「タイで不動産投資はできる?」「不動産投資をタイで行うときの注意点は何?」
タイの不動産投資に興味がある人は、このような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、タイで不動産投資を行うメリットやデメリット、物件購入のおすすめエリアなどを解説していきます。
タイ不動産投資の特徴がわかる内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
タイの不動産投資が人気!その理由を紹介
タイは不動産投資に人気の国となっています。
この章ではその理由について解説していきます。
理由①:経済成長率が高い
タイは近年、安定した経済成長をしており、国内総生産(GDP)の伸び率が高く、多くの投資家にとって魅力的な市場です。
特に製造業に従事する人の割合はタイの国民全体の15%程度ですが、GDPは約30%となっています。
トヨタ自動車や日産自動車などの日本企業がタイへ進出したことで、自動車産業が活発となり、「アジアのデトロイト」と呼ばれるまでに至っています。
今後も自動車産業は発展していく見込みのため、タイの経済成長も見込めると言えるでしょう。
理由②:経済活動が活発になっている
タイはASEAN(東南アジア諸国連合)に属しており、物流のハブ地として経済活動が活発になっています。
さらにはASEAN経済共同体が発足し、関税の撤廃や観光ビザの廃止、外資出資規制の緩和など、経済活動を活発にする仕組みがあります。
このようにタイは今後も経済活動が活発になるという特徴があると言えるでしょう。
理由③:駅が増加し周辺の住宅需要が増えている
タイでは政府より2010年にバンコク首都圏都市鉄道マスタープランを策定されました。
この内容は、2016年の約6倍となる線路を2029年までに作ると決めた内容です。
地下鉄の拡張もこの内容に含まれるため、道路の渋滞緩和や通勤通学の利便性向上が期待できるでしょう。
新しい駅周辺では住宅需要の増えているため、不動産の価値が上がると予想できます。
このように、タイでは国の政策として駅を増やしているため、住宅需要が増えています。
タイで不動産投資するメリット3選
タイで不動産投資を行う主なメリットを3つ紹介します。
メリット①:インカムゲイン・キャピタルゲインの両方を狙える
タイの不動産投資では、インカムゲイン(賃貸収入)とキャピタルゲイン(不動産の価値上昇による利益)の両方を狙うことができます。
タイでは住宅の需要が高まっており、賃貸市場が活発です。
賃貸収入を得ることで定期的な収益を期待できるとともに、経済成長や都市開発の進展により不動産の価値が上昇する可能性もあり、キャピタルゲインを狙うこともできます。
メリット②:税金が日本よりも安い
タイでは不動産投資に関する税金が日本よりも比較的安く設定されています。
日本では賃貸収入に対して税金がかかるものの、タイでは税金はかかりません。
固定資産税は2020年1月から90%引き下がり、物件評価額の0.02~0.10%となっています。
日本の固定資産税は物件評価額の約1.4%のため、タイの方が税金はかからないといえます。
このようにタイの住宅にかかる税金は日本に比べると安くなっていることは、タイでの不動産投資を行うメリットの一つと言えるでしょう。
メリット③:少額での投資が可能
タイでの不動産市投資は、比較的少額の投資でも参入することができます。
東南アジアのマレーシアでは最低価格基準があり少額での投資が難しいですが、タイには制限はありません。
さらには、不動産購入にかかる費用も安い場合が多いため、比較的少額で購入しやすいという特徴があります。
タイで不動産投資するデメリット3選
タイでの不動産投資にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
実際に投資する場合はデメリットも考慮したうえで行うことをおすすめします。
デメリット①:融資の金利が高い
タイの金融市場では、不動産投資のための融資金利が比較的高い場合があります。
特に外国人がローンを組む場合、借入できる金融機関が限られているため、タイ人よりも日本人の方が金利が高く設定されているケースが多くあります。
そのため、融資を受けて不動産投資を行う場合は、金利が高いことを考慮しなければなりません。
デメリット②:情報の取得が難しい
タイの不動産市場は先進国と比べて、情報の取得が難しいというデメリットがあります。
物件の所有者や賃貸料、市場価格などの情報が公開されていない場合もあり、投資家が適切な判断を下すのに支障をきたすことがあるため、注意しなければなりません。
不動産投資を行う上では、現地の情報を正確に取得できないと失敗する可能性が高くなるため、タイのエージェントを上手く使うなどの方法で情報取得ができるようにした方がよいかもしれません。
このようにタイでの情報取得は、先進国に比べると情報が入りにくいというデメリットがあります。
デメリット③:為替の変動
タイに限った話ではないですが、外国為替を扱うため、為替の変動には注意しなければなりません。
為替市場の不安定性や外国為替規制の変更など、為替リスクに対する十分な対策を講じる必要があります。
物件価格が上昇しても、為替差損で損する可能性もあるため、為替変動には気をつけなければなりません。
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タイで不動産投資する注意点5つ
実際にタイで不動産投資を行う際の注意点を5つ解説していきます。
注意点①:物件は自己管理
タイで不動産投資をする場合、物件紹介から購入・管理まで一括で引き受けてくれる不動産会社は少ないため、基本的に物件の管理は自己責任となります。
これには、修繕やメンテナンス、テナントの探索や契約管理などが含まれます。
海外に不動産を所有することは、遠隔地での管理やコミュニケーションの課題を伴うため、適切な管理プランや現地の専門家のサポートを検討しなければなりません。
このようにタイでの不動産管理は自己管理となる場合が多いため、対応方法を決める必要があります。
注意点②:文化の違い
タイの文化やビジネス慣行は日本と異なる場合があり、不動産投資に影響を与えることがあります。
たとえば、日本で不動産を購入すると不動産会社から手厚いサポートを受けられるケースが多いですが、タイの不動産会社ではほとんどないと言えるでしょう。
さらには、言語や法律、契約の仕組みなどについて異なるルールが存在し、理解に時間と努力が必要になるでしょう。
このように日本との文化の違いには注意しなければなりません。
地元の専門家やアドバイザーの支援を受けることで、文化の違いに起因する問題を最小限に抑える方法を検討した方がよいでしょう。
注意点③:日本の耐震構造基準とは異なる
タイの建築基準や耐震構造基準は日本と異なる住宅がほとんどです。
日本の耐震構造基準では、大震災が起こっても住宅が耐えられるような構造で作られていますが、タイでは地震の頻度は日本よりも少ないため、そもそもの基準が異なっています。
日本の住宅基準と異なっていることには注意しなければなりません。
注意点④:人気エリアは供給が多く価格下落のリスクがある
タイの人気エリアや観光地には多くの不動産投資が集中しています。
人気エリアでは、供給過剰や価格競争のリスクが存在し、投資収益が減少する可能性があります。
マーケットの需要と供給バランスを考慮し、将来的な成長性や収益性を評価することが重要です。
注意点⑤:30日未満の賃貸は違法になる
タイの法律では、ホテルの認可を受けていない人が30日未満の短期賃貸を行うことは、一般的に違法とされています。
ホテル業界を守るために決められた法律のため、必ず守らなければなりません。
30日以上の賃貸であれば合法となるため、賃貸期間には気を配る必要があります。
タイでの不動産投資におすすめのエリア3選
タイで不動産投資におすすめのエリアを3つ解説していきます。
エリア①:バンコク
バンコクはタイの首都であり、経済・商業・観光の中心地として活気があります。
不動産市場も大変活発で、高層マンションやオフィスビル、商業施設など多様な投資機会があり、特に、市内の主要エリアや交通の便が良い場所は需要が高く、賃貸収益や将来のキャピタルゲインの可能性があります。
上記以外にもバンコクが不動産投資におすすめな理由を解説していきます。
需要の高さ
バンコクは人口密度が高く、国内外からの移住者や労働者が多く集まる都市です。
さらに、観光客も多く訪れるため、住宅や商業施設、オフィススペースの需要が安定しています。
物件の種類
バンコクでは、高層マンション、コンドミニアム、オフィスビル、商業施設など、多様な不動産投資機会があります。
特に、市内の主要エリアや交通の便が良い場所は需要が高く、賃貸収益や将来のキャピタルゲインの可能性が高いといえます。
情報が取得しやすい
バンコクはタイの首都なため、他のエリアと比べると情報が取得しやすいという特徴があります。
不動産投資には情報収集が必要不可欠なため、情報取得しやすいバンコクは不動産投資におすすめの地域と言えるでしょう。
このような特徴がバンコクにはあるため、タイの不動産投資におすすめのエリアと言えます。
エリア②:シラチャ
シラチャはタイ東部に位置し、工業地帯や観光地として発展しています。
詳しくシラチャの特徴を解説していきます。
工業地帯としての発展
シラチャは工業地帯として知られており、多くの工場や産業団地が集積しています。
主要な工業分野には自動車製造、電子機器、化学産業などがあります。
これにより、工業用地やオフィススペースの需要が高まっており、不動産投資の機会があります。
ラヨーン港へのアクセス
シラチャはラヨーン港に近い位置にあります。
ラヨーン港はタイの主要な貿易港であり、物流の中心地です。
この利便性により、輸送や物流関連の企業が進出し、需要が高まっています。
観光地としての魅力
シラチャには観光地としての魅力もあります。
特に、コンダーラック寺院やシラチャ海洋水族館などが人気です。
観光客の増加により、観光施設や宿泊施設の需要も高まっており、投資機会があります。
成長のポテンシャル
シラチャはタイ政府の東部経済回廊開発計画の一環として、経済・観光・インフラの成長を促進する取り組みが行われています。
この計画により、シラチャの経済成長が期待されており、不動産投資のポテンシャルが高まっています。
このような特徴がシラチャにはあるため、タイの不動産投資におすすめのエリアと言えます。
エリア③:パタヤ
パタヤを不動産投資におすすめする理由を解説していきます。
観光地としての人気
パタヤは世界的に有名なリゾート地であり、海岸線や美しいビーチが魅力です。
特に、観光客や退職者からの需要が高く、バカンスや永住のための不動産投資が盛んです。
多様な物件オプション
パタヤでは、高級コンドミニアム、ビーチフロントの別荘、ゴルフコースに面した物件など、さまざまな不動産投資機会があります。
また、タイ国内外からの投資家に人気のある物件も多く、賃貸需要やキャピタルゲインの潜在性が高いため、不動産投資におすすめのエリアと言えます。
インフラの整備が進んでいる
パタヤでは、道路や公共交通機関の改善、ショッピングモールやレストランの増加などが進んでおり、生活の利便性が向上しています。
レジャー・娯楽施設の充実
パタヤは多くのレジャーや娯楽施設が集まるエリアです。
ナイトライフ、レストラン、スパ、ゴルフ、水上スポーツなどのアクティビティが充実しており、観光客や住民の娯楽ニーズを満たしています。
インターナショナルコミュニティ
パタヤは多国籍のコミュニティが形成されており、多くの外国人が住んでいます。
そのため、英語が通じやすく、国際的な環境が整っています。投資家や永住者にとって、異文化への適応が比較的容易であると言えます。
このようにパタヤには魅力が多いため、不動産投資におすすめのエリアです。
タイでの不動産投資は魅力が多い!情報を集めて成功させよう
この記事では、タイで不動産投資を行う特徴やメリット、デメリットなどを解説していきました。
タイはこれからも経済成長が見込まれるエリアのため、不動産の価値が上がる可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
不動産投資を成功に導くコツは、情報収集です。正確な情報を集めて成功させましょう。
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