軽自動車クラシックカーを紹介します。レトロな雰囲気に満ちた軽自動車クラシックカーは保有していても楽しいし、高く売れる場合もあります。そんなおすすめ車種を見てみますから、よろしかったら購入してみてください。
軽自動車とは
軽自動車とは、日本の道路運送車両法によって定められた最もコンパクトな規格の四輪自動車です。全長は3.4m以下、全幅は1.48m以下、全高は2.0m以下で、エンジン排気量は660cc以下、貨物積載量は350kg以下と規定されています。
定員は最大4名まで、ナンバープレートは黄色(自家用車の場合)です。
全長/全幅/全高/エンジン排気量/貨物積載量のうち、1つでも規定数値を超えると、軽自動車ではなく、小型自動車として扱われます。
軽自動車クラシックカーを選ぶ際に確認するポイント
軽自動車の定義が分かったところで、今度は軽自動車クラシックカーを探している方のために、選ぶ際に確認するポイントを紹介しましょう。次のようなポイントを押さえておいてください。
- デザイン
- コスト
- 快適性
- 安全性
- 状態
それぞれのポイントの詳細を見てみましょう。
デザイン
軽自動車クラシックカーを選ぶ上で注目したいのがデザインです。コンパクトな車である軽自動車は似たようなデザインのものも多いですが、丹念に探すと、個性あふれるデザインも見つかります。
人とはかぶらないレトロ感あるユニークデザインの軽自動車もあり、趣味として所有していても楽しいし、売りに出しても目に留まりやすくなっています。
コスト
軽自動車クラシックカーを選ぶ場合に注意したいのがコスト。古い車で年代を経るにしたがって価値を増しているものがあり、価格が意外に高いことがあります。
そして、購入費用だけでなく、維持管理費にもかなりのお金をかけなければいけないのが軽自動車クラシックカー。クラシックカーというだけに、古くなっているので、故障したときの修理が大変で、費用がかさむことがあります。部品がなかなか見つからず、苦労することもあるでしょう。
また、軽自動車クラシックカーでも、軽自動車税や自動車保険の費用は必要。特に軽自動車税は新車登録から13年を経ると、20%に増税されます。クラシックカーの方が新車よりも税金が高いのです。
さらに負担になるのが重量税。軽自動車クラシックカーの場合、13年超〜18年未満の車で約20%、18年以上の車が約30%増税となります。
軽自動車クラシックカー投資を考える場合、税金の負担が多くなることを忘れてはいけません。
快適性
軽自動車クラシックカーが快適に乗れるようになっているかも確認しておかないといけません。快適性が低くなった車では、乗りこなすのも楽しくないし、売りに出しても高く売れません。
高速道路走行などでの快適性はどうでしょうか。車体が軽い軽自動車は風の影響を受けやすく、左右に振られることがあります。
パワーについては、ターボエンジン搭載のクラシックカーかどうかもポイント。ターボエンジン搭載なら、普通車と比較しても劣らないパワーが出ます。
安全性
軽自動車クラシックカーの安全性は大事な確認ポイント。最新の軽自動車には高度な技術に裏打ちされた安全機能が搭載されていますが、クラシックカーには期待できません。
古い車であるだけに、安全性能で見劣りするのはやむを得ませんが、それでも車種によって危険回避機能は異なるものです。
軽自動車クラシックカーを購入する際は、安全性がどの程度確保されているのか、クラシックカー専門店や中古車ショップで店員に聞いておかないといけないでしょう。
状態
軽自動車クラシックカーで投資をしようというのなら、状態のいい車を購入しないといけません。状態の悪い車を購入すると、後で修繕費用が高くかかり、損をしてしまうことがあります。
古くてもいかに状態のいい車を買うのかがポイントになります。状態がよければ、後で売るときにも高値で売りやすいです。
クラシックカー投資の魅力
軽自動車クラシックカーを含めて、クラシックカー投資には特有の魅力があります。どんな魅力か、詳しく紹介しましょう。
経済変動による影響が限定的
クラシックカーは経済変動による影響が限定的な投資分野です。景気が悪くても、一定の需要はあり、価格が大きく下がることもないです。
株式や債券のような投資法の場合、そのときそのときの経済変動の影響をもろに被ることになりますが、クラシックカー投資なら被害が大きくなりません。
そのため、金持ちの趣味としてもクラシックカー投資は好まれています。金持ちだけでなく、一般の人にとってもリスクが比較的低い投資です。
インフレに強い
クラシックカー投資はインフレに強いです。
インフレ下では、現金資産を所有していても、ものの価格が上昇するので資産価値が下がります。同じ現金であっても、購入できるものが減ってしまうのです。
一方、クラシックカーの場合は、インフレに比例して車の価格も上がります。売るときに高く売れるでしょう。
インフレ時代に格好の投資法がクラシックカー投資なのです。
趣味と兼用できる
クラシックカー投資は趣味と兼用できます。
一般的に、投資というものは資産を増やすための手段であり、趣味にはなりませんが、クラシックカー投資の場合は事情が違います。所有しているクラシックカーを運転して楽しむこともできるし、コレクションとして味わうこともできるでしょう。
その後で、売りに出せばよく、趣味として堪能してから儲けを狙うこともできます。
所有者のステイタスになる
クラシックカーを所有しているというだけで、ステイタスにもなります。
価値のあるクラシックカーなら、見た目も格好良く、デザイン性にも優れているので、他人も一目を置きます。経済的な価値もあり、金銭面から見たステイタスも得られます。
クラシックカーを所有しているというだけでも、金持ちになったような気分になるでしょう。
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クラシックカー投資のデメリット
様々なメリットがあるクラシックカー投資ですが、もちろんデメリットもあります。実際にクラシックカー投資を行うかどうかは、メリット・デメリットをよく比較検討した上でのことになるでしょう。
破損したり劣化したりする
投資用に購入したクラシックカーは古い車ということもあり、破損や劣化などが起きやすくなります。破損や劣化を修繕できればまだいいですが、何しろ部品も少なくなっていますから、うまく直らないこともあるでしょう。
修繕が利かないクラシックカーでは、資産価値が大幅に下がり、売却できない可能性も高まります。そうなれば、投資対象としての意味もなくなります。
人気車種を選ぶのが難しい
日本ではクラシックカー投資に関する情報が得にくくなっています。そのため、どのように人気車種を選んだらいいのかが難しいです。
欧米では、クラシックカー投資が成熟した文化にもなっているので、情報も集めやすくなっています。それに対して、日本ではクラシックカー投資はマニアの趣味としてとらえられることも多く、新聞、雑誌、ネットなどのメディアにもあまり情報が載っていません。
情報が少ない中で、人気車種を見つけて、投資に活用するのは簡単なことではありません。クラシックカーに対する需要もそれほど高くないので、売れ筋の車を見つけるのにも苦労しそうです。
メンテナンスが大変
古い車であるクラシックカーは傷みや劣化などが起こりやすいので、メンテナンスが大変です。頻繁に整備する必要も出てきます。交換部品も少なく高価です。
場合によっては、メンテナンスの費用が高くなり、かなりの負担になることもあります。結果として、売却しても大きな収益が得られず、投資効果が下がってしまうこともあるでしょう。
適正価格を把握しにくい
クラシックカーの売買は盛んに行われているわけでもなく、情報も収集しにくいですから、売却するときの適正価格を把握しにくいです。
どのくらいが相場なのかが分かりにくいと、いくらで売ればいいのかの判断も難しくなります。少しでも高く売りたいと思っても、普通は相場との関係で価格を決めるのですが、相場を知らないと、売却価格を決める際に困ることにもなるでしょう。
初期費用が高い
クラシックカー投資では、初期費用が高くなります。
古い車なのだから安いのではと思う人がいるかもしれませんが、クラシックカーの場合、時を経るにつれて価値が上がり、価格が上昇することが多いです。購入には数百万円が必要なケースがあるほか、高いものだと数千万円から億単位というものまであります。
かなりの資金を準備しておかないと、クラシックカー投資には手が出しにくいです。
おすすめ軽自動車クラシックカー
話を軽自動車クラシックカーに戻しましょう。軽自動車クラシックカーで投資をするにしても、どのような車種を選べばいいか迷うこともあるでしょう。そこでおすすめの車種をいくつかのタイプに分けて紹介します。
新車もあるがクラシックカーも魅力的な車種
最初に紹介するのは、新車もあるが、クラシックカーも魅力的な車種です。新車購入を考えてもいいですが、おしゃれなクラシックカーもチェックしてください。
スズキ エブリイ
スズキ エブリイはワンボックス型の軽自動車で、現在6代目が新車として販売されています。
初代の登場は1982年でした。スズキ エブリイのクラシックカーというと、1990年代のものがよく販売されています。例えば、3代目DF51V型。
ヘッドライトが丸めタイプになっていて、周りは銀めっきで覆われ、可愛らしいアイラインを形成しています。グリルは縦の格子状でレトロ風。エンジンは3気筒の自然吸気のみ、駆動方式は4WDのみでトランスミッションは5MTのみとなっています。
スズキ ハスラー
スズキ ハスラーは、クロスオーバーSUVタイプの軽自動車で、現在2代目が新車として販売されています。
初代が登場したのは2014年。2014年1月発売モデルは室内空間も広く、使いやすいことに加え、アウトドアやスポーツも楽しみやすく、雪道や轍の走行も快適でした。
その後も幾多の仕様変更が行われていますが、軽自動車クラシックカーとは言え、比較的新しい部類に入る車です。状態もいいものが多く、資産価値も高くなるでしょう。
ダイハツ ミラココア
ダイハツ ミラココアはハッチバック型軽自動車です。初代の発売は2009年8月で、2018年2月に生産終了となりました。
特徴は丸いヘッドライトや前面パネル貼り風のインパネ。自動ブレーキなどの先進装備は備わっていません。
クラシックカーとしてのダイハツ ミラココアは比較的価格も安く、中古市場でも見つけやすい車種になっています。
マツダ フレアクロスオーバー
マツダ フレアクロスオーバーは軽自動車SUV。現在2代目が新車として販売され、多彩な機能と個性際立つデザインが特徴になっています。
ここでは、クラシックカーとして2015年式のフレアクロスオーバー XSを紹介しましょう。
小さな丸めのヘッドライト、水色に包まれたコンパクトな車体、控えめなグリルと、どこを見ても可愛らしいタイプの車です。窓が小ぶりで、プライバシーを確保しやすくなっています。
2015年式ということもあり、クラシックカーでも新しい方ですから、それほど傷んでもいないでしょう。投資用にいかがでしょうか。
ホンダ N-ONE
ホンダ N-ONEはトールワゴン・セミトールワゴン型の軽自動車。現在、2代目が新車として販売されています。
初代の登場は2012年11月。デザインが独特で、レトロな雰囲気に満ちています。特にフロントデザインは二段構えで、やや大きくスペースを取っています。存在感も放っていますね。
スズキ ジムニー
スズキ ジムニーは軽自動車のクロスカントリーSUV。優れた悪路走破性を誇り、先進の安全装備を備えた車です。現在、4代目が新車として販売されています。
スズキ ジムニーの歴史は長く、初代が登場したのは1970年4月のこと。つまり、クラシックカーといっても、様々な年代の様々なタイプがあります。
その中から1995年11月発売のJA12を取り上げましょう。
特徴の1つはサイドミラーが全車についたことと、フェンダーミラーからドアミラーに変更になったこと、オンロード走行における操縦安定性と快適性が向上したことなどです。
エンジンはF6Aエンジンで、実績がありました。
この年代のクラシックカーともなると、価格も比較的安く、手が出しやすくなっています。
レトロな雰囲気に満ちた車種
続いて、軽自動車クラシックカーのうち、レトロな雰囲気に満ちた車種を紹介しましょう。
スバルヴィヴィオ
スバルヴィヴィオはセダンやバンタイプの軽自動車。登場は1992年で、スバルの軽自動車レックスの後継車という位置づけでした。生産終了は1998年ですから、まさにクラシックカーです。
登場時に掲げられたキャッチフレーズは「SIMPLE RICH(シンプルリッチ)」。シンプルであっても、高品質な車だということでした。
随所に高品質ぶりが現れています。サスペンションは安価なリジットアクスル式を採用せずにストラット/コイルの4輪独立懸架方式。エンジンには当時の軽自動車にはめずらしい電子制御マルチポイント燃料噴射付きの直列4気筒を搭載していました。
「RX-R」グレードは「WRC(世界ラリー選手権)」でクラス優勝を遂げるという快挙も達成しています。
ダイハツミラジーノ
ダイハツミラジーノはクラシック風軽自動車。1999年から2009年までおよそ10年間にわたって販売されました。
クラシック風というだけに、レトロ感にあふれ、どこか懐かしさを感じさせます。インテリアのまとまりも仕立ても非常によくなっています。細部へのこだわりも光り、所有価値も高いです。
投資用にもおすすめのクラシックカーといえるでしょう。
スズキアルトラパン
スズキアルトラパンはハッチバック型軽自動車で、「ラパン」と呼ばれることもあります。初代の登場は2002年で、3代目が新車になります。
エクステリアの特徴は弁当箱から着想を得た丸みのある箱形デザイン。車体高は低く、広い室内空間を確保しています。
弁当箱デザインにはレトロな雰囲気があり、昔の思い出を思い起こさせてくれるようです・
マツダキャロル
マツダキャロルは歴史の古い軽自動車で、初代は1962年に登場しました。途中生産中断時期などもありましたが、現在8代目が新車として販売されています。
歴史が古いだけに、クラシックカーの種類も豊富です。全体にいえるのは愛らしいデザインとコンパクトな車体。女性からも人気の車種になっています。昭和レトロを感じさせる雰囲気も魅力です。
クラシックカー投資にも向いている車種です。
スバルレックス
スバルレックスはかつて軽自動車でしたが、現在はSUVになっています。
したがって、軽自動車時代のレックスがクラシックカーになります。レックスのクラシックカーは今も人気がある名車です。初登場は1972年で、当時としては斬新でスタイリッシュなデザインであり、高性能なスポーツモデルでした。
その後も仕様の変化がありましたが、ゴージャスなシート、快適な居住性、見事な静粛性と優れた特徴を有していました。
クラシックカー投資に購入するにしても、価値のある車だといえるでしょう。
ダイハツオプティ
ダイハツオプティは1992年から2002年まで販売された軽自動車です。
クラシックカーということもあり、性能的には現代の軽自動車に及びませんが、優れた静粛性、燃費のよさは誇るべき特徴です。レトロ感あるすらりとしたスタイルも魅力的。走っても快適です。
お手頃価格にもなっているので、クラシックカー投資初心者にも購入しやすいです。
スバル・サンバーディアス・クラシック
サンバーディアスは1991年の車名変更に伴って登場した車種で、1993年にレトロ調になったスバル・サンバーディアス・クラシックが販売されました。クラシック版では、ヘッドライトが丸形になり、グリルが縦に長い馬蹄型になっています。
外形デザインをレトロ調にしただけではありません。細部にもこだわりを見せています。ボディカラーはアーモンドグリーンもしくはエンジ色とアイボリーの2トーンになり、鮮やか。ホイールはスチール製で、アイボリーが塗られています。クラシカルなロゴ、クラシカルなメーターなども特徴です。
クラシックカーとしても価値ある逸品です。
軽自動車クラシックカーの購入場所
軽自動車クラシックカー投資をしたくなったら、購入する必要がありますが、どこで購入すればいいのかを説明しましょう。
クラシックカー専門店
軽自動車クラシックカーを購入するということなら、1番のおすすめ購入先はクラシックカー専門店です。
クラシックカーの保管には難しい点がいくつもありますが、専門店から購入する場合は整備がしっかりされているので、安心できます。また、購入後のメンテナンスも依頼でき、どのようにいい状態を維持していけばいいか悩んでいる人にも最適な購入場所となります。
自分で整備したい場合は、整備のコツも教えてくれるでしょう。さらに、軽自動車クラシックカーの最新情報も教えてくれるお店があります。
中古車ショップ
軽自動車クラシックカーを中古車ショップで購入することもできます。ただ、中古車ショップの場合は、クラシックカーだけを販売しているわけではなく、比較的新しい車種も扱っています。
また、クラシックカーについての専門知識を有している店員がいない場合もあります。
軽自動車クラシックカーを購入する際の注意点
軽自動車に限りませんが、クラシックカーを購入する場合、製造からかなり時間が経っているので、部品やパーツが劣化している可能性があります。そのため、こまめな整備が必要になってくるでしょう。
また、整備や点検の費用が高くなりがちなのもクラシックカー。初年度登録から13年以上経つと、税金も高くなります。
保険料もクラシックカーの方が高いです。クラシックカーを購入するときは、諸々の費用を計算に入れておきましょう。
購入後保管するときは、さびに注意が必要です。クラシックカーは湿気に弱く、さびやすいので、天候の悪い日の乗車後は汚れを落とし、水分を拭き取ってください。その上で乾燥させます。防さびスプレーなども活用したいところです。
まとめ|軽自動車クラシックカーで投資をしてみよう
今回は、軽自動車クラシックカーの紹介をしました。
軽自動車クラシックカーは趣味として所有しても楽しいし、投資に活用すれば大きな利益が上がることもあります。クラシックカー投資は経済情勢の影響も受けにくく、うまくいけばかなり儲かることもあります。
メンテナンスは大変ですが、専門家に任せることもできるので、採算が合うようなら軽自動車クラシックカーにチャレンジしてみてください。
マネートレンドNaviでは、クラシックカー投資を始め、投資に関する様々な情報を提供しています。投資に興味がある、投資で一儲けしたいという方はぜひチェックしてみてください。
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