アンティークコインが売れないはずはない|売れない理由と解決策と売る方法

アンティークコイン 売れない 理由

もっとも投資効果の高い現物資産として購入したはずのアンティークコインなのに、なぜ売れないのでしょう?

そんな悩みをお持ちの方への記事です。

まず、必ず売れるということを理解頂きます。

そして、現時点で売れない理由を購入者視点から紐解いていきます。

加えて、4つの具体的な解決策と7つの販売方法を提示すればもう完璧です。

最後までお読みいただければ、きっと「アンティークコインが売れない」なんていわなくなるでしょう。

目次

アンティークコインが売れないはずはない

アンティークコインが売れないとお悩みの方、ご安心ください。

お手持ちのコインがどのようなコインであれ必ず売れます。

なぜなら、アンティークコインには地金としての価値があるからです。

アンティークコインは金や銀、あるいはプラチナ・パラジウムなどの貴金属で作られています。

そのため、それぞれの貴金属のグラム単価なりの価格で売ることが可能です。

いわゆる地金としての売却ですが、この方法はコイン価値として最低価格での販売方法です。

どうしても今すぐ売りたい場合のみに選択するのが望ましいでしょう。

アンティークコインは地金として売ることは可能ですが、本来なら美術性や希少性、歴史的価値の三要素によるプレミアが付くものです。

安易に売りさばく前に、時間を置くなりさまざまな対策を試みてみましょう。

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アンティークコインが売れない5つの理由

まずは、なぜお手持ちのアンティークコインが売れないのか検証してみましょう。

主な理由の候補として5つをピックアップします。

  1. 需要の見込めないコインを保有している
  2. 設定価格が高い
  3. セールストークが足らない
  4. 偽物の可能性を疑われている
  5. 短期投資としての認識が強い

それぞれについて解説します。

1.需要の見込めないコインを保有している

お手持ちのアンティークコインを買う際に、どれだけの投資をしたか今一度振り返ってみましょう。

もしや、安いからと安易に購入しなかったでしょうか?

アンティークコインといえども、流通量の多いコインや美術的・歴史的価値に乏しいコインは需要が少ないため価格が上がりにくい傾向にあります。

そういうコインを買いたいと思う人はそう多くありません。

このような需要の見込みの薄いコインを保有している場合、儲けようと考えず買ったときと同じような価格で売るのが賢明です。

それでも売れない場合には、貴金属の相場動向を注視しながら地金としての価値が上がる日を待ちましょう。売る覚悟も必要です。

2.設定価格が高い

アンティークコインの売却益を得るためには、購入金額より高く価格設定するのが当たり前です。

しかしながら、購入金額が相場より高かった場合、それ以上の価格で売るわけですからおいそれとは売れないでしょう。

これは買う時点で気を付けるべきことです。

アンティークコイン投資初心者の場合、コインの相場を知らないまま手持ちの資金で求めやすいコインを選びがちです。

もちろん適切な価格で購入できる場合もありますが、相場より高く買わされるケースが少なくありません。

買うときには、売るときのことを考えてコインの相場価格を把握しておく必要があります。

3.セールストークが足らない

お手持ちのアンティークコインに対してどれだけのことを語れるかは重要です。

たとえばヤフオクやメルカリなどに出品したとしても、通り一遍の情報提示だけでは買い手はつきにくい傾向にあります。

買い手は興味を示したコインに対して、より詳細な情報を求めます。

同じコインが出品されていたとしたら、情報量の少ないコインから離れていくのjは当然でしょう。

コインの状態と希少性、描かれた図柄の意味や発行の時代背景など、熱く語れるような売り手でなければなりません。

コインに対する知識を有し、いかに素晴らしいコインであるかを買い手に伝えられるようにしておきましょう。

4.偽物の可能性を疑われている

アンティークコインの買い手は、まず偽物でないことを確かめてから商談に入るのが一般的です。

コインの情報量が少なかったり設定価格が安すぎたりすると、買い手はコインが偽物かも知れないと疑う可能性が高くなります。

販売者の「お金になればいい」という心情が透けて見えるからです。

乏しい知識による中途半端な売り方では、たとえ価値のある本物のアンティークコインであったとしても売れる可能性は低いでしょう。

コインに対する知識を深め、鑑定してもらうなどの措置が必要です。

5.短期投資としての認識が強い

アンティークコイン投資は、基本的に長期的視野に立った現物資産運用です。

まれに短期投資として結果を出す方もいますが、本来は早急な結果を求める投資方法ではありません。

時を経るごとに希少性が増し、歴史的価値が増していきます。

時折停滞したりブームが訪れたりして価格が大きく変動するケースもありますが、概ね順調な右肩上がりに推移します。

売りに出してすぐに「売れない」のは売り時でなかっただけかも知れません。

コインの保有期間を楽しむくらいの長期的視野に立ち、次の売り時を待ちましょう。

アンティークコインが売れないときは購入者視点に立ってみよう

ここではアンティークコインが売れない理由を購入者視点からアプローチします。

まずは、ご自分が購入者であったときのことを思い出してみましょう。

  • なぜそのコインを購入したか
  • そのコインをその価格で買って儲かると思ったのか
  • もう少し情報が欲しいと思わなかったか
  • どうも話がうますぎると思わなかったか

上記4つの疑問から、お手持ちのアンティークコインが売れない理由を紐解いていきます。

そもそも自分はなぜそのコインを購入したか

なぜそのアンティークコインを買ったか思い出してみましょう。

  1. 高く売れると思ったから
  2. デザインに惹かれたから
  3. 安かったから

さまざまな理由で購入したと思われます。

上記1と2に関しては、しばらく時期を待てばチャンスは巡ってくるでしょう。

3に関しても、1や2と併せての理由なら問題ありません。

ただし、単純に安かったからとの理由なら、売る場合も相応の価格に設定しないと売れる可能性は低くなります。

この価格で買って儲かるのか

この価格で買って大丈夫なのだろうか?と思ったのではないでしょうか。

実際、買ったときに高いと感じていても、この先も上がるだろうし今しかないと思って購入する方は少なくありません。

けれども、アンティークコインの価格が上昇するには結構な時間を要し、コインによっては、数十年上がらない可能性もあります。

いつ、どの程度の利益になるかは誰にもわかりません。

購入者の視点に立てば、今売ろうとしているアンティークコインの価格を客観的に見つめられるはずです。

この価格で売って買い手がどう思うか、いつ頃儲かるのか、と自分の利益はもちろん、買い手の利益まで考えられるような売り方をしましょう。

もっと情報が欲しい

買うときに情報不足から購入を諦めたコインもあったのではないでしょうか。

アンティークコインを購入する際、より多くの情報を求めるのは買い手として当然のことです。 

情報量が少ないと偽物の可能性を疑います。

問い合わせや相談に明確な回答をしてくれないような売り手は信用できません。

お手持ちのアンティークコインに関するあらゆる情報を集めておく必要があります。

できる限りの情報開示をし、買い手からの問い合わせや相談に明確に答えられるようにしておきましょう。

どうも話がうますぎる

購入者として「どうも話がうますぎる」と思うことはなかったでしょうか。

あまりにも雄弁で売り方が性急になりすぎると、逆に警戒するのが購入者心理です。

それでなくても毎日のように投資詐欺被害が報告されています。

加えてコロナ禍以降、他人との距離が測りにくくなり警戒心が強くなっています。

  • 性急にことを進めない
  • 雄弁になりすぎない

買い手の信頼を得るために大切な要素です。

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アンティークコインが売れないときの4つの解決策

アンティークコインが売れない場合の具体的な解決策として4つの方法を提示します。

  1. 売る場所を変える
  2. 鑑定書を作ってもらう
  3. コインの種類によって価格と売り時を見直す
  4. 時期を待つ

それぞれについて解説します。

売る場所を変える

アンティークコインが売れない場合、売る場所を変えてみるのも一つの方法です。

アンティークコインを売る場所はコインショップや買取店、オークションサイト・メルカリ・ヤフオクなど多数あります。

そしてそれぞれの市場で人気や相場が異なります。

実際、アンティークコイン投資家の中には比較的相場の安い海外オークションで購入し、国内のオークションで転売している方が少なくありません。

基本的には買ったところで売るのが安心ですが、売る選択肢は決して少なくはありません。

オークションは定期的に開催されますし、コインショップも日本全国に多数あります。

コインショップで売れなかったらメルカリ、メルカリで売れなければヤフオク、ヤフオクでも売れ残ったら質屋や買取店など選択肢は豊富です。

鑑定書を作ってもらう

アンティークコインが売れない理由の筆頭に挙げられるのがコインの贋作疑惑です。

その疑惑を解消し、コインの価値を高めるために鑑定書を作ってもらうとよいでしょう。

アンティークコインの鑑定には、PCGSとNGCという世界的な鑑定機関があります。

これらの鑑定機関に鑑定書を発行してもらうということは、世界で通用するコインの証明になります。

自ずと販路が拡がり、コインを売るときの付加価値の一つにもなるでしょう。

費用はかかりますがアンティークコイン販売に欠かせない重要な要素です。

コインの種類によって価格と売り時を見直す

アンティークコインがなかなか売れないとき、価格設定が適切であるかどうか確認しましょう。

相場の把握ということになりますが、アンティークコインの品名の他に、コインの発行形態によっても相場が変わるので注意が必要です。

まずは、お手持ちのアンティークコインが以下のどの種類に該当するかを確かめましょう。

  • 記念コイン
  • 流通用コイン
  • 地金型コイン

記念コインとは、国がイベントや歴史的トピックなどの記念に限定発行するコインです。

投資目的で発行され、イベントやトピックの規模が大きいほど記念コインの価値も高まります。

価格相場は高めで推移しますが、発行間もないモダンコインの部類に属するものが多いため、時期を待つとさらに利益が大きくなる可能性があります。

長期保有の前提で売るのが望ましいでしょう。

流通用コインとは、通貨として一般使用されている硬貨を指します。

流通しているため、状態によって価格が大きく異なります。

発行枚数の少ない年度のコインやエラーコインと呼ばれるものなどは高額取引されているため、じっくり調べてから価格を決めましょう。

地金型コインとは、実質的には貴金属への投資を目的としたコインです。

近代以降に発行されているものが多く、比較的入手しやすい傾向にあります。

貴金属の相場を追いながら、売り時を狙うのもよいでしょう。

時期を待つ

もしかしたら「アンティークコインが売れない」と思うのは、まだ早いかもしれません。

特に高価格で推移している記念コインなどは近年発行されたばかりであり、これから時代を経ていくごとに価値が高まる可能性があります。

アンティークコイン投資は、発売した途端に人気沸騰するコインもあれば、何年もかけてじわじわと上昇するコインもあります。

たとえば1980〜1984年に発行されたヤングエリザベスというコインは発売当初、地金として売られるほど不人気でした。

現在は数百万円で取引される人気のコインとなっています。

アンティークコインは投資品目として絶大な人気を誇りますが、「売れない」と安易に判断せず、コレクションとして楽しみながら長い目で運用するのが望ましいでしょう。

アンティークコインを売る7つの方法

アンティークコインを売るには以下のような方法があります。

  • 国内コインオークション出品
  • 海外オークション出品
  • コインショップにオークションの出品代行をしてもらう
  • コインショップへの買取依頼
  • コインショップ委託販売
  • メルカリやヤフオク・フリマ
  • 質屋や買取ショップ

それぞれについて解説します。

国内コインオークション出品

アンティークコイン販売の筆頭に挙げたいのがコインオークションへの出品です。

適切なタイミングで、適切なオークションに出品するのが望ましいのですが、出品するだけでもよい経験になります。

オークションサイトによるコインの真贋保証もあり、出品者としての信頼を得られるメリットは計り知れません。

コイン販売者としての実績となり、その後の取引に有利にはたらくでしょう。

唯一のデメリットは手間がかかる点ですが、大きな利益となる可能性があります。

海外オークション出品

海外オークションへの出品は、国内オークションにも増して魅力的な販売方法です。

自分のアンティークコインが、世界の富裕層に観られていると想像するだけでも楽しくなります。

多くの視線にさらされ、ハイレベルな争奪が繰り広げられるため想像を超えた落札額になる可能性があるでしょう。

それなりの語学知識が必要となりますが、翻訳アプリで対応している方は少なくありません。

冒険的要素を含みハードルが高くなる分、よい経験となります。

コインショップにオークションの出品代行をしてもらう

コインショップにオークションへの出品代行を依頼する方法もあります。

コインショップやコインの専門業者は、コインの種類によって出品すべきオークションや出品時期を熟知しているため、売れる可能性が高いでしょう。

また、当のコインを購入したショップならお互いに気心も知れているため、いっそう安心して任せられます。

デメリットは、売却金額の10%ほどが手数料として引かれる点です。

しかしながら、手間もかからず安心して任せられる点、売れる可能性が極めて高い確実性においては群を抜いた販売方法です。

コインショップ委託販売

コインショップへの委託販売は丸投げなので手間暇をかけなくてよいメリットがあります。

専門性が高く、多様な販路を持つため売れる確率は高まるでしょう。

一方で販売手数料を差し引かれるデメリットがあります。

少しでも手数料が安いに越したことはありませんがケースバイケース、手間と確実性とのバランスを考慮して判断するのが賢明です。。

コインショップへの買取依頼

コインショップは、アンティークコインへの専門知識が豊富なので適切な価格で買取してくれます。

お近くにコインショップがない場合、書留や宅配便による査定や買取サービスをしているショップもあるので問い合わせてみるとよいでしょう。

また、出張買取など柔軟に対応してくれるショップもあります。

査定だけなら無料で対応してくれるショップが多いため、たとえその場で買取してもらえなくても、コインの価値と相場を詳しく知ることができます。

複数のコインショップをあたり、査定額を比較してみるのもよいでしょう。

メルカリやヤフオク・フリマ

ヤフオクやメルカリ・フリマは誰もが手軽に販売者になれるメリットがあります。

価格設定は自由なので、確実に売れそうな価格であれば売れる可能性は高まります。

ただし、新規参入者に対しては警戒されがちなので、信頼を高めるための情報開示が必要です。

また、高額商品は敬遠される傾向にあるため、お手持ちのアンティークコインの本来の価値を見極めたうえで出品しましょう。

価値を損ねてまで出品するよりは時期を待ち、他の販売方法を選択した方が賢明です。

メルカリやヤフオク・フリマは個人同士の取引となるため、送料等に関するトラブルが発生することもあります。

事前に入念な打ち合わせをしておきましょう。

質屋や買取ショップ

自宅近くに質屋や買取ショップがあれば、もっとも手軽な売却方法の一つとなります。

一方で、アンティークコインの知識に乏しいショップであったり、地金としての価値しか評価されなかったりして買取希望価格を大幅に下回る可能性があります。

質屋や買取ショップに売る方法は、もっとも手軽である反面もっとも安価な買取になる可能性があります。

選択肢としては、最後にした方が賢明でしょう。

まとめ|アンティークコイン投資は購入時の選定が肝要

アンティークコインが売れない理由はさまざまですが、もっとも大切なのは売れるコイン、自分が買ったときと同じように誰かが欲しがるコインであることです。

希少性・美術性、そして良好な保存状態の3条件が揃っていることが望まれます。

ご自身で判断できないようなら専門家や信頼できるショップに相談しましょう。

マネートレンドNaviでは投資に関するこうしたお困りごとへの対処法や資産運用全般に関する最新の情報を配信しています。

アンティークコイン投資が売れないとお悩みの方はもちろん、その他の投資方法へ興味がある方はぜひ、マネートレンドNaviの公式LINEをチェックしてみてください。

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