「NFTアートはどうして投資対象として注目されているの?」「NFTアート投資をするメリットはある?」
近年、NFTアートが話題となっている中で、上記のような疑問を持ったことがある方もいるのではないでしょうか。
本記事では「NFTアートが投資対象として注目されている理由」「NFTアート投資をするメリット・デメリット」などについて解説します。
NFTアートやNFTアート投資の基本的なことがわかる内容になっているので、興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
NFTアート投資とは
NFTアート投資とは、株や不動産のように価値が変動するという性質を利用して、購入時の価格よりも高い価格で売却することで利益を得るという投資方法です。
NFTアート投資の方法としては、以下の方法があります。
- 購入したNFTアートを市場で出品して売却する
- 自分でNFTアートを作成して売却する
- NFTと関連のある暗号通貨を購入する
NFTアート投資は、人が作ったNFTアートを購入して、価格が上がるのをまってから売却するというのが一般的な方法ですが、自作することもできます。
自作するのは難しいという印象を持たれがちなNFTアートですが、スマホアプリなどで手軽に作成することができるのです。
また、NFTと関連のある暗号通貨を購入することでも、利益をあげられる可能性が十分にあります。
暗号通貨の中には、NFTと関連のある銘柄(エンジンコイン、チリーズなど)があるので、それらを購入するのもおすすめです。
NFTと関連のある暗号通貨を購入したら、NFTアートと同じように価格が上昇するのを待ちましょう。
1例として、エンジンコインは国内取引所に上場されてから2か月間で、価格が5倍以上に上昇したこともあります。
NFTアートはなぜ注目されているのか
近年、NFTアートが投資対象としてかなり注目されていますが、注目される理由には何があるのでしょうか。
NFTアートが投資対象として注目されるのには、NFTアートの特性が関係しています。
まずNFTとは「Non-Fungible Token」の頭文字を取ったものであり、日本語で表すと「非代替性トークン」です。
非代替性というのは「唯一無二」や「替えがきかない」などということを表しています。
また、トークンというのは、ブロックチェーン技術というものを使用して発行された暗号資産の総称です。
トークンに使用されているブロックチェーン技術は、データを破壊することや改ざんすることを防ぐための技術のことを指します。
NFTアートは、このブロックチェーン技術が使われたデジタルアートです。つまり、NFTアートは、著作権や所有権が明確になっており、それらを改ざんすることはできません。
また、NFTアートは従来のデジタルアートとは違い、無断で複製することができないという特徴があります。
そのため、従来のデジタルアートと比べて、資産的な価値が高いのです。
一昔前までのアート市場は、著名なアーティストや招待された人しか出品することができないというのが当たり前でした。
しかし、NFTアートができてからは、制作することができる環境やNFTマーケットプレイスにログインできる環境さえあればいいので、出品することに対するハードルがかなり下がっています。
このような「資産的な価値が高い」「誰でも出品できる」という特徴から、NFTアート投資が注目されているのです。
また、紛失や破損のリスクがないというのも、注目される理由の1つとしてあげられるでしょう。
NFTアート投資をするメリット
NFTアート投資をするとどのようなメリットが得られるのでしょうか。NFTアート投資で得ることができるメリットは、次の通りです。
- 価値が下がりづらい
- 経年劣化がない
- コミュニティが生まれる
NFTアートには、価値が下がりづらいという特徴や、経年劣化がないという特徴があり、それらがメリットに直結しています。
また、NFTアート投資をすることでコミュニティが生まれるというのも、メリットの1つです。
それぞれについて解説するので、NFTアート投資をすることを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
価値が下がりづらい
NFTアート投資をするメリットの1つとして「価値が下がりづらい」ということがあげられます。
株や不動産などの投資の場合、その価値が暴落するということは珍しいことではありません。
しかし、NFTアートの場合は、価値が暴落することがほとんどないのです。これには作品自体の価値というよりも、作品を作った人に価値があることが関係しています。
レオナルド・ダ・ヴィンチやピカソのような現代でも評価され続けている人たちが、良い例でしょう。
彼らの場合、絵画が評価されていますが、NFTアートも例外ではありません。著名な人物によって作られたNFTアートは、相応の評価がされ、価値が下がりづらいとされているのです。
価値が下がりづらいという恩恵を受けたい場合は、著名な人物によって作られたNFTアートを購入するのがおすすめです。
また、NFTアートであれば、損傷してしまったり紛失してしまったりすることがないので、そのようなリスクを避けることもできます。
作品を保管する環境に不安があるという方にとっても、NFTアート投資は非常におすすめです。
経年劣化がない
NFTアート投資では「経年劣化がない」という保管時のリスクを避けることができるメリットもあります。
NFTアートは、デジタルアートなので、実物は存在しません。そのため、時間が経つにつれて作品が劣化していくということが無いのです。
投資の方法として、ワインやウィスキーなども人気ですが、これらを数百年もの間、良い状態で保管するというのは非常に困難でしょう。
NFTアートの場合は、ワインやウィスキーなどのように保管する環境を整える必要がないのにも関わらず、購入したときと同じ状態を保つことができます。
また、先ほども解説したように破損してしまったり、紛失してしまうというリスクもありません。
このように、NFTアートは「経年劣化がない」「破損するリスクがない」「紛失してしまうリスクがない」という特徴があるので、投資対象として非常におすすめです。
投資対象となるものを長期的に保有したいという方や、保管する環境に自信がないという方は、NFTアート投資をするといいでしょう。
コミュニティが生まれる
NFTアート投資をすることで「コミュニティが生まれる」というメリットもあります。NFTアートは、投資対象以前にアートという芸術です。
そのため、NFTアートを投資対象ではなく、アート作品を楽しむというような趣味的な感覚で楽しむこともできるでしょう。
NFTアートではありませんが、現代アートマーケットの拡大を目的としたコミュニティが国内にも存在しています。
例えば、1年に1作品(ワンピース)以上購入することを約束しているアート愛好家のコミュニティである「ワンピース倶楽部」などです。
国外では、ニューヨーク近代美術館(MoMA)が主催のパーティーが開催されています。
アートに関するコミュニティは社交場のような役割となり、コミュニティに参加することは、1種のステータスとして扱われることもあるようです。
NFTアートを投資対象としてだけではなく、アート作品として楽しむことができる方は、このようなコミュニティに参加してみてはいかがでしょうか。
様々な人とコミュニケーションを取る場としても、NFTアートの情報交換の場として利用するのもいいでしょう。
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NFTアート投資をするデメリット
NFTアート投資をするうえでは、メリットだけでなく、デメリットも存在します。NFTアート投資をするデメリットは、次の通りです。
- 偽物を購入してしまう恐れがある
- 売却するのが難しい
- 手数料がかかる
NFTアートに限らず、アート作品というものは、偽物を購入してしまう恐れがあるという特徴があります。
また、初心者が作成したNFTアートは、著名人が作成したNFTアートよりも売るのが難しいことや、手数料がかかってしまうこともデメリットです。
それぞれのデメリットについて解説するので、ぜひ参考にしてください。
偽物を購入してしまう恐れがある
アート作品の偽物は、本物と全く同じような見た目をしているため、見た目だけで区別を付けるのは非常に難しいです。
特にNFTアートの場合は、画像のデジタルデータが本質的に同じものということから、見分けることがさらに難しいうえに、見た目だけならば簡単にコピーすることができてしまいます。
NFTアートを利用した詐欺師は、本物のNFTアートの画像をダウンロードして、自分のコレクションのように販売するので、注意しなければなりません。
では、偽物のNFTアートを購入しないようにするためには、どうしたらいいのでしょうか。詐欺にあう確率をできるだけ低くする方法としては、次のような対策が有効です。
- OpenSeaの公式認証があるかどうかチェックする
- アカウントと紐づけられているSNSをチェックする
- オーナー数やトレード数をチェックする
OpenSeaの公式認証があるかどうかチェックする
OpenSeaとは、世界最大規模のNFTマーケットプレイスのことで、OpenSeaの公式認証は、アカウント名の横にある青いチェックマークのことです。
OpenSeaの公式認証があるアカウントは、メールアドレスが設定されていることや規約違反をしていないなどの最低条件を満たしていることを表します。
公式認証がないと絶対に信用できないとは言い切れませんが、信用の証明としては十分な価値があるものです。
アカウントと紐づけられているSNSをチェックする
NFTアートを販売しているアカウントがSNSと紐づけされている場合は、SNSをチェックするのも有効だといえます。
SNSをチェックすることで、NFTアートを作成した本人かどうかを確認することができるのです。
SNSをチェックする際は、日ごろの発現やフォロワー数などをみることで、本人かどうかを見極めることができます。
オーナー数やトレード数をチェックする
偽物のNFTアートを販売しているアカウントの特徴として、オーナー数やトレード数が極端に少ないというものがあります。
信頼できるアカウントであれば、ある程度のオーナー数やトレード数があるのが一般的です。
それにも関わらず、オーナー数やトレード数が少ないということは、信頼してはいけないアカウントである可能性があります。
NFTアートを購入する際は、オーナー数やトレード数もチェックするようにしましょう。
売却するのが難しい
NFTアートは、作品に価値がついて価格が上昇することもありますが、作者に価値があることで価格が上昇することが多いです。
そのため、著名人ではない初心者が作成したNFTアートは、なかなか買い手が現れないということがあります。
初心者が作成したNFTアート以外にも、人気のない題材や絵柄であった場合、オークションに出品しても買い手が付かないということも珍しくありません。
NFTアート投資をすることを目的とする場合は、このようなデメリットがありますが、著名人が作成したものを購入して販売することで、このデメリットの影響を大きく減らすことができます。
NFTアート投資を目的としている方は、初心者が作成したものを購入することは避けるといいでしょう。
手数料がかかる
NFTアートの取引をする際は「ガス代」と呼ばれる手数料がかかってしまうというデメリットがあります。
NFTアートのガス代は、次のような場合にかかるのが一般的です。
- NFT売買を行うとき
- NFTを送ったり受け取ったりするとき
- NFTの販売を停止したとき
- NFTを値下げするとき
- イーサリアムを送ったり受け取ったりするとき
- イーサリアムを別の通貨に変換するとき
上記のように、ガス代は、発生することが少し多いという特徴があります。
イーサリアムとは、NFTの取引で利用される仮想通貨の1種です。イーサリアムを送ったり受け取ったりする場合や、別の通貨に変換する場合にもガス代がかかってしまうので、注意しましょう。
先ほど軽く解説した「OpenSea」で取引する場合は、初回にガス代を支払うことで、初回以降はガス代はかかりません。
ガス代が気になるという方は、OpenSeaをメインに利用して、NFTアート投資を行うと良いでしょう。
ガス代をできるだけ抑えることは、NFTアート投資で利益をあげることにも繋がります。
NFTアート投資で利用できるマーケットプレイス
NFTアートを市場で販売するには、マーケットプレイスというインターネット上の市場に、ファイルをアップロードする必要があります。
マーケットプレイスにNFTアートのファイルをアップロードすることで、購入したい人が、暗号通貨を使用して、NFTアートを購入できるというものです。
代表的なマーケットプレイスとしては、次の3つがあります。
- NFTstudio
- Coincheck NFT
- OpenSea
TOKENLINKとCoincheckは、国内のマーケットプレイスで、OpenSeaは国外の世界最大規模のマーケットプレイスです。
それぞれについて解説するので、ぜひ参考にしてください。
NFTstudio
NFTstudioは、CryptoGames株式会社が運営しているマーケットプレイスで、イラストレーターが作品をNFT化して販売することができます。
CryptoGames株式会社は国内最大級のブロックチェーンゲーム「クリプトスペルズ」というゲームを開発した会社です。
そのため、NFT売買のノウハウが社内に蓄積されているという特徴があります。
NFTアートが転売された場合は、イラストレーターに手数料の一部が還元されるという仕組みを採用しており、かなり注目されているマーケットプレイスです。
NFTアートを自作して販売することも考えている方は、NFTstudioを利用するといいでしょう。
Coincheck NFT
Coincheck NFTは、近年のNFTマーケットプレイスのリリースが相次ぐ中で参入したマーケットプレイスですが、今後のNFT市場で主役となる存在だといわれています。
Coincheck NFTを運営しているのは、Coincheckという国内の暗号資産取引所としては最大手の会社です。
「The Sanbox」や「CryptoSpells」などのブロックチェーンゲーム内のアイテムの取引が中心ですが、NFT化されたアート作品の取引を行うこともできます。
Coincheck NFTの利用を考えている方は、Coincheckでの口座開設が必要となるので、注意しましょう。
OpenSea
OpenSeaは、米国を拠点としている2017年にリリースされたNFTマーケットプレイスです。
イーサリアムと呼ばれる仮想通貨の1種を利用して、ブロックチェーンゲーム内のアイテムやNFTアートの取引を行います。
先ほども解説したように、OpenSeaは、取引を行う際に問題となりがちな、ガス代を抑えることができるというのが大きな特徴です。
NFTアート投資に必要な費用をできるだけ抑えたいという方は、OpenSeaを利用するといいでしょう。
絵画投資におすすめのサイトについて興味のある方は、こちらの記事を参考にしてください。
NFTアート投資におすすめの作品の種類
NFTアートの中には、投資対象としておすすめの作品がいくつかあります。投資対象としておすすめのNFTアートの種類は、次の通りです。
- セカンダリーアート
- 有名な作家のプライマリーアート
- 無名な作家のプライマリーアート
すでに取引されたことのある作品である「セカンダリーアート」や、有名な作家、または無名な作家が作成したNFTアートなどがおすすめです。
それぞれについて解説するので、ぜひ参考にしてください。
セカンダリーアート
セカンダリーアートとは、すでに取引された履歴を持つ作品のことをさします。セカンダリーアートは、人気なものや有名なものが多いので、その後の価格上昇が期待できるというのが特徴です。
過去に高額で取引された履歴のあるセカンダリーアートは、特に価格上昇の期待ができます。
NFTアート投資をする際は、高額で取引された履歴のあるセカンダリーアートを購入するのがおすすめです。
高額で取引された実績を持つ作家の作品は、需要がかなり高いので、目をつけておくといいでしょう。
有名な作家のプライマリーアート
プライマリーアートとは、プライマリーマーケットと呼ばれる、作品が世に出る最初の市場で販売されている作品のことをいいます。
プライマリーアートは、セカンダリーアートのように取引されたことが無いため、比較的安価で購入できるのが特徴です。
ただし、作家が事務所などに所属している場合は、直接販売してくれないということも十分に考えられるので、注意しましょう。
また、有名作家の作品は非常に人気が高いので、購入できる確率はかなり低いと考えてください。
現代アート作家として有名な方々について気になる方は、こちらの記事を参考にするといいでしょう。

この記事に書かれている作家がNFTアートに参入した場合、高額で取引されることが予想されます。
無名な作家のプライマリーアート
先ほども解説した通り、有名な作家の作品は、プライマリーアートだとしても購入するのは非常に困難です。
しかし、無名な作家のプライマリーアートであれば、このような問題を気にする必要はありません。
人気もそれほど高くないことや、価格も比較的安いことが予想されるため、入手が難しいということはないでしょう。
将来、その作家が有名になった時のために作品を保管しておき、数年後に販売するというのもおすすめです。
ただし、無名な作家のうち、どの作家も必ず売れるという訳ではないということを覚えておく必要があります。
有名になることなく、無名のままであるということや価格が上昇しないというリスクがあることを考慮して購入するようにしましょう。
まとめ│NFTアート投資は少額からでも始められる!
本記事では「NFTアートが投資対象として注目されている理由」「NFTアート投資をするメリット・デメリット」などについて解説しました。
なぜNFTアート投資が注目されているのか、NFTアート投資のメリットやデメリットなどを理解していただくことはできたでしょうか。
NFTアート投資は、無名な作家のNFTアートを投資対象とすることで、少額からでも始めることができる投資です。
有名な作家のNFTアートとなると、高額なものや入手が困難なものが多いので、まずは無名な作家のNFTアートを購入してみてはいかがでしょうか。
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