【ワイン好きの人へ】ワイン投資とは?メリット・デメリットをまるっと解説

ワイン投資

紀元前の時代から存在していたというワイン。

ワイン好きであれば、その歴史、文化、地理、芸術など各方面からワインへの興味が尽きないのではないでしょうか。

そのワインが今、富裕層を中心に有形資産として投資でも大きな存在感を醸し出しています。

欧米を中心に、ワインは飲むものであると同時に投資商品として一般的となりつつあります。ワインが好きであれば、高級ワインを1ケース注文し、一部を飲用ではなく投資にまわすことで、ワインの味と投資を両方楽しむことができます。

本記事では、ワインの飲む楽しみだけではなく、投資でも楽しむために知る必要のあるワイン投資のメリット、デメリット、そしてワイン投資の始め方をまるっとご紹介します。

目次

ワイン投資とは?

ワイン投資とは、コモディティ(商品投資)の1種です。2000年以降、金融緩和が続く中、インフレ傾向が強まり、現金の価値は目減りする状況が続いています。しかし、ワインは実物資産であり、金融市場の影響を受けづらいことから、富裕層の間で注目される投資商品となっています。

主な収益源は、ワインの値上がり益です。ワインを購入したときの価格から売却時の価格と管理保存コストを引いた分が利益となります。

ワイン投資は主にファインワイン(ビンテージワイン)の投資のこと

ワイン投資は主にファインワインへの投資となります。

ファインワインとは、普通のワインとは異なる、希少性の高い高品質のヴィンテージワインのことを指します。ただ価格が高いだけではなく、寝かせることで熟成が深まり、味や品質が高まるものがファインワインです。

ワイン投資では、主にこのファインワインへの投資を行います。

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ワイン投資の特徴:メリットとデメリット

ここでは、ワイン投資のメリット、デメリットについて紹介します。

メリット①:インフレに強い

ワイン投資のメリットの1つ目は、インフレに強い点です。

インフレでは、物やサービスの値段が上昇する反面、現金の価値が目減りしていきます。

現在、欧州やアメリカは歴史的なインフレに直面しています。原因は、ロシア産の安価なガス輸入の利用停止などが挙げられます。また、各国の脱炭素化のために利用する再エネルギーが天候不順により安定していないことも一因と言われています。

日本でも、各国ほどではないにせよ、インフレ率が上がっているのが現状です。

日米欧の消費者物価の推移
出典:第一生命経済研究所

ワインは実物資産である「物」に分類されるため、現金、株や債券と異なる動きをします。インフレと相関して、価格が高くなる傾向があるとも言えます。

それゆえ、ワイン投資はインフレに強い方法と言えるでしょう。

以下は、過去4年のLiv-ex Fine Wine 100の価格推移です。

Liv-ex Fine Wine 100とは、高級ワインの指標です。主に流通市場で最も人気のある100種類の高級ワインの価格変動を表しています。

下図によると、2021年から現在にかけて価格が急上昇しています。ワイン投資は、インフレ時に心強い投資方法であることがわかります。

Liv-ex Fine Wine 100の価格推移
出典:LIV-EX Fine Wine 100

メリット②:長期投資に向いている

ワイン投資のメリットの2つ目は、長期投資に向いている点です。

種類にもよりますが、ワインは長期保存されたものほど高値で取引されます。ワインは時間と共に熟成するため、寝かす期間が長ければ長いほど、マイルドな味わいになり価値が高まるからです。

通常、ファインワインは収穫から20年後に熟成のピークを迎え、二次市場での価格や希少価値が最も高くなります。

ワインの種類にもよりますが、中には、50年以上の長期保存を経て、市場に流通するものもあります。

たとえば、2004年には、クリスティーズのオークションで、1945年さんのムートン・ロスチャイルドが出品され、30万ドルで落札されました。

ワインは、本来飲み物であるため、どんどん消費されていく傾向があります。一方で、その年に生産されたワインには限りがあります。よって、時間が経過するにつれて、希少性が増し、需要が供給を上回ります。

寝かせれば寝かせるほど、価格が上がるため、ワイン投資をする場合は数十年単位でのぞむようにしましょう。

メリット③:趣味としても楽しめる

ワイン投資のメリットの3つ目は、趣味としても楽しめる点です。

ワインの世界は非常に幅広く奥深いものです。

ワイン好きであれば、生産者やワイナリーについて、生産年、種類、銘柄などを調べるだけでも、面白みがあります。さらに、ワインを深く理解するために、地理や歴史、文化、芸術にも知見を広げるのもよい方法です。

投資と同時にワインへの理解を深めることによって、おいしいワインと出会えたり、ワイン店の店員さんを始め、同じワイン愛好家との会話が弾んだりして、楽しい時間も増えるかもしれません。

ワイン投資を始めると、ワインが単なる嗜好品ではなく、学びがいのあるひとつの学問と感じることでしょう。

このように趣味としてワインを楽しむことは、とても魅力的で深みのある世界の扉をあけることになるのです。

デメリット①:短期売買に向かない

ワイン投資のデメリット1つ目は、短期的に利益を出したい人には向かない点です。

通常、ワインは投資して2、3年で利益は出ません。数十年単位で適切な環境に保管し、熟成を待つ必要があります。

ワインの種類によっては、比較的短期間で熟成し味がよくなるものもあるかもしれませんが、希少性は低いままです。よって、ある程度の利回りを得たいと考えるなら、十年単位での投資を考えるべきでしょう。

また、もう1点注意しなければいけないのは、ワイン投資市場の流動性の低さです。

ワイン投資は、市場が小さいので、流動性が低い傾向にあります。ヨーロッパには「Vint」や「Cult Wine Investment」などのワイン投資プラットフォームがあります。しかし、日本にはそういった投資専用のプラットフォームがないため、すぐに買い手が見つからないなど、換金しにくいと言えます。

ワイン投資は、長期にわたって、計画的に行うのが望ましいでしょう。

デメリット②:保管や管理のコストがかかる

ワイン投資する上でのデメリットの2つ目は、保管や管理のコストがかかる点です。

一般的にワイン投資をする場合は、ワインを専用のセラーに預け、保管を依頼します。ワインはデリケートな飲み物であり、適切な温度環境を保ったセラーでないと劣化の可能性が高まるためです。

ワイン投資を行う場合は、専門の倉庫に料金を支払って保管するのが一般的です。たとえば、日本では、寺田倉庫などのワイン保管サービスが有名です。

寺田倉庫のオンラインストレージ 「TERRADA WINE STORAGE」サービスの場合は、月額1本90円(税抜)/本(750ml)でワインを預けることができます。1年では1,080円、15年預けると16,200円の計算となります。

参考:PRTimes 

また、ロッカータイプで54本から保存する場合は、月額13,200円となります。1年では158,400円、15年預けると237万6,000円の計算となります。

参考:寺田倉庫

保管料に負けない利回りが得られるよう注意が必要です。

デメリット③:ワインの知識習得が不可欠

ワイン投資のデメリット3つ目は、ワインを投資する上で、学習しなければならない点が多いことです。

必要な知識とは、主に以下のようなものです。

  • ワインの産地
  • 代表的な銘柄
  • 年代別の生産量、需要の推移
  • シャトーの歴史
  • ファインワイン(ヴィンテージワイン)の特徴

本などで学習する以外にも、ヴィンテージワインの情報を日々収集し、アンテナを高くする必要もあります。

ワインの輸入業者が開催するワイン投資セミナーなどを活用し、最新動向をチェックする必要もあるでしょう。

ただし、ワインの情報に触れるのが好きなワイン愛好家であれば、これらはデメリットではなく、楽しみの一つとなるかもしれません。

ワイン投資の方法

ここからは、ワイン投資を行う方法を紹介します。

一般的に、ワイン投資を行う方法は、主に以下の2種類です。

  • ワイン商から購入する現物投資(貸倉庫へ保管)
  • ファンドへの投資(金融商品を保有)

代表的なワイン商であるベリー・ブラザーズ&ラット社と、ワイン投資ファンドのプラットフォームを提供しているVinovest(ビノベスト)とカルトワインズを紹介します。

方法①:ベリー・ブラザーズ&ラッド社/BERRY BROs. & RUDD(ワイン商)から購入する

ベリー・ブラザーズ&ラッド社
出典:BERRY BROs. & RUDD

ワイン商は、英国本拠のベリー・ブラザーズ&ラッド社が有名です。1698年に創業したこの会社は、18世紀のジョージ三世の時代から現在まで、イギリス王室にワインを供給している名門です。

ワインの購入から保管、売却まですべて自社倉庫で行っているので、取引がスムーズに行えるのも魅力です。

日本支社があり、Webサイトもすべて日本語なので、チェックしやすいのが魅力です。また、問い合わせも日本語で行えるので、安心して不明点を質問できるでしょう。

方法②:Vinovest(ファンド)を利用する

Vinovest
出典:Vinovest

Vinovestは、ワインへ投資ができるアメリカのプラットフォームです。金融商品を買うように、ワインへの投資が行えるのが特徴です。アプリがあるため、モバイルで株式投資を行うように、ワインに投資ができます。

一口1,000ドルから世界中のワインの資産価値をポートフォリオ化したものに投資する方法となります。Vinovestがワインの認証、保管、保護を行うため、実際に投資する人はワインを飲むことができません。

投資プランはスターター、プラス、プレミアム、グラン・クリュといった4つのクラスに分けられており、スターターは1,000ドル(約14万円)から始めることができます。プランの費用が高くなればなるほど、自分でポートフォリオを組める仕組みとなっています。

方法③:カルトワインズを利用する

カルトワインズとは、2007年に英国で創業した高級ワイン投資プラットフォームサービスを提供する会社です。

日本語公式サイトがあり、日本語で問い合わせができます。

投資プランは、プレミアムクラス、グランドクラス、カルトクラスの3種類あり、プレミアムプランの場合はイギリスポンドで25,000ポンド(約400万円)からとなっています。

ワイン分析データは、ブロックチェーン技術を用いて保存がされているため、取引の透明性と信頼性が担保されています。

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ワイン投資の始め方(ベリー・ブラザーズ&ラッド社)

ワイン投資の具体的な始め方について説明します。

手順①:ベリー・ブラザーズ&ラッド社のWebサイトへアクセス

まず、公式サイトにアクセスします。

ベリー・ブラザーズ&ラッド社

その後、画面上に「特別なサービス」という箇所があるので、クリックしてください。

ベリー・ブラザーズ&ラッド社のWebサイトへアクセス

次に展開されたメニューの中から「セラープラン」を選択してください。

ベリー・ブラザーズ&ラッド社のWebサイトへアクセス

手順②:セラープランへ加入を連絡する

セラープランは、投資目的の人向けのプランで、それぞれの予算や好みに応じてカスタマイズ可能なオーダーメイド方式を採用しています。

専属のプランマネージャーが様々な相談に乗り、提案やサポートもしてくれます。

定番のオプションは月額250ポンドからあります。

(決済、管理はすべて英国ポンド建てです)

詳しくは、以下の問い合わせ先で相談してみてください。

【ベリー・ブラザーズ&ラッド社

E-mail: japan.mail@bbr.com

Tel: 03-3518-6730

営業時間:月~金 10:00~17:00、土日祝日休

ワイン投資の始め方(Vinovest)

Vinovestでのワイン投資の始め方を説明します。

大きな流れは以下です。

  1. アカウント作成し入金する
  2. マスターソムリエがポートフォリオを構築
  3. ポートフォリオの成長を見守る
  4. ワインを売る

すべて英語での取引となりますので、注意してください。

まず、Vinovestにアクセスします。

次に、「GET STARTED」をクリックします。

Vinovestでのワイン投資の始め方

以下から、サインアップ(登録)方法を選択し、クリックします。

Vinovestでのワイン投資の始め方

サインアップ(登録)ができたら、画面右上の「ADD FUNDS」から入金します。

入金方法は以下5種類から選択できます。

  • 銀行振込
  • クレジットカード
  • 仮想通貨
  • 国際ワイヤートランスファー(電信送金)
Vinovestでのワイン投資の始め方
出典:Vinovest

入金の最小料金は1,000ドルです。

入金完了後、マスターソムリエが独自のアルゴリズムを使用して、最適なワインを選択します。

その後、しばらく投資家はポートフォリオを見守る期間となります。

Vinovestの専門家がワインの価値がピークだと判断すれば、売却の時期が決定されます。その際に、売却するか自身で保管するかの判断ができます。

ワイン投資におすすめの銘柄

ご自身でワイン投資する銘柄を決めたい人は、どのようなワインを選べばよいか迷うかもしれません。

そこで、ここではワイン投資初心者の方におすすめの投資ワイン銘柄を紹介します。

ワイン投資に最もおすすめの銘柄は、「ボルドー五大シャトー」です。

ボルドーは有名なワインの産地で、ボルドーワインという名前は誰もが一度や二度は聞いたことがあるかもしれません。

シャトーとは醸造所のことです。

ボルドーの五大シャトーとは、皇帝ナポレオン三世が、1855年に開催されたパリ万国博覧会で、メドック地区で生まれたボルドーワインの格付けを行ったことで生まれました。

シャトー・ラフィット・ロスチャイルド

シャトー・ラフィット・ロスチャイルドは、フランスで最も歴史あるシャトーの一つです。ルイ15世の愛妾ポンヴァトール婦人や、第三代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソンもラフィット好きであることで知られています。

シャトー・ラフィット・ロスチャイルド
出典:エノテカ

シャトー・マルゴー

シャトー・マルゴーは「フランスワインの女王」と呼ばれています。ヴェルサイユ宮殿では、ポンヴァトール婦人はラフィット派、同じく愛妻のデュバリー夫人はマルゴー派で、競い合っていたと言われています。

その他、アメリカのノーベル賞作家ヘミングウェイもマルゴーをこよなく愛し、孫娘には「マーゴ」という名前をつけています。日本では、映画「失楽園」でマルゴーは有名となりました。

シャトー・マルゴー
出典:エノテカ

シャトー・ラトゥール

グッチとクリスティーズのオーナーであるフランソワ・ピノー氏が会社を所有するシャトー・ラトゥールは五大シャトーの中で、最も長命と言われています。タンニンが非常に強いのが特徴で、長期熟成型のワインです。

他のシャトーの中でも品質が安定していることで有名で、日差しが少なく、多くのシャトーが生産を断念した年でさえ、生産量を抑えつつも、素晴らしい味のワインを残したことで知られています。

ラベルに塔のイラストが描かれていることで有名です。

シャトー・ラトゥール
出典:エノテカ

シャトー・オー・ブリオン

現在、ルクセンブルク王室が所有しているシャトー・オー・ブリオンは、五大シャトーの審査対象エリア外であったにも関わらず選出されたことで有名なワインです。

他の五大シャトーと比べると、親しみやすい味わいで、飲み頃が最も長いと言われています。

特にイギリスで人気を誇り、1660年、61年の王室のディナーで169本のオーブリオンがサーブされたという記録が残っています。

シャトー・オー・ブリオン
出典:エノテカ

シャトー・ムートン・ロスチャイルド

シャトー・ムートン・ロスチャイルドは、もともとは2級にランク付けされていたシャトーです。しかし、1973年に1級に昇格しました。

もともとパリ万博の格付けで必ず1級を取れると話題だったシャトーですが、格付け直前にイギリス人の所有となったことが一因で2級となったと言われています。

毎年変わる芸術的なラベルが有名で、1級に昇格した1973年にはピカソが描きました。

シャトー・ムートン・ロスチャイルド
出典:エノテカ

よくある質問

ここからは、ワイン投資をする上で、よく感じるであろう疑問をまとめました。

ワイン投資には値下がりなどのリスクはありますか?

ワインは長く保管すればするほど、価値が上がります。しかし、ピークを過ぎたワインは少しずつ値段が下がっていきます。

よって、飲み頃がいつかを意識して投資と保管を行う必要があります。

赤ワインと白ワイン、どっちが投資向きですか?

投資向きのワインは長時間熟成させることで品質が高まるワインです。

一般的に投資には赤ワインが向いていると言われていますが、白ワインにも、5年から15年の長い熟成に耐えうる長期熟成型のものがあります。

よって、一概に白ワインよりも赤ワインの方が投資に向いているとは言いきれません。

しかし、長時間熟成型のワインは赤ワインのほうが多い傾向にあります。

ワイン投資で気を付けることは何ですか?

ワイン投資で気を付けるべきなのは、偽造ワインの存在です。

2012年にはアメリカのワイン愛好家ルディーの偽造ワイン事件がありました。

ルディーは2000年前半から、オークションで派手に高級ワインの落札を繰り返し、陰では偽造ワイン造りをしていました。FBIによって2012年に逮捕され、偽造ワインは回収されましたが、それは一部に過ぎません。行方がわからなくなった偽造ワインが世界中に存在しているのです。

真贋の判定はプロでないと難しいと言われています。投資に限らず、高級ワインは信頼できるワイン商、ワインショップなどから購入するようにしましょう。

ワイン投資ファンド「VIN-NET」はなぜ破綻したのですか?

VIN-NETは2016年3月に破産したワイン投資ファンドです。

2000に設立した同社は、2008年以降、運用の損失を隠すためにワインの買い付け、売却について虚偽報告を行っていました。当時の負債総額は40億円。多くの投資家がこの被害を受けました。

ワイン投資する際は、相手が信頼できる会社かどうかを慎重に見極める必要があります。

アンプリムールとは何ですか?

アンプリムールとは、ワインの先物取引のことを指します。樽の中で熟成されているときから売りに出されます。

第二次世界大戦で経営困難となったシャトーに対し、ワイン商が瓶詰め前のワイン(先物)に料金を支払い、ワインの買い付けを行ったことが始まりです。

ワイン以外の酒でも投資はできますか?

ワイン以外では、近年ヴィンテージウィスキーの投資が注目されています。

ウィスキーはアルコール度数が高く、ワインほど保管環境に気を遣わなくてよいという利点があります。長期の熟成で品質が高まるのは、ワインと似ています。

ジャパニーズウィスキーも2000年以降世界的に評価されています。様々な地域から得られる「水」がウィスキーの味わいに影響し、その個性に繋がっています。

ワイン投資にETFは存在しますか?

ETFはExchangeTradedFundの略で、上場投資信託のことを言います。

現在のところ、Liv-ex社の「liv-ex Fine Wine 100 index」に連動するようなワインのETFは存在しません。

ワインに特化したものではなく、シャンパンを含むアルコール株、ワイン、スピリッツ株を保有しているETFであれば存在します。

参考:Wine ETFs (What they are and how to invest in them)

5年から10年以上の長期間を視野に、世代を超えたワイン投資をしよう

本記事では主に以下について説明しました。

  • インフレ時代においてワインの実物資産としての強い
  • ファインワインは長期熟成と共に価値が増す
  • ワインには保管コストがかかる
  • 短期売買には向かない

その他、ワイン投資の方法、具体的な始め方、ワイン投資に向いているシャトーについても紹介しました。

時間をかけてじっくり長期で取り組んでいくのがワイン投資の醍醐味です。ワインに投資すれば、数十年の時と世代を超えて、飲む楽しみだけではなく、利回りが得られるかもしれません。

ワインを購入したら飲みたくなる人は、必ずしも1ダース(12本)すべてを長期間投資しなくてもよいのです。

一部を記念日に開けて皆と楽しんだり、ときにギフトとして贈ったりするのも、自らの人生や人間関係を豊かにする投資です。

その残りを資産として投資して、数十年後に利益が得られたら、より人生は豊かなものになるでしょう。

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