クロアチアのアンティークコインは投資すべき?特徴や今後の展望を解説

クロアチア アンティークコイン 投資

クロアチアのアンティークコインは伸びしろに期待できるコインです。

市場での注目度はまだまだ低いものの、特徴的な作りやデザインのコインが多いことから、高値で取引されるコインが出てくる可能性は十分考えられます。

そこで今回の記事では、クロアチアのアンティークコインの基礎に加え、投資する旨みや、意識してほしい注意点について詳しく解説します。

おすすめのコインやクロアチアの通貨の歴史などについても紹介するので、長い目線で投資するのにぜひお役立てください。

目次

クロアチアのアンティークコインの特徴は?

クロアチアにもアンティークコインは存在するものの、アンティークコイン業界のなかではまだまだ注目されていない存在です。

これは投資妙味があることを示唆しているのと同時に、確かな情報を元に判断を下さないと損失を被る可能性が高いとも言えます。

特にアンティークコインは価値は下がりにくいものの、流動性が低いことから換金しにくい資産の一つです。

十分な知識がないと投資したお金を取り返せなくなる可能性も高いため、今から解説するクロアチアのアンティークコインの特徴を参考に慎重に投資するか検討してみてください。

そもそもアンティークコインが少ない

そもそも、クロアチアはまだまだアンティークコインの数が少ない国です。

また、イギリスの「ウナとライオン」や、アメリカの「リバティヘッド」のように世界的に有名なアンティークコインも存在しません。

そのため、投資するにしても、現時点では将来的な値上がりに期待する投資スタイルになるでしょう。

アンティークコインが少ない理由として挙げられるのは、ずばりクロアチアという国自体の歴史の浅さです。

10世紀頃にクロアチア王国は建国されたものの、長い間オスマン帝国やハンガリーなどの支配下に置かれてきました。

また、その後はユーゴスラビア連邦人民共和国の構成共和国だったこともあり、完全独立を果たしたのは1991年とつい最近です。

このように、約30年ほどしか国として歩んでいないため、国の節目やイベントなどでコインが製造される機会も少なかったのでしょう。

コインの将来性はあるものの、イギリスやアメリカのコインと同じような感覚で投資するのは危険です。

動物や模様がデザインされたコインが多い

クロアチアのコインの特徴として、動物や模様などがデザインされていることが多いという点が挙げられます。

一方、他の国のように、首相や王室の人々、歴史上の人物など、人間の肖像画がデザインされているコインはあまり見受けられません。

歴史の分岐点に立っていた人物がデザインされたコインは、国の歩みを感じられることから価格も高騰する傾向にあります。

しかし、クロアチアのアンティークコインはなかなか歴史を感じにくいデザインということもあり、まだ投資家や一般的なコレクターからは注目されにくいと言えるでしょう。

ただし、動物がモチーフとなっているコインが人気を集めないわけではありません。

動物デザインのコインは、別名「動物コイン」とも呼ばれ、一部のコレクターから注目を集めやすいのが特徴です。

そのため、現在流通しているクロアチアのコインは、幅広い大衆からの人気よりも、こうしたマニアックなコレクターから根強い支持を得ることで価格が高くなる可能性が考えられます。

コレクターの心をつかむようなコインが発行されれば、クロアチアのコインが今後市場で注目される存在になるかもしれません。

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クロアチアのアンティークコインを紹介

クロアチアで発行されたコインについて、特におすすめの物を5枚紹介します。

厳密にはアンティークではないコインも含んでいますが、コインが持つ特徴から投資のしがいがあると判断したため取り上げています。

一枚ずつ、背景にある歴史などを解説していくので興味のある方はぜひご覧ください。

  • 【1753年】ラグーザ・ドゥブロヴニク ターレル銀貨
  • 【1934年】50クーナコイン
  • 【2024年】黒トカゲ 1オンス
  • 【2023年】2ユーロ プルーフコイン
  • 【2023年】2オンス+1オンス 輪郭ネクタイ 金貨・銀貨セット

【1753年】ラグーザ・ドゥブロヴニク ターレル銀貨

クロアチアのアンティークコインとして1枚目におすすめするのが、1753年に発行された「ラグーザ・ドゥブロヴニク ターレル銀貨」です。

表面には少し上を見上げる男性の横顔が、裏面には美しい装飾が施された王冠と縦がそれぞれデザインされています。

そして、気になるこの難解なコイン名についても解説します。

「ターレル銀貨」というのは、16世紀頃からヨーロッパで使用されていた銀貨で、クロアチア以外にも、ドイツやオーストリア、かつてのローマ帝国などでも発行されていました。

「ターラー銀貨」と呼ばれていたこの銀貨は非常に質が良く、後の「ドル」の語源になったという説もあります。

また、「ドゥブロブニク」というのはクロアチア南部に位置する都市の名前です。

人気ジブリ映画「魔女の宅急便」のモデルにもなったと言われるドゥブロヴニクは「アドリア海の真珠」と呼ばれるほど美しい景観が特徴で、観光名所としても人気を集めています。

クロアチアのコインのなかでも歴史があり、さらには世界的にも有名な名所に思いを馳せられる当銀貨は特におすすめの一枚と言えるでしょう。

【1934年】50クーナコイン

クーナとは、そもそも2022年までに発行されていたクロアチアの法定通貨です。

元々一般的な通貨として流通していたもので、今回の記事投稿時点で販売されていたコインは製造から約90年経過しているにも関わらず美しい状態が保たれていたため高値で取引されていました。

何かを記念して作られたコインじゃなくても、製造から長い年月が経過しているにも関わらず、状態が良いものは価格も上がりやすいのです。

通常の法定通貨でも希少性が高ければPCGS社やNGC社の鑑定によって価値が付く可能性があります。

法定通貨でも見逃さずにチェックしていると、思わぬ掘り出し物と出会えるかもしれません。

【2024年】黒トカゲ 1オンス

2024年に発行された最新のクロアチアコインとしてご紹介したいのが、「1オンス 黒トカゲ」です。

こちらは純度99.9%の純金金貨で、額面価格は100ユーロとなります。

コインの中心には、岩辺から何かの様子を伺うようなトカゲの姿がデザインされており、愛らしい印象なのが特徴的です。

発行枚数は限定200枚と非常に少なく、その分価格も日本円で70万円以上と高価に設定されています。

クロアチアのコインとしてはもちろんのこと、金貨としても投資しやすい1枚と言えるでしょう。

【2023年】2ユーロ プルーフコイン

クロアチアが2013年にEU圏に加盟したことを記念に製造されたのが「2ユーロ プルーフコイン」です。

EU加盟から10年後の2023年にそれまでクロアチアの法定通貨だった「クーナ」が廃止され、EUの共通通貨である「ユーロ」が導入されました。

当コインはクロアチアが製造する初のユーロ通貨でもあり、コインの片側にはクロアチアの国章である「市松模様」がデザインされています。

プルーフコインは観賞用として製造されたコインのことで、通常のコインよりもさらに綺麗に磨かれているのが特徴です。

光をきらびやかに反射する様子は、クロアチアの新たな歴史を祝うコインとしてふさわしい一枚と言えるでしょう。

【2023年】2オンス+1オンス 輪郭ネクタイ 金貨・銀貨セット

アンティークコイン業界のなかでも、非常にインパクトの強い一枚、もしくは二枚と言えるのが「2オンス+1オンス 輪郭ネクタイ金貨・銀貨セット」です。

なんとネクタイ型の金貨と、それを中心にはめ込めるスーツ型の銀貨がセットとなっています。

ネクタイ型金貨は純度99.9%の純金で、クロアチアの国章を思わせる市松模様のようなデザインが施されています。

そして、そのネクタイ型金貨を引き立てているのが、ユニークなデザインのスーツ型銀貨です。

胸元のポケットチーフも細かくデザインされており、いつ見ても楽しい気持ちになれるコインセットとなっています。

このようなコインが製造されたのは、クロアチアがネクタイ発祥の地として有名だからでしょう。

17世紀、戦場へ向かう男性の首元に、無事を祈る意味で赤いスカーフ首元に巻き付けたことがネクタイ文化の最初と言われています。

まさに国の歴史に思いを馳せることができる、魅力的なアンティークコインと言えるでしょう。

クロアチアで流通している通貨は?

現在クロアチアで流通している通貨について紹介します。

完全独立から約30年程度しか経っていないクロアチアですが、すでに数回法定通貨が切り替わっています。

アンティークコインに投資するなら、その国の法定通貨に関する歴史を知っておくことも重要ですのでぜひご覧ください。

【2023年1月1日〜】ユーロ

クロアチアでは、2023年1月1日からEUの単一通貨である「ユーロ」が導入されました。

コインの片面にはユーロ国の共通デザインが描かれ、もう片側にはクロアチア独自のデザインが施されています。

国章である市松模様や、従来の法定通貨「クーナ」の語源だったイタチ科の「テン」、クロアチア出身の発明家「ニコラ・テスラ」など、豊富なデザインのユーロ通貨がクロアチアで流通しています。

【1994年〜2022年】「クーナ」・「リパ」

1994年から2022年までに法定通貨として利用されていたのが「クーパ」と、その補助通貨である「リパ」です。

「クーナ」とはクロアチア語で動物の「テン」を意味しており、これは中世にテンの毛皮を通貨の代わりとしていたことが由来となっています。

デザインも豊富で、1クーナには鳥のナイチンゲール、2クーナにはマグロ、5クーナにはヒグマが描かれています。

アンティークコインだけじゃなく、法定通貨にも動物が描かれているのがクロアチアのコインの特徴です。

【独立宣言後の臨時通貨】クロアチアディナール

クロアチア独立宣言後に、臨時通貨として「クロアチアディナール」が利用されていた時期もありました。

しかし、この通貨が流通していたのは非常に短期間で、情報もほとんど残されていません。

リパは100リパで1クーナと交換できましたが、クロアチアディナールで1クーパを交換するには1000クロアチアディナールが必要だったとのことです。

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クロアチアのアンティークコインを買う時に意識したい点

記事の冒頭で解説したように、クロアチアのコインはアンティークコイン市場ではまだまだ注目されていない存在です。

そのため、むやみに購入すると希望を持って投資した資金が取り返せない事態になる可能性があります。

アンティークコインは購入・売却時ともに注意すべき点が多い資産ですが、クロアチアのコインのように、流動性が低いものはより一層慎重な投資判断が求められるでしょう。

ここでは、クロアチアのコインを買う際に意識してほしい3つのポイントを解説するので、投資するかお考えの方は必ずご覧ください。

買うなら金貨がおすすめ

クロアチアのコインがまだあまり注目されていない現状を考えると、基本的な投資先としては金貨を選ぶのが良いでしょう。

金貨であれば、アンティークコインとしての価値は薄くても、素材である金そのものが一定の価値を担保してくれます。

金自体の相場が上昇すれば「金投資」のような形で利益を上げられる可能性もあるため、一定の投資成果も得やすいと言えるでしょう。

クロアチアならではのコインデザインや歴史性を味わいつつ、アンティークコイン投資もしたいという方は、ぜひ金で作られたコインを一つの投資先として検討してみてください。

なお、先ほども紹介した「1オンス 黒トカゲ」は金の純度が99.9%以上の24金コインということもありおすすめです。

年単位で値上がりを待つ

アンティークコイン全般に言えることですが、クロアチアのコインに投資した場合は特に年単位での値上がりを待つことが重要です。

注目度・流動性ともに低いことから、買ってすぐに値上がりするとは考えにくいでしょう。

数千万円、数億円で取引されるような人気のコインなら、投資から短期間で手放しても一定の利益を上げられる可能性がありますが、クロアチアのコインはなかなかそうはいきません。

イギリスやアメリカのコインの取引状況を見て、安価で買いやすいクロアチアのコインを購入しても、同じような結果は期待しづらいため注意が必要です。

クロアチアのコインに投資する際は、長期的な視点を持ちましょう。

ネットオークションでの購入は極力避ける

ネットオークションでもクロアチアのコインを購入することはできますが、信憑性の観点からできるだけ避けるべきです。

まだあまり価値が高くないクロアチアのコインを、誰がどのように管理したかわからないネットオークションで購入するのはリスクが伴います。

資金を投じるのであれば、アンティークコインを専門的に取り扱うお店で専門家のアドバイスを聞きながら選ぶのが懸命です。

また、専門店で取り扱われている多くのコインは、アメリカのPCGS社やNGC社のような代表的な鑑定機関によってすでに鑑定が済んでいます。

鑑定済みのコインはそうではないコインよりも価値が担保されているため、取引価格も高くなりやすく、良い結果を望みやすい投資先なのです。

自ら鑑定に出す手間を省くこともできるため、アンティークコインの取り扱いに慣れていない初心者の方にとっても専門店からコインを購入したほうが良い選択肢となるでしょう。

クロアチアのアンティークコイン投資に興味を持たれた方は、ぜひこれらのポイントを意識して、慎重に検討してみてください。

マネートレンドNaviでは、各国で製造されたアンティークコインに関する情報を詳しく発信しています。

コインの知識がない方でも読みやすい内容となっているので、おすすめ情報を発信している公式LINEからチェックしてみてください。

まとめ|クロアチアのアンティークコイン投資は伸びしろに期待!

クロアチアのアンティークコインは、まだ市場で注目度が低く流動性も高くないのが現状です。

しかし、デザイン自体は国の歴史や特徴を感じられるユニークなものが多く、特に動物が描かれたコインはマニアックなコレクターから人気を集める可能性もあります。

また、EU加盟を記念したプルーフコインや、他国には見られない特徴的なコインも存在することから、今後少しずつ市場で注目されてもまったくおかしくはありません。

投資してすぐに含み益が出るような投資資産ではありませんが、長期的な視点を持ってコイン選びを行えば、良い結果にも期待できるでしょう。

情報が集めにくいのが難点ですが、この記事で解説したポイントを参考にクロアチアのアンティークコインにも目を向けてみると、先行者利益を得られるような良い投資先が見つかるかもしれません。

まだ知られていないアンティークコインの魅力については、マネートレンドNaviでも詳しく解説しています。

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