近頃新しい投資の形として、アンティークコインが密かに注目を集めています。アンティークコイン業界の中でも有名な「ウナとライオン」シリーズについて聞いたことがありますか?
ウナとライオンは世界的に見ても価値のあるコインで、アンティークコイン投資を始めるなら必ず知っておくべき銘柄です。
この記事では、ウナとライオンの概要や種類、価値が高い理由について詳しく解説しています。ここでしっかりと知識を付けて、アンティークコイン投資にぜひ活かしてください。
それでは早速見ていきましょう。
ウナとライオンってどんなコイン?
アンティークコインの中でもかなりの知名度を誇る「ウナとライオン」。ここではウナとライオンの基本情報を紹介しています。
- 400枚しか発売されていないものもあるほど、希少性の高いコイン
- 描かれているのはヴィクトリア女王(ウナ)とイギリス(ライオン)
- 制作したのは英国造幣局の彫刻家ウィリアム・ウィオン
ウナとライオンはイギリスの「大英帝国時代の繫栄」という、世界史上最もロマンのある時代を描いているのが特徴。そのストーリー性とデザインの圧倒的な美しさ、希少性の高さがウナとライオンの人気度を高めています。
ウナとライオンコインの歴史
ウナとライオンのデザインには、イギリス独自の歴史が反映されていることはご存知でしょうか?この歴史を知ることでコインへの理解がより深まり、価値を正しく理解することに繋がります。
ここでは、ウナとライオンを生み出したウィリアム・ウィオンと、最も有名な1839年の金貨の歴史について解説しています。
ウナとライオンを生み出したウィリアム・ウィオンとは
ウィリアム・ウィオンは、英国王立造幣局の彫刻家です。様々なデザインのコインを考案し、多くの傑作を生みだしました。中でも今回紹介している、「ウナとライオン」は彼の代表作です。ウナとライオン以外には、万国博覧会を記念した銅メダル(1851年)などの記念コインや、メダルの制作にも携わっていました。
ウィリアム・ウィオンは1795年にバーミンガムで誕生し、コイン彫刻家だった父から技術を学びました。その後ロンドンへと旅立ち、1816年には王立造幣局の副彫刻家に抜擢されます。
彼の作品は「繊細ながらもエレガントである」と高評価を得ており、1828年には主任原版彫刻師に任命されます。他にも手掛けたデザインが貨幣に使用されることもあり、数々の名誉を得ていました。
ウィリアム・ウィオンは1851年に亡くなるまで活躍し、イギリスの貨幣史上に多大な影響を及ぼした人物として後世まで語り継がれています。
1839年の5ポンド金貨は世界に400枚しかない

1839年発行の5ポンド金貨は、世界にわずか400枚しか存在しません。この金貨は、ヴィクトリア女王が18歳で即位したことを記念して発行されたものです。
ヴィクトリア女王といえば、1901年までの64年間に渡って大英帝国の全盛期を築いた、誰もが知る女王です。
「ウナとライオン」のウナとは、エドモンド・スペンサー著作「妖精の女王」の主人公であり、ここではヴィクトリア女王を指します。そして同作品の中で女王を守るのがライオンであり、コインではライオンを英国と見立てて大英帝国の繫栄の願いを表したとされています。
ウナとライオンの種類を徹底比較
一口に「ウナとライオン」と言っても、コインには膨大な種類があります。ここでは主要なコインを、発売された年代ごとに簡単にまとめています。
この項目をチェックするだけでもウナとライオンの概要を掴むことができます。ぜひしっかりと目を通してみてください。
紹介するコインは、以下の通りです。
- 2019年 モダンウナライオン
- 2020年 ウナとライオン
- 2021年セントヘレナ ウナとライオン
- 2022年セントヘレナ ウナとライオン
それぞれ見ていきましょう。
2019年 モダンウナライオン
2019年のモダンウナライオンは、1839年の金貨の復刻版として発売されました。美しいデザインはそのままに、現代技術を活用して作られました。1839年のコインと区別するために、近年では「モダンウナ」と呼ばれています。
モダンウナライオンは、2019年10月にイギリス王立造幣局のロイヤルミント社から突然発売されました。これはアンティークコイン業界において、大きな出来事となりました。
同コインは人気のウナとライオンの復刻版ということもあり、発売から瞬時に完売しました。
2020年 ウナとライオン

2020年には、新しいウナとライオンシリーズが東インド会社から発売されました。
東インド会社とは、1600年にエリザベス1世の特許状により設立された貿易会社です。この「旧東インド会社」はヴィクトリア女王の時代に終焉を迎えました。今回紹介するコインは、旧東インド会社の伝統を引き継いだ新生東インド会社から登場したものです。
2020年のウナとライオンは、伝統を継承しつつも現代に発行された新しさも感じられる、特別なコインなのです。
2021年セントヘレナ ウナとライオン


2021年に発売されたウナとライオンは、彫刻家グリン・デイビスによる新しいデザインが特徴です。彼は英国王立造幣局のコインも多数手掛けたほどの人物です。
美しさの中にもパワフルさを感じられるデザインで、ライオンの力強さもたくましく表現されています。
2022年セントヘレナ ウナとライオン


このコインも、東インド会社から新しく発売されたデザインです。
美と名誉の象徴であるウナと、彼女の圧倒的な守護者であるライオンが見つめ合っているのが印象的。ウナの髪や服、ライオンのたてがみに躍動感を感じさせる、クラシカルなデザインとなっています。
ウナとライオンはなぜ価値が高い?
アンティークコインの中でも、ウナとライオンはその価値の高さで有名です。ここでは、ウナとライオンの価値の高さの理由について紹介します。
ウナとライオンの価値が高い理由は、主に以下の3つです。
- 独特で歴史あるストーリー性
- デザインの美しさ
- 発行枚数が限られている(希少性)
それぞれチェックしていきましょう。
独特で歴史あるストーリー性
ウナとライオンシリーズは、一貫して「大英帝国の繫栄」が描かれています。大英帝国の全盛期を築き上げたヴィクトリア女王は、その美しさと強さが魅力的な人物でした。
このような唯一の物語性と、繫栄の象徴ともいえる存在感によって、世界中のコレクターや成功者たちから人気のコインとなっているのです。
ちなみに1839年のウナとライオンは、未使用品で約3,000万円の価値があるとされています。ウナとライオンは、それほどまでに歴史的価値が高いのです。
デザインの美しさ
ウィリアム・ウィオンをはじめとする彫刻家が手掛けたウナとライオンは、どれをとっても美しいデザインが印象的です。
コインはヴィクトリア女王を表すウナと、イギリスを表すライオンを基本構造として、「両者が見つめ合う」「風になびく躍動感」「女王の横顔」など様々なパターンが存在しています。
他のコインにはない、上品さと洗練されたイギリスの雰囲気をも表しているようなデザインの美しさが、コインの価値を底上げしているのです。
発行枚数が限られている(希少性)
ウナとライオンは、希少性が高いことでも知られています。年代によっては発行枚数が数百枚しかないものも多いのが特徴。
数が少ないにもかかわらず購入を希望する人は大勢いるため、その人気に拍車をかけているのです。
ウナとライオンの購入方法
最後に、ウナとライオンの購入方法を紹介します。購入方法は大まかに4つあり、ここではそれぞれの方法のメリット・デメリットを解説しています。
ぜひ自身にあった方法で購入することに役立ててください。
コイン専門店
コイン専門店の最大のメリットは、実物を見て購入できることにあります。知識がないままネットで購入すると、偽物を購入してしまうリスクも。特にアンティークコイン投資に慣れていないうちは、直接店舗で接客を受けながら購入するのが安心です。
コイン専門店のデメリットは、品揃えが少ない可能性があることです。店舗によっては、取り扱いのないコインがあることも。
オンラインショップ
オンラインショップは、品揃えが豊富であることがメリットです。アンティークコイン投資に慣れている方や知識が豊富な方は、オンラインでサクサク購入するのもおすすめです。
一方で、オンラインショップでは実物を確認できないため、偽物のコインや状態の悪いコインを購入してしまうデメリットがあります。
オークション
オークションでは、貴重なコインやレアコインを入手できるチャンスがあるのがメリットです。なかなか市場には出回っていないコインがあることも多いため、スキマ時間に軽くチェックしておくのもおすすめ。
しかしオークションでは、購入価格が高い傾向にあるのがデメリットです。
ディーラー
ディーラーはコインの知識が豊富なケースが多いため、相談しながら購入できるのが大きなメリットです。
しかし信頼できるディーラーを根気よく探さなければいけないというデメリットもあります。
ただ、アンティークコイン投資は「購入して終わり」ではありません。しっかりと利益を出すことが重要なため、「偽物を選別する力」「売却先の確保」も必要になってきます。
当社では、アンティークコイン投資初心者の方に向けてコインの販売を行っております。販売しているコインはすべて第三者機関(IAPN)が鑑定済みです。購入者には売却のサポートもあわせて行っています。アンティークコイン投資に興味がある方は、公式LINE登録者限定で資料を無料配布しているので、ぜひ友達追加してください。
【まとめ】ウナとライオンを購入してアンティークコイン投資を始めてみよう
今回は、ウナとライオンシリーズのコインの歴史や種類、購入方法などについて詳しく紹介しました。
ウナとライオンはアンティークコインの中でもネームバリューが高く、かなり価値の高いコインです。発行枚数が少ないため入手するのは困難なものもありますが、新しい投資の形として検討してみてはいかがでしょうか。
当社では投資家の方に向けてアンティークコインの販売を行っています。当サイトを通してコインを購入するメリットは大きく2つ挙げられます。
- ① IAPNの鑑定を受けたコインのみ紹介しているので、信頼できる
-
ジュネーブで設立された、5大陸全てに拠点を置くIAPNの鑑定を受けたコインのみ紹介しています。そのため偽物コインを購入するリスクを防ぐことができます。
- ② 出口戦略までサポートしている
-
為替などと異なり、現物資産は流動性が低いのが弱点。「そもそも売却できるのか?」という点も投資を行う上で重要です。当社では売却サポートや下取りサポートがあるのが強みです。
今ならアンティークコイン投資の説明資料を無料でゲットできます。資料請求は公式LINEの「友だち追加」からお願いします。