商品ですが、返済義務の有無で異なります。
返済義務があるのは「社債」。返済義務がないのが「株式」です。
返済義務がある「社債」は、元本と利益を得られるメリットがあります。
一方で返済義務がない「株式」は、投資家にお金を出してもらい、その代わりに経営を任せる仕組みです。
このように社債と株式では仕組みが異なります。
社債には主に以下の4種類があります。
- 普通社債
- ワラント債
- 転換社債
- 劣後債
③外国債券
債券は国内向けのものだけでなく、海外向けのものもあります。
外貨を使ってやり取りするため、円だけでなく米ドルやユーロなどさまざまな通貨で投資が可能です。
主な種類として「ソブリン債」「国際機関債」「クレジット外債」の3つがあります。
1)ソブリン債
ソブリン債は、外国国家が発行する債券であり、国債に相当します。
ソブリンには「君主、国王」という意味があります。
海外債券は値動きが大きく情勢に左右されやすいため、保証されにくく安全性が低い場合が多いのが特徴です。
しかし、ソブリン債は各国政府が発行している債券のため、保証され安全性が高いという特徴があります。
2)国際機関債
国際機関債は、国の枠を超えて世界の経済発展を目的として発行されている債券です。
先進国が中心となり設立された世界銀行やアジア開発銀行、米州開発銀行などによって発行されています。
各地域の発展が目的のため、米ドルやユーロ、円などのさまざまな通貨で発行されている特徴があります。
3)クレジット外債
クレジットとは「信用」という意味で、信用リスクをとるために高いリターンを得られる可能性を持った商品があります。
その商品の中の外国債券をクレジット外債と呼びます。
高いリターンを得られる可能性はありますが、信用リスクに見合っていない商品が多いため、購入する際は商品の特徴を十分に理解して投資してください。
債券投資の種類は主に3つ
債券投資をおこなう方法は主に3つあります。
それぞれの特徴を理解して、自分に合った投資を行うようにしてください。
①個別の債券を購入する
債券は、債券自体を購入でき、購入したい債券によって買える窓口が異なります。
国債:証券会社や銀行などの金融機関、郵便局で購入可能
社債・外国債券:証券会社で購入可能
もちろんインターネットを通じても債券の購入は可能です。
注意点として、債券は購入期間や発行される金額が決まっているものもあるため、購入前に購入可能時期や発行金額を確認してください。
②投資信託で債券を組み入れる
投資信託は、多くの投資家から集めた資金を運用し、さまざまな投資商品を組み合わせて投資する方法です。
投資商品の一つとして債券を組み入れることができ、投資リスクに応じて割合を変化させられます。
たとえば、債券の組み入れ割合が多いと安定した収益を得られやすいですが、大きな利益を得にくい特徴があります。
逆に、債券の組み入れ割合が少ないと安定した収益を得にくいですが、大きく利益を得られる可能性があります。
このように投資信託は、債券を購入する割合を変化させられるため、自分の目的にあった投資がしやすいです。
注意点として、投資信託は、運用する人がいるため若干ですが手数料が発生するため、気をつけてください。
③ファクタリング事業に投資する
債券を使った投資方法の一つにファクタリング企業へ投資する方法があります。
そもそも、ファクタリングとは購入した債券や売掛金をファクタリング企業に買い取ってもらい、資金を得る手段です。
事業開始直後は、予想外の費用が発生したり、収入が安定するまでに時間がかかったりして、資金繰りに困ってしまうケースがあり、その際に利用されることが多々あります。
資金調達と聞くと銀行融資を想像する人も多いでしょうが、融資を得られるまでには、厳重な審査が必要で、通ったとしても融資を受けるまでに時間がかかってしまいます。
他にも融資のため、銀行へ返済しなければなりません。
このように銀行融資では資金調達がしにくいため、ファクタリングを行う企業が増えています。
このファクタリング企業へ投資をすることは、事業を行っている人への資金調達の手段となっているため、多くの人の役に立つ投資といえます。
もちろん、ファクタリングにも注意点があるため、しっかりと特徴を理解してください。
以下の記事で詳細を解説しているため、参考にお読みください。
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債券投資のメリット5選
債券投資の特徴や種類を解説していきましたが、今回はメリットを紹介していきます。
債券投資にはさまざまなメリットがあるため、投資する判断にしてみてください。
①安定した利益を得られる
債券投資の一番のメリットは、安定した収益性です。
債券は運用していくことで、決められた利益を毎年得られる仕組みがあります。
特に固定金利の場合は、債券購入時に利子が決められているため、毎年同じ時期に決められた利子を得られます。
たとえば、満期が5年で固定金利が2%(年利)の債券を100万円分購入した場合の費用推移をまとめた表です。
購入時 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | |
利子 | – | 2万円 | 2万円 | 2万円 | 2万円 | 2万円 |
元金 | 100万円 | 100万円 | 100万円 | 100万円 | 100万円 | 100万円 |
合計 | 100万円 | 102万円 | 104万円 | 106万円 | 108万円 | 110万円 |
このように毎年一定の利子を得られるため、お金の管理がしやすいといえます。
もちろん変動金利でも毎年利子を得られるのは、固定金利と同じです。市場の状況によって金利が変わるため、お金の管理がしにくいケースがあります。
②元本保証がある
債券投資は、元本保証がある数少ない投資方法の1つです。
満期まで保有すれば元本は全額返ってきますが、途中解約した場合でも元本保証はされます。
途中解約した場合は、直前2回分の利子から一定の割合が中途解約手数料として差し引かれます。そのため、元金自体から引かれる分けでないため、元本はそのままです。
このように債券投資は元本保証があるため、安心して投資ができるメリットがあるといえます。
③定期預金よりも金利が高い
債券投資の金利は定期預金よりも高いというメリットがあります。
たとえば、個人向け国債を満期まで保有した場合、最低保証金利は「0.05%」です。
一方で定期預金の金利はメガバンクの場合「0.002%」です。
10万円を保有した場合の利子の違いは以下の通りです。
債券投資 | 定期預金 | |
金利 | 0.05% | 0.002% |
利子 | 50円 | 2円 |
定期預金は「2円」の利子に対して、債券投資は「50円」の利子を得られます。
このように定期預金を行うよりも債券投資を行った方が得られる利子が高くなります。
④少額で投資ができる
債券は1万円から投資できるため、投資初心者でも始めやすいというメリットがあります。
投資と聞くと株式投資を連想される人もいるかもしれませんが、この投資方法はまとまった金額が必要になるケースが多く、投資初心者にはおすすめしにくいです。
なぜなら、株式投資は1株当たりの金額が低くても、最低購入口数が100株と決まっている場合があるため、大きい金額が必要となるケースが多いからです。
たとえば、1株1,000円の株式を購入しようとしたら、最低購入口数は100株なので、
投資に必要な金額 = 1株あたりの金額 × 購入口数 = 1,000円 × 100 = 100,000円 = 10万円
となり、購入には10万円が必要となります。
一方で債券投資は1万円からと比較的少額から始められるため、投資初心者にもおすすめしやすいです。
もちろん債券投資は最低購入口数の決まりはないため、自分の買いたい分だけ買うことができます。
このように債券投資は少額で始められるというメリットがあります。
⑤投資期間が選べる
債券には、短期債から長期債まで、様々な投資期間があります。
目的にもよりますが、資産形成のために投資する場合は、長期で運用した方が得られる利益も大きくなります。
これは複利効果といわれるもので、得た利益を元本に加え、さらに運用するため利益が増えていく仕組みです。
しかし、投資の目的によっては、短い期間で投資したい人もいます。
このようなさまざまな投資目的に対応できるのは債券投資のメリットです。
債券投資は中期(2、3、5年)や長期(10年)、超長期(20〜40年)などの期間を選べるため、自分の投資の目的に合った投資がしやすいといえるでしょう。
債券投資のデメリット4選
債券投資はメリットだけでなく、デメリットもあります。
デメリットを理解せずに投資してしまうと思わぬ落とし穴にはまってしまうかもしれません。
あらかじめ、デメリットを理解してから投資するか判断してください。
①得られる利益が高くない
債券投資の金利はあまり高くないため、得られる利益も少なくなります。
株式投資や不動産投資など債券投資以外の金利は「5〜10%」の場合が多いです。
一方で債券投資は最低金利が「0.05%」となっており、金利の差は大きいです。
たとえば、10万円で株式と債券を購入した場合を表にします。
株式投資 | 債券投資 | |
金利(年利) | 5% | 0.05% |
利益(1年間) | 5,000円 | 50円 |
このように株式の方が得られる利益は大きいです。
株式投資も市場の状況によっては5%の金利を得られない場合もあるため、この表通りにはならないですが、それでも債券投資よりは得られる利益が多くなるといえるでしょう。
②購入後1年以内の換金ができない
債券は購入してすぐに売却することができません。
最低でも1年間は保有しなければできません。
これは債券投資の「途中解約した場合、直前2回の利益から手数料を差し引く」という規則があるためです。債券は半年ごとに利益を得られるため、半年×2回 = 1年となります。
そのため、売却したいと思っても最低でも1年間は保有しなければなりません。
売りたいときに売れないのはデメリットといえるでしょう。
③途中換金すると元本割れの可能性がある
債券は元本保証があるというメリットを解説しましたが、債券の種類によっては途中解約で元本割れするケースがあります。
元本保証をしている債券が大半ですが、為替の大きな変動や債券を発行している企業が倒産したり、途中解約したりすると、元本が全額返ってこない場合があるため、気をつけなければなりません。
元本保証がある代表的な債券は個人向け国債です。
このデメリットを理解して、購入する債券を検討してみてください。
④債券の情報が他の投資方法よりも少ない
債券の情報は、株式や投資信託などの他の投資方法に比べて少ない傾向があります。
国債であれば各国の情勢を確認すれば情報を得られますが、債券によっては証券会社を通じなければ情報が得られない場合や自分で調べるしかない場合もあります。
そのため、債券投資で購入する商品の情報が株式投資などの投資方法に比べて少ないのは、デメリットの1つです。
債券投資の注意点3つ
債券投資を行う上で注意すべきポイントが3つあります。
知らずに投資をおこなってしまうと想定していたメリットを得られずに、後悔するかもしれません。
ぜひこの章を読んで理解してください。
①格付けがBBB以上か
債券は商品としての情報が少ない場合が多いため、購入の判断がしにくい特徴があります。
そのため、誰でも判断がしやすいように格付けを設けています。
格付けは全部で9段階に分かれており、格付けが高い方から「AAA」「AA」「A」「BBB」「BB」「B」「CCC」「CC」「C」です。
商品の信用度によって格付けがされており、高いほど格付けは高く、低いほど格付けは低くなっています。
一般的に信用度が良好と判断される格付けが「BBB」のため、投資初心者は「AAA」「AA」「A」「BBB」の中から購入するのがおすすめです。
②複数のリスクを考慮する
債券に限った話ではないですが、投資には必ずリスクがあります。
このリスクを考慮してから投資を始めるようにしてください。
代表的な債券投資のリスク
- 価格変動リスク
- 流動性リスク
- 信用リスク
- 為替リスクなど
詳細は次の章で解説していきます。
これらのリスクが発生した場合に、対処方法を考えても遅いケースがほとんどのため、事前にリスクが発生したら、どう対処すべきかを決めておくことが必要です。
③できるだけ満期まで保有する
債券は途中解約すると手数料が発生するため、できるだけ満期まで保有した方がよいでしょう。
債券投資は満期まで保有すると、債券購入時に決められた利子を受け取れる仕組みです。
途中解約した場合、債券の価値は購入時の価値ではなく、売却時の価値をもとに換金されるため、もらえる金額が少なくなる場合があります。
さらに途中解約時は直近2回分の利子から手数料が引かれるため、もらえる利益が減ってしまいます。
このように債券投資は途中解約すると得られる金額が減ってしまうため、満期まで保有を前提に運用していく必要があります。
債券投資が向いている人特徴3選
債券投資が向いている人の特徴を3つに絞って紹介していきます。
①安定した収益を得たい人
債券投資は、通常半年ごとに決まった利益を得られるため、安定した収益を得たい人に向いている投資方法です。
投資方法は他にも株式投資や投資信託などありますが価格の浮き沈みが激しいため、価値がどんどん下がっていき、売却時に得られる利益が少ないことや元本割れが発生する可能性があります。
しかし、債券投資は価格の浮き沈みは小さく、満期まで保有すれば元本保証もあるため、安定して投資ができます。
価格の浮き沈みが小さい分、得られる利益も少ないですが、債券投資は、安定した収益を得たい人に向いている投資方法といえます。
②リスクを極力減らしたい人
投資には、さまざまなリスクが必ずあります。
債券投資の場合、他の投資方法に比べて発生するリスクは小さいため、極力リスクを減らしたい人に向いています。
そうはいってもリスクをしっかりと理解して投資を始めた方がよいため、債券投資で発生しやすいリスクを解説していきます。
1)価格変動リスク
価格変動リスクは、債券売却時に発生するリスクです。
債券は満期まで保有すれば、購入時の価値のまま利益を得られますが、途中解約すると解約時の価値で計算しなおします。
解約時の価値が購入時の価値よりも下がっていると、損失が発生し、反対に価値が上がっていれば得られる利益も大きくなります。
このように途中解約すると債券の価値が変化するリスクを価格変動リスクと呼んでいます。
2)流動性リスク
債券は途中解約できる投資商品ですが、種類によっては買い手がつかないため、途中解約できないケースがあります。
特に発行量の少ない債券や格付けが低い債券などは、途中解約して現金化したくてもできない可能性が高いです。
このように現金化がしにくいリスクを流動性リスクといいます。
3)信用リスク
債券は発行元である企業や国が倒産したり財政難に陥ったりした場合に、決められた利子や元本を得られなくなるリスクがあります。これを信用リスクと呼びます。
このリスクを解消するために、債券の信用度をもとに「格付け」され、「格付け」が高いほど信用度が高いため、信用リスクを減らせます。
4)為替リスク
債券には、外貨建て債券などの円以外の通貨で取引される商品もあります。
たとえば外貨建ての場合、為替変動により満期まで保有しても円に換算すると元金を割ってしまい、十分な利益を得られないケースがあります。
このような外貨建ての債券は為替変動により価値が変わってしまうため、発生するリスクを為替リスクと呼んでいます。
③少額で投資をおこないたい人
債券投資は1万円から始められる投資方法です。
株式投資や不動産投資などはまとまった金額が必要な場合が多いため、比較的少額で投資したい人には債券投資がおすすめです。
債券投資を始める5つの手順
実際に債券投資を始めるための方法を紹介していきます。
この章を参考に債券投資を始めてみてください。
①購入する債券を決める
債券の種類、発行体、利回り、満期などを考慮して、投資目的に合わせた債券を選びます。
②購入できる時期を確認する
購入したい債券が決まったら購入できる時期を確認してください。
債券によっては、発行時期が決まっている商品もあるため、注意が必要です。
③購入する機関の口座を開設する
債券の購入には、証券会社や銀行、オンライン証券会社などの金融機関の口座が必要です。
すでに開設済みの口座でも新規に口座を開設しても問題ありません。
しかし、購入したい債券によっては取引口座が決まっている場合もあるため、債券がどの金融機関で取引できるかあらかじめ確認してから、口座を作るようにしてください。
④入金する
債券投資で利用する口座が決まったら、債券購入のために入金します。
金融機関によっては外国債券を購入するために外貨で入金できるケースもあります。
⑤銘柄を選ぶ
口座に入金したら、購入する債券の銘柄を選びます。
購入する債券に応じて、手数料や手続きにかかる費用が異なるのでよく確認してから購入してください。
債券投資は債券に投資する方法。正しく理解して投資をしよう
債券投資は安定志向の人に向いている投資方法です。
数少ない元本保証があり、リスクも小さい投資方法のため、手堅く投資ができるメリットがあります。
一方で、大きな利益を得られないのが債券投資のデメリット。投資で儲けをもっと出したいという人には向いていないでしょう。
大きく利益を得たいという人には、ファクタリング事業投資をおすすめします。
ファクタリング事業投資は債券投資よりも高い利益を得られる投資方法で、企業の資金調達を助ける社会的役割を担っています。
さらにはファクタリングを受ける企業の支えにも繋がるため、投資する意義は高いといえるでしょう。
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