投資対象となるような希少価値の高いウィスキーを購入する方法として抽選イベントに参加するのもおすすめです。
ウィスキー投資に興味がある人は百貨店や専門店などリアルな場や、オンライン上で開催されるウィスキーの抽選会についての情報を集めることもおすすめです。
この記事ではウィスキーの抽選会とは具体的にどのようなものかや、抽選会に関する情報の集め方等を解説します。
投資対象のウィスキーを抽選で購入する方法
単に酒屋などで購入する方法以外にも、ウィスキーの購入方法にはさまざまなものがあります。
その中でも手軽に試せる方法が「抽選」です。
一般的な「抽選会」と同様、ウィスキーの抽選会では抽選に当選し、購入権を手に入れた人だけが対象となるウィスキーを購入できます。
開催形式にはさまざまなものがあり、イベントの形式としては百貨店や専門店などリアルの場でのものもあれば、インターネット上で行われるものもあります。
特に希少度が高く、人気のある高級なウィスキーは一般販売ではなく抽選で販売されることも多いです。
あくまでも抽選であるため、確実に欲しいウィスキーが買えるというわけではありませんが、さまざまな抽選に何度か応募することで投資先として相応しいウィスキーを手に入れられる確率が高くなります。
また、外れた場合も別の人気のお酒が購入できるといったルールを設けている抽選イベントも存在します。
普段はなかなか購入できないウィスキーが購入できる可能性があるため、投資先としてのウィスキーを購入したい場合は抽選についての情報もチェックするようにしましょう。
抽選対象となるウィスキーの特徴
以下では抽選対象となるウィスキーの特徴を解説します。
数量限定かつ値段が高い
数量限定で生産・販売されているウィスキーは希少度が高くなるため人気を集めやすく、必然的に値段も高くなります。
人気があるのに数量限定でしか発売されない理由はさまざまです。特に現在のジャパニーズウィスキーについて言えば、「原酒が足りておらず供給量が需要に追いつかない」というジャパニーズウィスキーが置かれた現状が数量限定でしか販売できない原因となっています。
このように希少度・人気度が高く高価なウィスキーをより平和的に販売するという目的も抽選販売にはあります。
世界的に人気がある
サントリーの山崎・白州・響、ニッカウヰスキーの竹鶴・余市・宮城峡などのジャパニーズウィスキーだけでなく、ザ・マッカラン、ラフロイグといったウィスキーとしての歴史が長く、海外でも人気のものが抽選対象となっているイベントも数多く存在します。
世界中から人気を集めるウィスキーであるため、需要が高くなるだけでなく希少度も高くなり、結果として価格が高騰します。
抽選情報の集め方
抽選は何度も挑戦することによって運が向いたタイミングで投資先となるウィスキーが入手できるようになるため、ウィスキーの抽選で投資先となるウィスキーを購入するにはさまざまなイベントに何度も挑戦する必要があります。
1.公式サイトをチェックする
各メーカーの公式サイトに抽選情報が掲載されることもあります。そのためこまめに公式サイトをチェックすることは非常に重要です。
公式サイトにアクセスするだけでなく、メーカーのSNSアカウントをフォローすることも情報を早くキャッチできます。
あくまでも「抽選」であり「先着」ではないものの、情報を早くキャッチできるかどうかは非常に重要です。
抽選は何度も応募することで欲しいウィスキーが入手できるものであるため、より当選確率を高めたいのであれば積極的にリアルタイムでの情報収集をするようにしましょう。
むしろ先着ではないからこそ、抽選は情報収集力が鍵になるのです。
2.百貨店に通う
百貨店で開催される抽選イベントの場合、店内でイベントについての告知がされることがあります。
これから開催される抽選イベントの内容や開催日時、応募方法、応募期間、応募条件等がチェックできるため、百貨店での抽選イベントを狙うのであれば足繁く百貨店に通うことをおすすめします。
特に百貨店での抽選イベントは家族や友人の協力の下、数口応募することができる場合もあります。周囲からの協力を得るのであれば早めに日程を把握しなければなりません。
いち早く情報をキャッチするためにも、最低でも週に一度は百貨店に足を運ぶよう心がけましょう。
インターネット上で公開されることもありますが、実際の店舗に行くことでより正確な情報を手に入れられます。
3.ネット上で情報を集める
インターネット上でもウィスキーの抽選イベントが開催されています。公式サイトで開催されるものだけでなく、SNS上で開催されるもの、専用アプリをダウンロードする必要があるものなどさまざまです。
SNSでイベントアカウントをフォローするなど、日頃から抽選イベントについての情報を集めるよう心がけましょう。
特にオンライン上の抽選イベントは実店舗で開催されるものに比べて倍率が非常に高いです。倍率をカバーするためにもたくさんの抽選に応募する必要があるため、たくさんのイベント情報をキャッチする必要があります。
4.抽選を開催している酒屋の情報をチェックする
リアルな場で開催される抽選イベントは百貨店だけでなく、酒屋などでも開催されます。高級ウィスキーの取扱がある酒屋が発信している情報をチェックすることで、ウィスキーの抽選会についての情報もいち早くキャッチできるようになるでしょう。
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ウィスキー投資のために抽選に応募する際の注意点
希少価値が高く世界的に人気のあるウィスキーが購入できるため、投資先としてのウィスキーを購入するのであれば抽選は非常に有効です。
しかし抽選イベントではさまざまなルールが設けられています。こうしたルールを守らなければ抽選で仮に当たったとしても実際に購入できないという事態になりかねません。
それぞれの抽選イベントで設けられているルールに則った上で応募するようにしましょう。
以下では抽選に応募する際の主な注意点について解説します。
複数口応募するのはマナー違反になる可能性もある
当選確率を上げるために複数口応募する行為はマナー違反になる可能性もあります。
実店舗で開催されるイベントでは家族や友人などの協力をえた上で複数口応募することができることもありますが、筆跡などで同一人物による応募ということがばれたというケースも存在します。
さらに抽選結果を発表するライブイベントで別名義の応募で2本当たってしまった場合は会場にいる他の応募者から批判される恐れもあります。
協力者がいる場合はなるべく本人に名前を書いてもらうようにし、ライブイベント等にも本人に参加してもらうようにしましょう。
また、インターネット上での抽選に当選確率を高める目的で複数のアカウントを作成した上で応募する行為を禁止しているイベントも多いです。
ウィスキーガチャなどでは希望するウィスキーが入手できないリスクがある
抽選イベントの中には「ガチャ」と呼ばれる、購入権が得られるウィスキーが抽選結果が発表されるまで分からないものも存在します。
このようなイベントの場合は希望するウィスキーが入手できない可能性があるため、確実に希望するウィスキーが欲しいという人には向いていません。
ウィスキーガチャには「確実に欲しいものが手に入るわけではないものの、人気のあるウィスキーが買える」という魅力があります。
こうした魅力やスリル感もウィスキー投資の中の楽しみの一つとして捉える人は多いです。
「百貨店会員限定」などの応募条件が設けられていることもある
「20歳以上であればどんな人でも応募できる」というものももちろん存在する一方で、抽選イベントの中には特定の条件を満たしていなければ応募できないものも少なくありません。
例えば百貨店関係のイベントの場合は「百貨店会員限定」などの条件が設けられていることもあります。
条件を満たさなければ応募できないのであればまだ救いがありますが、とりあえず応募できるものの条件を満たしていないという理由で選考対象として見なされない場合は自分でも落選理由に気づきにくいため「何度も応募してるけど当選しない」という状況に陥る恐れがあります。
応募条件は必ずチェックしましょう。
インターネット上での抽選会は倍率が高い
実店舗での抽選会に比べてインターネット上でのイベントは多くの人が手軽に応募できることから倍率が非常に高くなります。
そのため何度も応募してもなかなか当選しないことも珍しくありません。
手軽に挑戦できる分、落選することも楽しめるメンタルが求められます。
なぜ抽選が開催されるのか
一般的な販売方法で流通しているものも多い中で、なぜあえて貴重なウィスキーを対象とした抽選イベントが開催されるのでしょうか?
以下では主にジャパニーズウィスキーについて、抽選が開催される背景について解説します。
1980年代の日本のウィスキー市場の冷え込み
日本のウィスキーは世界的にも高く評価されており、「ジャパニーズウィスキー」は歴史が浅いにもかかわらず現在世界5大ウィスキーに数えられています。
しかし1980〜1990年代は国内でのウィスキー消費が滞り、市場が非常に冷え込んでいた時代でした。商品であるウィスキーが売れないとなるとメーカーは原酒の生産もストップさせざるをえなくなります。
また、今でこそウィスキーは幅広い世代に親しまれているアルコールですが、昔は「ウィスキーは年配の人が飲むお酒」というイメージが一般的でした。
こうしたイメージを払拭し若い人にもウィスキーを楽しんでもらい、ウィスキーが売れない状況を打開するためにサントリーが販売し始めたのがハイボールです。
ハイボールという飲み方は国内で受け入れられ、一気に広まり、その結果ウィスキーは親しみのあるアルコール飲料となりました。
しかしハイボールの人気の高まりが当初の予想以上だったこと、そしてハイボールはストレートやロックなどよりもウィスキーを消費する飲み方であること、そして2014年に放送されたNHK連続テレビ小説『マッサン』がウィスキー人気に火をつけたことにより、需要に供給量が追いつかない現象が起きました。
世界的なジャパニーズウィスキーの人気の高まり
ミズナラで作った樽で熟成させる日本のウィスキーにはウィスキーの本場スコッチウィスキーにはない香りと風味があることから世界中のウィスキー愛好家の間で人気があります。
それまで親しまれていたウィスキーにはないオリエンタルな華やかさを楽しむために、現在ジャパニーズウィスキーは世界中の愛好家が狙っているウィスキーです。
国内市場においても品薄状態であるにもかかわらず、世界中から愛されるウィスキーであることから、日本のウィスキーは現在他の国では見られないほどの品薄状態に陥っています。
山崎や余市、イチローズモルトなどが一般流通ではなく抽選による販売という手法がとられるのは、このように非常に人気があるウィスキーであるためです。
ウィスキーは保存がしやすい
適切な保管方法の下であればウィスキーは長期間保存することができます。従って販売時から時間が経てば経つほど希少度が高まり、価値も高くなる性質があります。
こうしたウィスキーならではの特徴もまた、抽選対象として扱われる理由の一つです。
ウィスキーの保存方法についてはこちらをチェックしてください。
投資対象として人気のあるウィスキーブランド
以下ではウィスキー投資をする上で世界的にも人気のあるウィスキーを紹介します。
山崎
万葉集でも水の名所として歌われている山崎にあるサントリーの山崎蒸留所で生産されるウィスキー「山崎」は、ジャパニーズウィスキーを代表するものとして世界中から愛されているウィスキーです。
ミズナラ樽を使用して貯蔵された原酒と、ワイン樽を使用して貯蔵された原酒を組み合わせることで作られているため、フルーツを彷彿とさせる甘くやわらかな香りを持つのが特徴です。
白州
山梨県にあるサントリーの白州蒸留所で作られるウィスキーである「白州」は、日本国内でも有数の軟水を使用していることからキレのあるクリアな辛口が特徴のウィスキーです。
爽やかな新緑や果物などを彷彿とさせるやわらかな甘さに加えて、原料の乾燥にピート(泥炭)を使用することによって生まれるスモーキーさを兼ね備えています。
こうした味の特徴から、ロック、水割り、ハイボールなど幅広い楽しみ方ができるウィスキーです。
響
サントリーの蒸留所は国内に山崎蒸溜所、白州蒸溜所、知多蒸溜所の3つがありますが、これら3つの蒸留所で生産される原酒をブレンドして作られるのが「響」です。
響はサントリーの企業理念である「人と自然と響きあう」とブラームスの「交響曲第一番 第四楽章」のイメージを元にして作られています。
パイナップルやベリー類をイメージさせるフルーティーな香りと、クリームの甘い香りの調和が取れた味わいが特徴で、軽やかな味わいであるにもかかわらず奥行きを感じさせることから日本国内のみならず世界中から愛されているウィスキーです。
ザ・マッカラン
「シングルモルトの王道」と呼ばれるほど世界中から人気を集めるウィスキーであるザ・マッカランは、ウィスキーの本場・スコットランドで作られています。
スコットランドを流れるスペイ川流域の気候と産出される水はウィスキー作りに最適なものとして古くから知られていました。
従ってスペイ川流域には現在もウィスキーの蒸留所が数多く存在しており、ザ・マッカランはその中でも特に華やかかつ上品な甘さとまろやかさを持つウィスキーとして「シングルモルトのロールスロイス」と謳われています。
マッカランについてさらに詳しい情報はこちらをチェック
まとめ:投資対象となるウィスキーを手に入れるために抽選に参加しよう
ウィスキー投資では希少価値・人気共に高く、価格の高いものが投資対象となりやすいです。抽選に応募することでこうしたウィスキーを入手できる確率を高めることができます。
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