2024年1月に利回りランキングで上位となっている国内債券を紹介します。
債券投資は他の投資方法より安定性が高く、投資したお金が高い確率で戻ってくるのが大きな魅力です。
この記事では債券の基礎知識から、投資初心者が債券を選ぶ時の注意点、債券投資のメリットなどを解説していきます。
「債券についてしっかりおさらいしておきたい!」という方に役立つ内容となっているので、ぜひご覧ください。
債券とは国や会社が発行する有価証券の一つ
債券とは「投資家からお金を借りた証拠」として発行される有価証券です。
債券は国や地方公共団体、企業といった一定の信頼力・経済力を持つ組織が発行することが多いため、安全な投資先の一つとして多くの投資家に好まれています。
年2回ほど利息が受け取れるうえに、発行から一定期間経つと投資した元金が満額返ってくるため、まさに「資産防衛」に役立つ投資先とも言えるでしょう。
債券の種類を解説
債券は発行する組織(発行体)によって種類や特徴が変わります。
投資リスクが比較的小さい金融商品とはいえ、無闇に投資すると後悔する可能性もあるため、それぞれの特徴を知っておくことが大切です。
ここでは代表的な債券を6種類紹介するので、投資先を選定するのにお役立てください。
- 国債:国が発行する債券
- 外国債:外国の企業などが発行する債券
- 地方債:地方自治体などが発行する債券
- 企業債:企業が発行する債券
- 金融債:銀行やその他の金融機関が発行する債券
- ハイイールド債:信用格付けが低い企業が発行する債券
国債:国が発行する債券
国債は日本政府が資金を借り入れるために発行する債券です。
国債を発行して集めたお金は、政府が実施するさまざまなプロジェクトや公共サービスのための財源となり、国の経済活動や国民一人ひとりを支える重要な役割を果たしています。
投資した「元金」は日本政府によって保証されており、あらかじめ設定されている「償還日」を迎えると、国に投資した全額が償還(返済)されます。
損失を抱える可能性が特に低いため、多くの投資家がリスクの低減や資産の安定化を目的に投資ポートフォリオの大部分として組み込んでいるのです。
個人が国債に投資する時は、主に「個人向け国債」への投資から検討すると良いでしょう。
銀行や証券会社といった金融機関で簡単に購入できるうえに、最低投資額は「1万円」と初めての投資にもおすすめの金額設定となっています。
満期はそれぞれ3年、5年、10年で、特に3年と5年は利率が満期まで変わらない「固定金利型」で利回りが明確なので投資の計画も立てやすいでしょう。
発行から1年経過すれば国による額面金額での買い取りも可能なので、資金状況に合わせて換金しやすいのも特徴です。
外国債:外国の企業などが発行する債券
外国債は、海外の政府や企業が発行する債券のことで、「海外に安全に投資してみたい!」という投資家におすすめです。
日本の国債や地方債と比べてより高い利回りに期待しやすく、多くの国内投資家も常に外国債に注目しています。
また、外国債への投資はポートフォリオの多様化による「リスク分散効果」もあります。
たとえば日本の経済が低迷した場合、可能性が低いとはいえ元金が償還されない「デフォルト」が起こり、多くの資産を失ってしまうかもしれません。
しかし、あらかじめ資産の一部を別の国の債券に投資していれば、そこで発生した利益によって損失を相殺できるかもしれないのです。
金利変動のリスクは外国債の方が大きいと言われていますが、より安全な資産防衛を実現したい方は、外国債にも目を向けて資金を分散させることをおすすめします。
地方債:地方自治体が発行する債券
地方債は、都道府県や市区町村などの地方自治体が資金を調達するために発行します。
集められた資金は道路や公共施設の建設、地域の環境改善など、その自治体の街づくりや地域発展のために利用されます。
発行自治体の財政状況や経済力に依存するものの、地方債は国債よりも利回りが高いケースもあり、投資収益にも期待できる可能性があるのです。
国レベルとまではいかなくとも、自治体の信用力も高いため、安全性を重視しつつもより高い収益を求める投資家に人気のある金融商品となっています。
また、地方債への投資は単に利益を追求するだけでなく、その自治体の発展や公共事業を支援することにも繋がります。
地方の経済活性化や社会プロジェクトに貢献できるという点でも投資家にとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。
企業債:企業が発行する債券
企業債は、企業や金融機関が事業やプロジェクトの資金調達のために発行する債券です。
国債や地方債より高い利回りに期待できるため、単にお金を守るだけじゃなく、しっかり資産を増やしていきたい投資家に選ばれやすい債券となっています。
一方で、企業側にとっても企業債を発行するのは大きなメリットがあります。企業債を使ってお金を集めると、そのお金の使い道や返済計画を柔軟に決めることができるので、銀行からの借り入れよりも便利な場合が多いのです。
投資家にはより多くの利益をもたらし、企業には資金調達の柔軟性が生まれることから、双方に大きなメリットがある債券と言えるでしょう。
しかし、得られる利益が大きい金融商品は、その分だけ投資リスクも高くなります。
たとえ大企業であっても、経済の変動や経営の失敗によって倒産する可能性はゼロではありません。国債や地方債とは異なり、多くのリスクが伴うことを理解して投資を検討しましょう。
金融債:銀行やその他の金融機関が発行する債券
金融債は銀行などの金融機関が事業のためにお金を集める目的で発行する債券の一種です。
金融債を発行できる金融機関は限られており、その数は8つに制限されています。
しかし、現在新たに金融債を発行している機関はほとんどなく、一般的な投資家には馴染みのない存在となっています。
ハイイールド債:信用格付けが低い企業が発行する債券
ハイイールド債とは、一般的に「高利回り債券」とも呼ばれる金融商品で、その名の通り通常よりも高い利回りに期待できる債券です。
この「ハイイールド」という用語を理解するためには、まず「債券における格付け」について知ることが重要です。
債券の格付けとは、その債券を発行する企業や組織の信用度を評価したものです。
金融庁などに認められた信用格付業者が各債券発行体の財務状況や業績などを分析し、その結果に基づいて格付けを行います。
この格付けは、債券がどれだけ信用できるかを示す指標となり、投資家の損失を防ぐ重要な情報となります。
ハイイールド債は、「格付けは低いけど高利回りに期待できる債券」であり、リスクを取れる投資家にとっては他の債券に投資するより利益を得やすいとも言えるでしょう。
投資初心者がハイイールド債への投資を検討する時は、他の債券や投資リスクが低い金融商品と組み合わせてポートフォリオを作成し、リスク分散することが重要です。
債券投資のメリットとは?
債券投資には、他の投資方法にはないいくつかの大きなメリットがあります。
債券に投資するメリットを理解すれば、より安全にお金を守るための投資が実現しやすくなります。
ここでは3つのメリットを紹介するので、一つずつ見ていきましょう。
- 投資元金が返ってくる日が決まっている
- 銀行に預けるより高い利子が得られる
- 途中売却すれば売却差益が得られる
投資元金が返ってくる日が決まっている
債券投資の最大のメリットの一つは、投資した元金が返ってくる日、つまり「償還日」が最初から決まっていることです。
これにより、投資家は投資した元金がいつ戻ってくるのかを正確に知ることができます。
たとえば、5年の満期を持つ債券に投資した場合、5年後には投資した元金が戻ってくることが保証されています。
一般的な金融商品は価格の予測がしづらく、損失が生まれる可能性も高いため、債券のような安定性のある商品は投資のリスクヘッジとして非常に役立つのです。
国債や地方債など、発行体の信頼性が高ければ高いほど財政難などによるデフォルト(債務不履行)リスクも低くなるため、投資初心者でも取り扱いやすいといえるでしょう。
銀行に預けるより高い利子が得られる
債券は、一般的な銀行預金と比較して、より高い利子が得られる投資方法の一つです。
たとえば、銀行の定期預金では金利が「0.002%」や「0.001%」と非常に低く設定されているのに対し、個人向け国債では金利の下限が「0.05%」と設定されています。
さらに、この「0.05%」はあくまでも下限であり、経済状況や市場の金利動向によっては、より高い利率が適用される可能性もあります。
つまり、債券投資では投資した元本が保証される上に、銀行預金よりも高い利子が期待できるのです。
現状ではただ銀行にお金を預けておくより、債券に投資するほうが効率的にお金を増やせますよ。
【上記の金利で100万円を預金・投資した場合に得られる利子は?】
100万円を銀行預金に預けた場合、金利が0.002%なら1回で受け取れる利息は20円、金利が0.001%なら10円になります。
一方、同じ100万円を金利0.05%の債券に投資した場合、利息は500円となります。
途中売却すれば売却差益が得られる
債券投資では、償還日を待たずに市場で債券を売却することが可能です。
債券の価格が購入時より上昇している場合、市場で売却することで「売却差益」を得ることができます。
市場金利が下落すると新しく発行された債券に比べて、以前に購入した債券の価値が上昇するため、それを売却することで利益を得られるのです。
また、中途換金ができる柔軟性は、ライフイベントや何らかの事情によってお金が必要になった時にも役立ちます。
個人向け国債のように、一定期間経過しないと換金できない債券もあるので、債券を購入するときは発行体の安全性だけじゃなく、オプションについてもチェックしておきましょう。
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債券投資のデメリットとは?
債券投資は数ある投資方法のなかでも安全性に優れていますが、デメリットが無いわけではありません。
資産防衛をより確実なものにしていくには、デメリットについて理解を深めることが最重要です。
ここでは債券投資のデメリットを3つ紹介するので、投資戦略を立てる時の参考にしてください。
- 大きく稼ぐのは難しい
- 金利が上昇すると債券の価値が下がる
- 元金が返ってこないケースがある
大きく稼ぐのは難しい
債券投資は、元本保証や比較的安定した収益を期待できる投資方法ですが、株式投資やFX、不動産投資のように短期間で大きな利益を得ることは難しいです。
金融商品において、安全性が高いという特性は、収益性に限界があることを意味しています。
売却差益を狙った方法なら利子を受け取るより収益に期待できますが、それでも爆発的な利益を得るのは難しいでしょう。
債券の「ローリスク・ローリターン」という特性は、「大きな利益は求めてないから、長期的に確実性のある資産運用をしたい!」という方々に魅力的に映るかもしれません。
金利が上昇すると債券の価値が下がる
債券投資は資産を守る上で非常に効果的な投資方法ですが、市場の金利変動には注意が必要です。
なぜなら、市場金利が上昇すると、既存の債券の価値が下がる可能性があるからです。
金利が上昇すると新しく発行される債券により高い利率が設定され、既存の債券の魅力が薄れてしまいます。
その結果、特に固定金利の債券は価値が下がり、売却時に元金よりも低い価格でしか売却できなくなる可能性があります。
また、そもそも市場での買い手が見つからないこともあり得るので、この点は把握したうえで債券に投資するようにしましょう。
元金が返ってこないケースもある
債券投資においては、選ぶ債券の種類によってリスクが大きく異なります。
特に、信用格付けが低いハイイールド債は、比較的高い利回りに期待できる分、元金が返済されないリスクも高くなります。
同じ債券と言えども、発行体によっては投資したお金が戻ってこない可能性もあることを念頭に置いて投資するようにしましょう。
債券の利子計算方法を紹介
マネックス証券のホームページを参考に、債券の利子計算方法をご紹介します。
【債券の利子計算式】
額面金額✕適用利率(年率%) ✕1/2
(例)年率0.5%の個人向け国債を10万円分保有していた場合、半年に受け取れる利子
10万円 × 0.5% × 1/2 = 250円
上記のような例だと、半年に一度250円の利子を受け取れます。
参考:個人向け国債の利子の計算方法を教えてください。 | よくあるご質問(Q&A)
安全な債券銘柄を選ぶ時のポイント
安全性の高い債券投資でも、銘柄を選定する時はさまざまな視点を持つことが必要です。
多くの債券銘柄が市場に存在する中で、どの債券が自分の投資目的に合致するかを判断するのは難しいかもしれません。
ここで安全な債券を選ぶ時のいくつかの重要なポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
発行体の格付けをチェックする
債券を選ぶ時に重要なポイントの一つは、発行体の信用格付けをチェックすることです。
格付けが高い債券は比較的安全性が高いと評価されており、投資リスクが低いと考えられます。
一方で、格付けが低い債券は高いリスクを伴いますが、それに見合う高い利回りに期待できるのです。
債券の格付けは、信頼性が最も高い「AAA」から、信頼性が最も低い「C」まで存在しています。
一般的に「BBB」以上は資産を守るための「投資」に向いている銘柄で、逆に「BB」以下は「投機」的な側面を持つ債券として判断されます。
しかし、このような格付けはあくまでも相対的な指標です。格付けが高いからといって確実に元金が戻ってくるわけでもなければ、格付けが低いからといって必ずデフォルトを起こすわけでもありません。
最終的には投資家による判断が求められるので、格付けだけを信用するのではなく、自ら集めた知識や情報を元に投資銘柄を決めるようにしましょう。
流動性が高い債券に注目する
債券投資をより安全に行うには、債券がどれだけ「売りやすいか」、つまり流動性についても着目しましょう。
流動性が高い債券とは、市場での売買がよく行われていて、いざという時にすぐに売りやすい債券のことを言います。
債券の流動性が高ければ、市場の状況が変わったときに、自分の持っている債券を買ってくれる人が現れやすいので、急にお金が必要になった時にも役立ちます。
逆に、流動性が低い債券だと誰も買ってくれず、現金化に時間がかかってしまうのです。
たくさんの人が取引している国や大きな企業の債券は比較的売買しやすいため、キャッシュフローを改善したい時には非常に頼もしい存在となります。
個人向け国債などは国が中途換金に対応しているので、銘柄を選ぶ時は流動性による換金のしやすさにも目を向けてみると良いでしょう。
ライフプランに合わせて投資期間を決める
債券投資を始めるとき、自分の人生計画やお金の必要なタイミングに合わせて、どのくらいの期間投資するか決めておくと慌てて中途換金することがなくなります。
たとえばすぐにお金が必要になるかもしれない人は、償還期限が1年以内の「短期国債」などに注目するといいでしょう。
逆に、大学卒業後や老後のために長くお金を運用したいと考えている人は、「長期国債」が適しています。
長期国債は10年以上の長い期間投資しておくことでじわじわと利益を増やすことができます。
「お金が必要なのに流動性が低くて中途換金できない!」という事態を防ぐためにも、特に「流動性」が低い債券に投資する時はライフプランに合った償還期間の銘柄を選びましょう。
【2024年国内債券】投資利回りランキング
最後に2024年1月現在で利回りが高い国内債権をランキング形式で紹介します。
紹介するのは複数の債券によって組まれた「投資信託銘柄」なので、以下から投資先を選ぶだけでリスクを低減させる「分散投資」が可能になります。
- 1位:日本物価連動国債ファンド
- 2位:MHAM物価連動国債ファンド(未来予想)
- 3位:eMAXIS国内物価連動国債インデックス
- 4位:みずほ日本債券アドバンス(豪ドル債券型)(ちょっとコアラ)
- 5位:ソフトバンクグループ&日本企業厳選債券ファンド2021-12(SBGフォーカス2021-12)
- 6位:ソフトバンクグループ&日本企業厳選債券ファンド2022-06(SBGフォーカス2022-06)
- 7位:円建グローバル公企業債ファンド(円咲)
- 8位:One円建て債券ファンドⅡ2022-09(円結びⅡ2022-09)
- 9位:One円建て債券ファンドⅡ2022-03(円結びⅡ2022-03)
- 10位:One円建て債券ファンドⅡ2022-06(円結びⅡ2022-06)
債券利回りランキング1位:日本物価連動国債ファンド
大和アセットマネジメントの日本物価連動国債ファンドは、物価の動きに連動する国債です。
基準価額は10,553円で、1年のリターンは、4.55%です。
債券利回りランキング2位:MHAM物価連動国債ファンド(未来予想)
アセットマネジメントOneのMHAM物価連動国債ファンド(未来予想)は物価連動国債に長期的に投資したものです。
おおよそ5年以上の残存期間がある債券に投資しています。
基準価額は11,960円で、1年のリターンは、4.21%です。
債券利回りランキング3位:eMAXIS国内物価連動国債インデックス
三菱UFJアセットマネジメントのeMAXIS国内物価連動国債インデックスも物価に連動しています。
償還金額が固定じゃない点に注意して投資しましょう。
基準価額は9,981円で、1年のリターンは、3.70%です。
債券利回りランキング4位:みずほ日本債券アドバンス(豪ドル債券型)(ちょっとコアラ)
アセットマネジメントOneのみずほ日本債券アドバンス(豪ドル債券型)(ちょっとコアラ)は、国内だけじゃなく、オーストラリアの公企業債にも投資したものです。
2024年1月現在では販売停止している点に注意です。
基準価額は9,283円で、1年のリターンは、3.69%です。
債券利回りランキング5位:ソフトバンクグループ&日本企業厳選債券ファンド2021-12(SBGフォーカス2021-12)
PayPayアセットマネジメントのソフトバンクグループ&日本企業厳選債券ファンド2021-12(SBGフォーカス2021-12)は、ソフトバンクグループの企業債などに投資したものです。
基準価額は10,032円で、1年のリターンは、3.06%です。
債券利回りランキング6位:ソフトバンクグループ&日本企業厳選債券ファンド2022-06(SBGフォーカス2022-06)
こちらも5位と同様にソフトバンクグループが発行している債券への投資が中心となっています。
基準価額も緩やかに上昇しています。
基準価額は10,224円で、1年のリターンは、2.81%です。
債券利回りランキング7位:円建グローバル公企業債ファンド(円咲)
りそなアセットマネジメントの円建グローバル公企業債ファンド(円咲)は、様々な国債に投資しているのが特徴です。
国債や地方債など、各方面が発行した債券に分散投資しています。
基準価額は9,821円で、1年のリターンは、2.29%です。
債券利回りランキング8位:One円建て債券ファンドⅡ2022-09(円結びⅡ2022-09)
アセットマネジメントOneのOne円建て債券ファンドⅡ2022-09(円結びⅡ2022-09)は、国内外の債券に投資しています。
投資対象となっているのは「BBB」以上の格付けがされた債券なので、信用力の高い債券に一気に投資できます。
基準価額は9,994円で、1年のリターンは、1.99%です。
債券利回りランキング9位:One円建て債券ファンドⅡ2022-03(円結びⅡ2022-03)
8位と同様に、格付けが高い国内外の債券銘柄に投資しています。
2023年に大きく基準価額が下がったタイミングがありましたが、日銀の金融政策現状維持などにより、持ち直しています。
基準価額は10,030円で、1年のリターンは、1.82%です。
債券利回りランキング10位:One円建て債券ファンドⅡ2022-06(円結びⅡ2022-06)
8位、9位と同様に、円建ての国内外債券に投資して運用が行われています。
8,9,10位はどれも円建て債券に投資されていることから、為替変動リスクを避けられるのが特徴となっています。
基準価額は9,996円で、1年のリターンは、1.55%です。
まとめ|債券投資は安定性が魅力!利回りだけじゃなく自分に合った銘柄か確認しよう
利回りの高い債券は魅力的ですが、高いリターンには通常、高いリスクも伴うことを理解することが重要です。
債券を選ぶ時は、将来的に得られる金額だけじゃなく、自身の投資目標やリスク許容度に合っているか判断することで後悔しない投資に繋がります。
投資期間、発行体の信用力、市場の金利動向など、多角的な視点から債券をチェックし、債券投資の最大の特徴である「安定性」をしっかり活かせるようにしましょう。
マネートレンドNaviでは、債券投資も含めて資産を守り切るための投資方法について詳しく紹介しています。
公式LINEでは編集部イチオシの記事を定期的におすすめしているので、気軽に投資知識を身に着けたい方はぜひ追加してみてくださいね。