トルコのアンティークコインの魅力とは?希少性の高い金貨や銀貨を紹介!

トルコ アンティークコイン

親日国としても知られているトルコ。数々の世界遺産が点在しており、非常に多くの観光客が訪れる国としても知られています。

そんなトルコには、珍しくて希少性の高いアンティークコインが多く、コレクターの間で話題となっています。トルコで発行されたコインは、オスマン帝国時代の通貨である「クルシュ」と、現在の貨幣通貨となっている「リラ」です。

コイン収集を楽しむことはもちろん、現物投資としても非常におすすめ。

そこで今回の記事では、トルコのアンティークコインの特徴や魅力・おすすめの金貨や銀貨、トルコに関するQ&Aなどについて詳しく解説していきます。トルコのコインや投資の方法について、深く理解できる内容となっておりますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

トルコってどんな国?

まずはトルコの歴史や特徴について紐解いていきます。トルコはヨーロッパとアジアにまたがる国です。アナトリア半島に面積の大部分が位置しており、78万㎢もの大きさを誇っています。これは日本の面積の約2倍。

トルコの首都は「アンカラ」で、あまり聞き馴染みがない都市かもしれません。

なぜなら、トルコには数多くの有名な世界遺産があったり、トルコアイスやケバブなどの食べ物のイメージが強く印象に残っているからかもしれません。

また、三日月の真っ赤な国旗や親日国としても有名になっています。トルコで有名な観光名所には、カッパドキアやイスタンブール・ネムルート山などがあり、観光客の多い国としても知られています。

トルコの気候

トルコの気候は、東西に長く伸びた地形となっていることもあり、場所によって大きな違いがあるのが特徴です。トルコ南部のトロイやパムッカレなどでは地中海性気候となっており、冬は暖かく過ごしやすい反面、夏には乾燥した空気と照りつける日差しで高温になります。

また、トルコ内陸部に位置する首都のアンカラ付近は大陸性気候になりますので、夏と冬の寒暖差が非常に大きくなるのです。夏場の暑い時期は、気温40℃を超え、冬の寒さはマイナス20℃近くまで冷え込むのが特徴になっています。

トルコの国旗

トルコの国旗は真っ赤な三日月がモチーフとなっていて、赤と白の2色のみ使用されている、とても印象的なものです。この三日月には諸説囁かれており「クロワッサンと関係しているのでは?」といった声も聞こえてきます。

トルコの国旗が赤と白の2色のみになっている由来は、オスマン帝国からの歴史や思想が反映したもので「国民の血」などの説も。因みに赤と白の2色は、日本と同じですね。デザインされている「月」と「星」は、イスラム教徒が多い国によく見られるものとなっています。

トルコ国旗とクロワッサンとの関係については、クロワッサンの誕生秘話に由来しているという面白いエピソードが。1680年代に、オーストリアとトルコが戦争を行なっていました。

勝利を収めたのはオーストリア。街中にお祝いムードが漂う中、ある1人のパン職人が、戦争の勝利記念にトルコの国旗に描かれている三日月を真似てパンを作ります。

これが初めてのクロワッサンとなり、世界中へ浸透していったのです。クロワッサンの発祥の地は「フランス」だと思われている方が多いのですが、実はトルコ生まれだったということがわかりますね。

トルコは親日国として有名

トルコは親日国として有名ですが、その背景にはどういった出来事があったのでしょうか?日本とトルコが有効的な関係になったきっかけは、今から約130年前まで遡ります。当時のトルコは、オスマン帝国と呼ばれていました。オスマン帝国の親善使節団が日本にやってきたのです。

その帰り道に思わぬ惨劇に見舞われます。大きな台風の影響によって、使節団650名以上が乗っていた「エルトゥールル号」が座礁。この事故によって587名もの命が失われる結果となりました。しかしこの時、日本人が懸命の救助活動を行い69名の命を救ったのです。この出来事がきっかけで、トルコとの友好関係が強くなりました。

その後も、日露戦争やイラン・イラク戦争などで親交を深めていきます。2011年の3月11日に発生した東日本大震災の際には、トルコから救助チームが派遣され、長期間の活動を行ってくれました。そして同年10月に起こったトルコの大地震のときには、日本から数多くの支援物資を送るなど、積極的な支援をしたことも有名です。

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トルコのアンティークコインの特徴

トルコのアンティークコインの特徴としては、オスマン帝国時代のコインである「クルシュ」が人気です。クルシュに描かれているデザインは非常にさまざまであり、大統領がモチーフとなっているものや、国旗と同じく「星」が描かれているものもあります。

また、それよりはるか昔である紀元前500年から450年頃の「古代トルコ」のアナトリア半島で造られたとされる「スタテル金貨」も、ネットショップで販売されていたことが確認できました。非常に芸術性が高く、今後も価値が上がると予想されるコインです。

このように、トルコのコインには多くの注目が集まっており、資産価値が高く価格上昇に期待が持てるものが多いこともわかります。

トルコのアンティークコインおすすめ金貨3選

ここからは、手に入れるのは難しいですが、見つけた場合にはぜひとも購入したいおすすめ金貨3選について紹介していきます。

ムスタファ・ケマル・アタテュルク 250クルシュ 金貨

オスマン帝国時代の大統領である、ケマル・アタテュルク大統領が表面に描かれた250クルシュ金貨です。直径は39.5mmで、発行枚数は150,000枚となっています。

発行枚数はやや多く感じますが、非常に人気のあるコインとなっており、入手困難な状態が続いています。ただし、発行年された年によって発行枚数が大きく異なることから、比較的入手しやすい発行年があったり価格に開きがあるのが特徴です。

ケマル・アタテュルクは初代大統領。トルコを造った人物として広く知られています。亡くなる直前まで大統領を務めあげ、15年間にわたってトルコの発展に貢献した人物です。

6人の兄弟がいたアタテュルクは、5番目に誕生しました。しかし、末っ子として生まれた6人目の妹が小さいうちに亡くなってしまったことにより、まるで末っ子のように育てられます。

子供のころからの夢は「軍隊に入る」ことでした。母親の強い反対を押し切って、軍隊に入る道へと進んで行ったのです。幼少期から、トルコのために尽力したいという気持ちが大きかったことが窺えます。

ムスタファ・ケマル・アタテュルク 50クルシュ 金貨

こちらは、先に紹介したコインと同じデザインの50クルシュ金貨です。見た目は同じに見えますが、大きさが異なります。50クルシュ金貨は29.5mmですので、250クルシュ金貨に比べて10mm小さいことがわかりますね。

発行枚数は150,000枚となっているので同じ枚数ですが、50クルシュ金貨の方が入手しやすいという魅力もあります。もちろん、250クルシュ金貨の方が価値も高く資産運用にも向いていますが、トルコ初代大統領の金貨を入手したい人にとってはかなりおすすめしたい一品です。

発行された1961年は、前年に大規模なクーデターが起こっていました。経済が危機的状況に陥っていたため、国民から強い批判を受けていたのです。コインが発行された1961年は、民政移管が行われた年でも知られています。

オスマン帝国 100クルシュ金貨

3つ目に紹介するのは、オスマン帝国100クルシュ金貨です。非常に希少価値の高い金貨となっており、こちらも発行年によって発行枚数が異なる金貨となっています。

実店舗やオークションサイト、ネットショップなどでも滅多に出回らない珍しい硬貨です。裏面に書かれている数字は「1500」と読み取ることができます。これは、1500年に発行されたものということができるでしょう。

表面に描かれているデザインは「トゥグラ」と呼ばれる、オスマン帝国時代の君主のサインとなっています。直径は22.3mm。投資価値の高いコインとなっていますので、ぜひとも入手したい一品です。

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トルコのアンティークコインおすすめ銀貨2選

続いて、トルコのアンティークコインでおすすめの銀貨を2つご紹介します。おすすめの銀貨は、比較的新しいものが多く入手しやすくなっていますので、ぜひ参考にしてください。

オスマン帝国 25クルシュ銀貨

オスマン帝国25クルシュ銀貨は、表面に「トゥグラ」のサインが入った貴重な硬貨です。中央部分には金貨と同じデザインが描かれていますが、コインの外側の模様や星が描かれている数などは異なっています。直径は銀貨の方が大きく34mm。

オスマン帝国時代の銀貨は非常に珍しいものですので、実店舗やネットショップなどでチェックしてみることがおすすめです。

オスマン ハムディ ベイ没後 100周年 50リラ銀貨

最後に紹介するのはオスマン・ハムディ・ベイ没後100周年50リラ銀貨です。こちらは、2010年に発行された新しいものとなっていますので、比較的入手しやすくなっているでしょう。

彼はオスマン帝国時代の有名な画家であり、行政官や考古学者という一面も持ち合わせていた人物です。現在でも彼の作品は非常に高い評価を受けており、ネットショップなどで印刷画が販売されているほどの人気となっています。

有名な絵画作品として「2人のミュージシャンの女の子」や「亀の調教師」などの作品があり、その作風は独特で、見る人の心を強く引き付けるものとなっているのが特徴です。

トルコのアンティークコインおすすめの購入方法とは?

トルコのアンティークコインに興味を持ったときに、購入方法や購入場所が気になりますよね。アンティークコインは、現在使用されているものではないので、簡単に入手するのは難しいのでしょうか?ここからは、おすすめ購入方法について紹介します。

店頭で購入する

「実際に自分の目で確かめたい」「お目当てのコインがあるわけではないので、デザインを確認して気に入ったものを購入したい」など、アンティークコイン購入といっても、人それぞれ求めているものは違います。しかし、多くの人が実際に自分の目で見て購入を決めたいと考えているのも事実です。

そんな方には、実店舗での購入がおすすめ。専門ショップであれば、コインの歴史や背景に詳しい専門家がいたり、鑑定機関の鑑定が済んでいるコインが多いので安心です。

ただし、アンティークコインの専門店は非常に少なく、簡単に足を運ぶことができないケースが多くなります。専門店では、オンライン販売に力を入れている店が多いので、チェックしてみるのも良いでしょう。

また「金・プラチナの買取専門店」などでも、古い硬貨が販売されていることもあります。信頼できるお店であることや、鑑定機関の鑑定済みのものがあれば、買取専門店での購入も視野に入れても良いかもしれません。

ネットショップ

ネットショップであれば、時間や場所を気にせずに、お気に入りのアンティークコインを探すことができるのでおすすめです。楽天市場には、さまざまなコインが揃えられており、たくさんの画像を確認できます。また、品質保証書付きのものが多いため、詐欺などの被害に遭う可能性も少ないでしょう。何より、珍しいコインが数多く揃っている点が魅力です。毎日更新されますので、お宝を入手できるチャンスもあるでしょう。

オークションサイト

アンティークコインには、たくさんのコレクターがいるため、ネットオークションには数々のアンティークコインが出品されています。出品されている数も非常に多く見応えは抜群ですが、個人でのやり取りになってしまうケースも多いためトラブルになる可能性も捨てきれません。

しかし、コイン専門店が開催するオークションもありますので、詐欺やトラブルを避けるためには専門店でのオークションをチェックしてみると良いでしょう。

トルコに関するよくある質問(Q&A)

ここからは、トルコに関する「よくある質問」について見ていきましょう。トルコの意外な一面を知ることで、さらに興味がわいて、コイン収集も楽しめるはずです。

トルコの公用語は?

トルコの公用語となっているのは「トルコ語」です。特に、地方や田舎であれば「トルコ語」以外は通用しないという現状があります。しかし、首都であるイスタンブールなどの大都市においては「英語」を話す人も多く、シリア人も多数居住していることもあって「アラビア語」を耳にする機会も多いでしょう。

また、大都市などの人口が密集している地域では、アラビア語の他にも「クルド語」や「ペルシア語」で会話している人たちも見受けられます。

トルコの宗教は?

トルコの代表的な宗教は「イスラム教」です。イスラム教を信仰している割合は、人口8,500万人ものトルコにおいて、約90%以上を占めています。残りの10%程度の人たちは「ユダヤ教」や「キリスト教」などです。トルコでも日本と同じように、宗教的信条の自由が定められているのが特徴。

イスラム教と聞くと、規律やルールに厳しい制限が設けられているというイメージがあるかもしれません。しかし、トルコでのイスラム教においては、他の国が採用しているイスラム教の戒律よりも緩くなっているのがポイントです。イスラム教で禁止されている「飲酒」もOKですし、女性はスカーフで顔を覆う必要もありません。

トルコのおすすめ料理は何?

トルコ料理は世界三大料理のひとつです。世界三大料理は、トルコ料理のほかに「フランス料理」と「中華料理」になっています。そんなトルコ料理で1番のおすすめは「ケバブ」です。日本でもケバブ料理店がたくさんありますので、馴染みのある方も多いかもしれません。しかし、本場トルコのケバブは一味も二味も違いますので、ぜひチェックしてみてください。

その他のおすすめ料理は、トルコ風ピザとして知られている「ピデ」や、トルコのソウルフード「シミット」です。シミットは日本のドーナツに似ており「揚げパン」のような食べ物。また、トルコの家庭料理で欠かすことのできない「マントゥ」も忘れてはいけません。

トルコのおすすめ観光地はどこ?

トルコのアンティークコインをきっかけに、トルコへの興味が湧き上がってくることもありますよね。実際にトルコまで足を伸ばしてみようと思ったら、おすすめの観光地を巡ってくるのはいかがでしょうか。

実は、トルコには数多くの世界遺産がありますので、見どころ満載の国となっています。有名な「カッパドキア」や日本の歌謡曲でも知られている「イスタンブール」だけでなく「トロイの古代遺跡」や「パムッカレ・ヒエラポリス」もおすすめです。中でもパムッカレ・ヒエラポリスはぜひチェックしてほしい観光名所。日本の「棚田」のような独特な風景を楽しむことができるのですが、その色は真っ白です。雪が降り積もったかのような棚田の風景を存分に満喫できます。もちろん、それは雪ではなく「石灰」が長きに渡って降り積もったもの。気温も、年間を通して平均20℃前後になっています。

トルコの通貨は?

最後にトルコの通貨について解説します。トルコの通貨は「トルコリラ」です。しかしトルコリラは2023年現在、お金の価値が下がり続けており、国民の生活に大きな影響が出ています。この要因には、止まらないインフレや、大統領であるエルドリアン氏の発言が大きく関係しているのです。それに伴い、トルコリラを敬遠する人も多く「アメリカドル」や「ユーロ」、また日本円が使用できるお店が多くなっているのが特徴です。

また、買い物や食事の際には、クレジットカードが利用できるところも多くありますので安心ですね。ここで1点注意が必要なことは、クレジットカード会社について。日本で多く利用されている「JCB」は日本のクレジットカードです。海外で使える店もありますが、トルコではあまりおすすめできません。限られた店舗でしか使うことができなくなっています。トルコでのお買い物の際には気をつけてください。

元々トルコでは、オスマン帝国の時代に「オスマンリラ」が使用されていました。このオスマンリラは、西暦1844年から1920年代まで流通していたものです。トルコのアンティークコインで人気の高い硬貨も、この時代のものが多くなっています。その後、現在のトルコリラになったわけではなく、1923年から2004年の約80年間に渡って発行されていたのが「トルコリラ」です。現在「トルコリラ」と呼ばれているものは2005年頃からの約3年間に渡って発行されていたものとなっており「新トルコリラ」と呼ばれていました。現在は、改名が行われて「トルコリラ」と呼ぶのが一般的です。

まとめ|トルコのアンティークコインはオスマン帝国時代のクルシュが人気!

今回の記事では、トルコのアンティークコインの特徴やおすすめ金貨・銀貨、トルコはどんな国なのかについて詳しく解説してきました。親日国でもあるトルコは、日本と密接なつながりがある素敵な国でしたね。

人気を集めているのは、オスマン帝国時代に造られた「クルシュコイン」だということがわかりました。中でも「オスマン帝国100クルシュ金貨」は、熱狂的なコレクターからも支持されている、非常に人気のあるアンティークコインです。
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